日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2018.5.13  No.1764
日本共産党新座市委員会
長年の運動実る
ひばりヶ丘駅北口にエレベーター、エスカレーター開通
 4月26日、西武池袋線ひばりヶ丘駅北口に、長年待ち望まれていたエレベーターとエスカレーターがついに開通しました。

 ひばりヶ丘駅北口の階段は傾斜がきつく、高齢者や障がい者、ベビーカーを押す子育て世代にとって危険な階段で、多くの市民からバリアフリー化の要望が寄せられていました。
完成したエスカレーターの横で 石島市議
完成したエスカレーターの横で 石島市議

 日本共産党は、新座市、西東京市、東久留米市の市民が立ち上げた「ひばりヶ丘駅の改善を求める連絡協議会」の皆さんとともに、ひばりヶ丘駅のバリアフリー化に向け長年運動してきました。

 共産党の石島陽子市議は、「署名活動の中でこの階段があるので孫に会いに行けないと高齢者に言われたり、雨の日に滑りそうで怖いと何人もの方から言われた。一般質問でこの問題を何回も取り上げ、西東京市役所に要請、懇談をくり返し、進捗状況を地域の皆さんにお知らせしてきた。やっと実現して嬉しい」と語っています。

 南口や駅構内のエレベーター・エスカレーター設置後には、北口への早期設置の実現を求めて、西武鉄道に署名を提出し、懇談しました。
 2004年には共産党の阿部幸代参院議員(当時)と西武鉄道沿線の共産党市議団が西武鉄道と懇談し、ひばりヶ丘駅北口のバリアフリー化について強く要望。
 2005年には「連絡協議会」が西東京市議会に陳情して採択され、翌年には新座市議会でも陳情が趣旨採択されました。
 2008年に開始された駅北口整備事業は進捗が遅れたため、「連絡協議会」は西東京市長に早期実現の要望書をたびたび提出してきました。
指導員の処遇改善こそ
学童保育には専門性
追及する塩川議員=4日内閣委員会
追及する塩川議員
=4日内閣委員会

 塩川鉄也衆院議員は4月4日の内閣委員会で、「学童保育指導員の高い専門性に見合った処遇改善が必要だ。厚生労働省が行っている『処遇改善事業』『キャリアアップ処遇改善事業』の市町村における利用実績が20%に届いていない理由はなぜか」と問いました。

 厚労省の成田裕紀・大臣官房審議官は、財政上の理由などをあげ、松山政司・少子化対策担当相は「処遇改善は大変重要。(財政上の支援措置は)今後の検討課題としたい」と答弁しました。

 塩川議員は、地方分権改革の中で職員の配置基準が「従うべき基準」から「参酌基準」へと緩和を検討しているのは、専門性に見合った処遇改善に逆行するものだと批判。成田氏は「安全性などの一定の担保が必要」松山担当相は「質の確保は重要だ」と答弁しました。

 職員の配置基準は国が自治体を縛るのでなく、子どもたちの安全を確保するために、国民が行政を縛っているのであり、それを後退させるのは許されません。

第89回メーデー
働く者の団結で憲法の生きる社会を
プラカードコンテストで二等の「アベはやめろ」を掲げてデモする年金者組合新座支部
プラカードコンテストで二等の「アベはやめろ」を掲げてデモする年金者組合
新座支部
日本共産党新座市議団も参加 プラカードコンテストで一等賞に輝いた埼玉土建新座支部作製のオスプレー
日本共産党新座市議団も参加 プラカードコンテストで一等賞に輝いた埼玉土建新座支部作製のオスプレー
「働く者の祭典」第89回メーデーが朝霞市中央公園で行われ、朝霞四市の労働組合など32団体370人が結集。共産党新座市議団も参加しました。

 集会後は大幅賃上げなどをコールしながら汗を拭きふきパレードをしました。
9条守れ!6万人
5・3 東京で憲法集会
9条守れ!6万人 5・3 東京で憲法集会
 5月3日安倍内閣が狙う9条改悪を阻止しようと東京有明防災公園で集会が行われ全国から6万人が参加。新座市からも「市民が野党をつなぐ埼玉4区の会」や労組等多くの市民が参加しました。

 野党4党党首等が連帯挨拶し、『9条改悪NO!』の3000万署名が1350万人を突破したことが報告されました。

 志位委員長が「森友や外交でボロボロ末期状態の安倍政権だが9条改悪だけは絶対にあきらめようとしない。それなら国民が引導を渡そう」と呼びかけると大きな拍手と歓声が沸き起こりました。
岳サボと伊藤岳参院予定候補が宣伝・対話
路上から政治を変える「岳さんぽ」が始動
「岳サポーターズ(略称・岳サポ)」新座駅に集合
 5月4日、伊藤岳参院埼玉選挙区予定候補を個人的に応援する会「岳サポーターズ(略称・岳サポ)」が埼玉県内の名所を歩き動画撮影、宣伝等を行い、街行く人たちと触れ合う企画、「路上から政治を変える」をスローガンに「岳さんぽ」が取り組まれました。記念すべき第1回目の岳さんぽが新座市・平林寺周辺で取り組まれました。

 県内から伊藤岳さんを応援する人たち12人が集まりました。午後2時新座駅に集合し、「新座ふるさと小道」を歩き「ふるさと新座館」前の野火止用水公園で宣伝。伊藤さんのアドリブで緑豊かな新座の魅力が語られ、子育て問題に話がうつり、突如新座の子育て自慢をふられ、一緒に参加したあしの修市議は「新座市は高校卒業まで医療費が無料であること」等を話しました。
「岳サポ」新座で宣伝

 その後、野火止緑道を歩き平林寺周辺を一周。途中、農家の方、通り過ぎる方などと対話。歩きながらシールアンケートも実施しました。

 午後5時から新座駅前で宣伝。脱原発問題、現在の国会の状況、北朝鮮問題など縦横に語る伊藤岳さん。

 普段何気なく通り過ぎる所を改めて歩く事で新たな発見もたくさんありました。歩く事でじっくり対話できるこの企画は良いと思いました。新座駅では地元の活動家も参加してくれにぎやかな宣伝となりました。

 伊藤さんは「新座にはよく来るが、こんなに緑豊かで癒される場所があるのに驚いた。東京の隣でこれだけの緑。なんとしても残さなければならない。でも平林寺は広い!」と感想を述べていました。

(芦野修市議・記)

精神障害者家族会やすらぎの会主催研修会
一人ひとりの思いを大切に
 4月28日(土)新座市精神障害者家族会やすらぎの会主催の研修会に参加させていただきました。

 研修会では訪問看護ステーション『KAZOC』の看護師、三ツ井直子さん、糸山直恵さんを講師に、訪問看護ステーション設立の経緯や取り組みが紹介されました。

 『KAZOC』は「新しい家族の形になれるように」という思いから名付けられたそうです。研修会の参加者同士、講師と参加者との対話を取り入れられ、和やかな雰囲気で進められました。
 『KAZOC』は6つのコンセプトで運営されています。1管理しない、変容を求めない2住まい、活動、ケアの3本柱を大切に3ホームレスと長期入院の解消4病院職員の受け皿をつくる5安定した支援の供給6クライシスに地域で対応するというものです。根底には当事者、利用者の尊厳を思い、真剣に向き合う姿勢があります。
精神障害者家族会やすらぎの会主催研修会

 「オープンダイアローグ」とは、1980年代にフィンランドの西ラップランド地方にあるケロプダス病院で始まった治療法です。患者や家族から連絡を受けた医療チームが24時間以内に訪問し、ミーティングを行いながら症状緩和を目指す療法です。ミーティングの参加者は患者、家族、医師、看護師、セラピストらで、参加者全員が平等な立場で、症状が改善するまで毎日行われます。『KAZOC』ではオープンダイアローグの良いところを取り入れようと「対話」を大事にしています。また「開かれた対話」を進めていくうえでは個人が「開く」のと同時に支援する社会の側にも「開く」ことが求められ、当事者が地域のみんなとつながることが大事だと話されているのが印象的でした。

 「外国で色んなものを取り入れても身近なところでは活かされない。家族には力のある人はいるかもしれないが今の生活で手一杯。専門家の活動に協力はしていきたいが本当に苦しんでいる人を面倒みてくれる事業所があればと思う」と、切実な思いも交流されました。

(辻みき市議・記)

ラグビーW杯会場 熊谷市を視察
 4月26日、新座市議会オリンピックパラリンピック特別委員会は、ラグビーワールドカップ2019の会場となっている熊谷市を視察しました。

 県営ラグビー競技場がある熊谷市はラグビーW杯の会場となっており、W杯に向けて市と県、組織委員会が機運醸成、ボランティア養成などに取り組んでいます。ラグビーW杯組織委員会から情報が直前におりてくるので対応が難しく、ロゴのデザインなどが委員会で指定され、市で裁量できる自由はほとんどないとのことでした。会場自治体がラグビーを盛り上げながら、W杯対応に苦労をしながらがんばっていることがよくわかりました。

 共産党からは、芦野修市議、辻実樹市議、小野大輔市議が出席しました。
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