日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2008.4.13  No.1260
日本共産党新座市委員会
後期高齢者医療制度始まる
 高齢者の怒りが噴出している後期高齢者医療制度が4月1日から始まりました。新座市の対象者は1万332人で、そのうち社会保険からの移行者は1443人、特別徴収(年金天引き)の対象者は7007人、普通徴収の対象者は3325人です。また保険料の7割軽減対象者は3122人、5割軽減対象者は174人、2割軽減対象者は570人と見込んでいます。所得がない人でも1万2750円の保険料が徴収されます。

 2日から市主催の説明会が始まり2会場で52人の参加がありました。

今後の説明会の予定
栄公民館 4月9日 13:00〜15:00
栗原公民館 4月11日 10:00〜12:00
西堀新堀コミセン 4月14日 13:00〜15:00
野火止公民館 4月16日 10:00〜12:00
大和田公民館 4月21日 13:00〜15:00
東北コミセン 4月23日 10:00〜12:00
参加者から投稿がありましたので紹介します。
 4月3日に中央公民館で行われた説明会に出席しました。

 はじめに高齢者福祉課の担当者がスクリーンを使って説明した後で、質疑応答が行われました。全体を通して「大切なこと」と感じたのは次のような点です。

1保険料は75歳以上の人なら夫にも妻にもかかる。
2保険料は所得割と均等割から成るが、均等割は収入により7割から2割の軽減措置がある。
3保険料は高齢者福祉課に問い合わせれば教える。
4年額18万円以上の年金を受けている人は保険料が年金から天引きされ、それ以外の人は国保と同様に7月から年間8回に分け、市に納める。
5天引きは10月から開始されるが、それまでの前半分は7〜9月に窓口で納入する。7月に4、5月分を、8月に6、7月分を、9月に8、9月分を納入し、10月分からは年金天引になる。
6組合健保などの被用者保険に入っている子供の扶養家族になっている人はこれからは保険料を納めることになるが、はじめの半年はゼロ、その後の半年は均等割を1割、その後の1年は均等割を5割負担とする。しかし、子供が国保の場合の扶養家族になっている高齢者には軽減措置はない。
765歳以上の障がい者はこの制度に入ることができるが、自分で申請する。
870〜74歳の医療費窓口負担は1割から2割に倍増するが、1年間は1割に据え置く。
9「担当医」制度が新設されて、複数の医者にかかる場合の医療内容の制限を受ける場合があるが、担当医の選択は患者が行うことができる。

 分かりやすい説明でしたが、パンフレット以外手許に残る資料がなく、出席者の幾人かは郵送をお願いしていました。

 質問の中には、「保険料が国保よりも上がるのか」「埼玉県の所得割率と均等割額が関東近県でいちばん高い理由を説明してもらいたい」、「国保よりも良くなった点があるのか」、「広報にいざに、乳幼児医療費や退職者医療制度の年齢範囲が変わったという説明があったが、国の制度上の変更であって、市民の負担とは異なる説明のため混乱する。市民本位の説明をしてほしい」等々の大事な質問・意見がありましたが、それらには担当者は明確には答えていなかったように思います。
 
(境)
後期高齢者医療制度は中止・撤回せよ
 医療生協さいたま新座支部と朝霞・和光支部は、4月2日志木駅南口で、後期高齢者医療制度の廃止・撤回を求める署名活動を行い、一時間あまりの短時間にもかかわらず、70筆をこえる署名が寄せられました。

 4月1日からこの後期高齢者医療制度がスタートし、テレビや新聞などで制度の内容を知った人たちが次々と足を止め、署名に応じていました。

 78歳の男性はニュースで舛添厚生労働大臣が「後期高齢者医療制度という名前はあまり良くないので、長寿医療制度という呼び方に変えることを検討する」と言った発言に怒りをあらわにし、「中身を変えずに呼び方を変えればというのは、国民を馬鹿にした話だ。私達の願いは、『寿医療保険』をつくって、誰もが安心して医療を受けられるようにして欲しいということだ。」と話していました。

 また、74歳の女性は「受けられる医療に制限があるって本当ですか?」と不安そうに尋ねていました。署名の順番を待っていた人たちが「こんなひどい制度はみんなの力をあわせて撤回させなくては。」と声を荒げていました。

 署名行動に参加した医療生協の組合員は、もっともっと頑張らなければと、決意を新たにしました。

(投稿 朝妻)
西堀2丁目・野火止4丁目で雑木林が保全されます
 小鹿議員は三月議会で雑木林の保全について次の三点を質問しました。

1「大和田地域に唯一残されている斜面林を残すべきだ。新開小の学校林と一体的に『憩いの森』にできないか。」と質問。
 市長は「2300平米の地権者にお願いしたが、合意に至っていないのでしばらく時間がかかる。」

2「引き続き『憩いの森』を増やし緑をまもるべきでは。」と質問。
 市長は「今年は西堀二丁目と野火止四丁目ニトリに隣接の林で合意ができた。以前、雑木林では落ち葉は肥料に、木は二十年に一度は切り倒して薪や燃料に利用されてきた。野火止四丁目では、そのような雑木林の一生がわかる『山のモデル』づくりを行いたい。」と答弁がありました。

3「総合運動公園内の緑の保全の見通しは。」と質問。
 市長は「大木になっている木を切って萌芽更新を実施し、新しい芽を育てようとしている。」と答弁。小鹿議員は「萌芽更新の計画が市民にわかるよう遊歩道に表示を設置すべきだ。木を切っていると誤解を生む。」と要求し、部長は「設置します。」と答弁しました。
幼稚園就園補助金が増額します
 幼稚園に子どもを通わせる家庭への就園奨励費補助金が、今年度国の制度改定により増額します。

 二人目以降が同時に就園している場合に加え、小学校三年生までの兄・姉がいる園児へと補助対象を広げます。

 市民税所得割税額18万3000円以下の世帯が対象で、新座市の対象者は2175人、1700円〜5000円増額されます。総事業費1億7400万円のうち3分の1が国負担で、3分の2が新座市の負担です。
幼稚園就園補助金が増額
循環バスで市民のための足を
要望書と署名を提出
 栄・池田市内循環バスを実現する会(準備会)代表川村信一郎氏は、4月2日市内循環バスの復活運行について、市長に要望者と署名860筆を提出し、高齢者・交通弱者の市役所や公共施設利用について、不便解消を図るよう申し入れを行いました。

 市長から「検討を行い十月までには一定の結論を出していきたい。」と回答がありましたが、赤字になると消極的な姿勢が気になりました。

(栄 小西)
今年度の主な道路維持補修・改良工事
今年度の主な道路維持補修・改良工事
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