日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2008.4.20  No.1261
日本共産党新座市委員会
「こんな制度だれが作った!」
後期高齢者医療制度に怒りの声
 4月13日日曜日、日本共産党は志木駅南口広場で「後期高齢者医療制度の廃止を求める」署名活動をおこない、1時間半に127筆の署名が寄せられました。

 「長寿医療保険などふざけている」と制度を作った自民、公明党への怒りが噴出。年金天引きや差別医療など、お年寄りを苦しめる制度の問題点がテレビ報道されてきたためか、若い人たちも進んで署名してくれました。
「間違って捨ててしまった」など保険証の再発行が約百件
 4月1日から始まった後期高齢者医療制度は全国で怒りと混乱が渦巻いています。

 「保険証が届かない」「扶養なのに間違って天引きされた」などの事態も生じ、市町村は対応に追われています。

 新座市の高齢者福祉課も制度の説明など電話の対応に追われました。保険証が届かず返送されてきたのは19件で、一人暮らしで入院中なのかなど現在調査中とのこと。また、保険証を間違って捨ててしまった等で保険証の再発行は百件近くあるとのことでした。

 保険証は白地で文字も小さく高齢者には分かりにくいとの声があるため、改善方を埼玉広域連合に要望していくそうです。
後期高齢者医療制度説明会に参加して〈投稿〉
 栄公民館でおこなわれた後期高齢者医療制度の説明会に参加しました。

 市民からは、「保険料が通知されていないのに実施するのはおかしい。延期すべき」「市の説明(スライド)の内容を書類でほしい。見ていても理解できない」「90歳で要介護4。立つことのできない母は息子に扶養されているが、均等割4万2530円が年金天引きされてはデイサービスにも行くことができない」などの意見が出されていました。

 主治医制度などで受診が抑制されますが市は「医療は今までと変わらない」と言うだけ。参加者から「4月に整形外科に行ったら以前は3回の治療が2回になった。変わらないと断言しない方がいい」と言われる一幕もありました。出された意見を県に報告して良いものにして欲しいと思います。

(森)
"すぐそこ新座" 春祭り 二万人の参加者でにぎわう
 4月12日13日、新座市総合運動公園で『”すぐそこ新座” 春祭り』が開催され、のべ二万人が参加しました。初日は快晴に恵まれ一万五千人もの方が訪れ大盛況でした。

 今年はシティーウォーキング、朝霞法人会新座支部主催のうどん祭り、植木祭りも同会場で行い、多くの参加者は美味しいうどんを食べ、菜の花摘みを楽しんでいました。

 二日目はぐずついたお天気でしたが、特設ステージでは新座少年少女合唱団、ウクレレ同好会が素晴らしい合唱と演奏を披露してくれました。共産党市議団も参加しました。
「主たる介護者は娘」「健康状態が悪化」
新座市が「介護保険利用実態調査報告書」をまとめる
 介護保険の第四期事業計画を策定するにあたり、新座市は利用実態調査を行い、その報告書ができました。「主たる介護者は娘」「保険料が高い」「軽度に判定されデイサービスに行けなくなった」など、市民の実態が反映されています。市民の声を生かした介護保険事業計画の策定が望まれます。
 調査は居宅サービス利用者全員(1962人)、施設サービス利用者全員(554人)、要支援・要介護と認定された人でサービスを利用していない人全員(1105人)、ケアマネージャー全員(122人)、65才以上の市民から抽出した3000人、合計6743人に調査用紙を郵送し、回答をいただいたものです。
(回答者4105人・回答率61%)
〈居宅サービス利用者〉
問8:介護が必要になった直接の原因は?
「脳血管疾患」が最も多い
介護が必要になった原因は「脳血管疾患」が15.9%で最も多く、次いで「骨折・転倒」「認知症」「衰弱」と続いています。
介護が必要になった直接の原因は?
〈居宅サービス利用者〉
問19-1:主な介護者の続柄は?
「娘」が最も多い
「娘」が24.6%で最も多く、次いで「妻」が21.9%、「夫」が14.3%と続いています。
主な介護者の続柄は?
〈居宅サービス利用者〉
問27:介護保険制度で改善を望む点は?
「安心して入所できる施設を増やす」
「安心して入所できる施設を増やす」が最も多く41.1%、次いで「利用料や保険料の金額」が28.9%と続いています。
介護保険制度で改善を望む点は?
問19-3:主な介護者の健康状態は?
「健康でない」「病気または障がいがある」が54.6%
「健康である」が40.3%。一方、「健康でない」、または「病気や障がいがある」は合わせて54.6%となっています。
主な介護者の健康状態は?
保険料に対する意識
前回調査に比べて「高い」の割合が多くなっている
前回調査に比べて「高い」の割合が多くなっている
〈市民の声〉

◎病院への通院介助をしてもらえなくなったので困っている。

◎要支援になってデイサービスに行く日が少なくなり一日中家でゴロゴロでは身体にも心にも良くない。

◎車いすの利用が出来なくなったのでどこにも行けない。

◎同居者がいる人は保険が使えないと自費でやってもらっているがお金がかかり過ぎ。保険料も高いのに自費が多い。

◎通所介護が週一回しか利用できない。もっと利用できるようにしてほしい。

◎グループホーム入所のため・・・ベットを自費で借りている。

◎訪問入浴介護の回数を増やしてほしい。

◎要支援になったため、早く自立したのに、リハビリの回数が減り落ち込んでいる。

◎施設の職員を増やしてほしい。患者に対して人数が少なすぎる。
ガソリン代を上げるな
暫定税率「再議決」許さないたたかいの先頭に
塩川鉄也衆院議員が市田書記局長と街頭演説
塩川鉄也衆院議員が市田書記局長と街頭演説=さいたま市のJR大宮駅東口前

 4月1日をもって、無駄な道路を作る根拠となっていた道路整備財源特例法が失効し、暫定税率も期限切れとなりました。ガソリン代が20円ほど下がり、諸物価があがった4月に庶民には嬉しいプレゼントとなりました。

 国会での徹底審議を通じて「道路中期計画」の白紙撤回、衆議院での「再議決」を許さないたたかいに全力を注ぎます。

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