日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2017.1.22  No.1701
日本共産党新座市委員会
学校の修繕費、図書費などの増額を
教育長「新規の図書購入費は減っている」
工藤かおる議員
工藤かおる議員

 工藤かおる議員は12月議会で、「過去10年で児童数は増えているのに学校配当予算は減っている。消耗品費、施設修繕費、図書費などの増額を」と一般質問しました。

 いま画用紙や習字用半紙などを家庭から徴収している学校もあります。工藤議員は「消耗品費が減っているためではないか」「錆びた鉄棒や校庭の修繕なども未実施校がある」と質問。
 教育長や学校総務部長は、「新座市は学校の耐震化工事などをいち早く完了させた。施設修繕はトイレやプールなど支障がないように行なっている。遊具は全校点検をおこない、5万円以下の工事は各学校の配当予算でお願いしている」と述べ現場の実情とは合わない答弁でした。

 工藤議員は修繕費を増やすよう要望。また、「学校図書は充足率を満たしていると聞いて安心していたが新規の図書購入冊数は小中学校とも減っているのに気がついた。新しい魅力ある本がないと図書館で貸出も少なくなる。図書費を増やすべきではないか」と質問。
 教育長は「新規図書の購入は減っています。新陳代謝を怠り古い資料などが残っている」と答えました。
 これからも学習環境の改善を求めていきます。

<学校配当予算 過去10年間で減額している> 単位円
ホームドアの1日も早い整備を
梅村さえこ衆院議員
梅村さえこ衆院議員

 埼玉県蕨(わらび)市のJR京浜東北線蕨駅で14日午前7時すぎに、盲導犬を連れた男性がホームから転落し、電車に接触して死亡した事故を受け、日本共産党の梅村さえこ衆院議員は同日午後、党市議団とともに現場で調査しました。

 状況を説明した駅助役などによると、平日午前7時半〜8時半にはホームに係員を配置しているものの、14日は土曜日で係員がいない状態でした。梅村氏は、JRが2020年度までに整備をめざすとしている転落防止のホームドアについて「一日も早く整備を」と要望し、安全対策の人員を強化するなど事故の再発防止策を求めました。

(1月16日付け赤旗)

ゴミ出しが困難な高齢者等に
ゴミの戸別収集を実施せよ
石島よう子議員
石島よう子議員

 県内26の市町で、ゴミ出しが困難な高齢者や障がい者の方を対象に、一定の基準のもと戸別収集を行う「ふれあい収集」を実施しています。石島議員は12月議会の一般質問で、新座市でも実施するよう求めました。

 「ある方は『ゴミ当番は外してもらったけれど、それ以上は近所の方に頼めない。介護ヘルパーは45分なので、早朝のゴミ出しに使うと他のことに使えない。年金が少なくお金のかかるものは厳しい、戸別収集を』と要望されています」と石島議員は地域の声を紹介。
 また「新座市が行った介護予防日常生活支援総合事業導入に伴うアンケートの報告書では、全ての高齢者相談センターが『介護保険で利用できなかったサービスのうち利用者からの要望、又はニーズがあると考えるサービスは』の問いに『ゴミ出し』と回答している。日常生活圏域ニーズ調査では、市民の『ゴミ出しをお手伝いします、の声かけに、遠慮から拒否される高齢独居の方のために戸別収集サービスを』という記述がある」と示して実施を求めました。

 市長は、「現在ゴミ出し困難な世帯の情報提供があった場合、市職員が出向いて状況を把握し問題解決に努めている。当面地域の皆様のご理解とご協力を支援する形ですすめていく」と答弁。

 石島議員は「町会はいろいろなことをお願いされることも多く、長期的に毎日行わなければならないボランティアはなかなか大変では、という声もお聞きした。」とさらに質問。
 部長は「高齢化が進むなかで、他市の状況もあり、ふれあい収集についても研究はしていかなければならないと考えている」と答弁しました。

高次脳機能障害を持つ方への支援の充実を
辻みき議員
辻みき議員

 高次脳機能障害は、脳梗塞などの脳血管障害や交通事故などで脳に損傷を受けた結果、生じる障害です。主な症状として、記憶障害や注意障害、遂行機能障害などがあり、日常生活で困難を生じやすい一方、外見からはわかりにくく、当事者自身に自覚がないことが多いため「見えない障がい」ともいわれます。一般的に認識されているとは言えず、支援につながらず生きづらさを抱える方が多くいます。

 辻実樹市議は12月議会の一般質問で、市内在住の高次脳機能障害のある当事者家族からの手紙を読み上げ、他市の前進的な取り組みを紹介し、支援の充実を求めました。

 市長は新座市の現状として「高次脳機能障害があり障がい福祉サービスの利用者は8名、うち障害を主訴とする精神保健福祉手帳所持者は1名。平成26年度『障害のある人もない人もともに暮らせる新座市をつくるための』調査の結果によると、調査に協力いただいた3940名のうち、97名が高次脳機能障害として診断されたことがあると回答があった。また正確に現状を把握できていないこともあり、今後どのように把握し、支援していくのかが課題と考えている」と述べました。

 支援の充実については、「専門の機関や市内の相談支援事業所と連携を図りながら必要なサービスの提供を行う。県からピアカウンセリング事業の委託を受けている『地域でともに暮らすナノ』主催の地域相談会について案内し、今後意見交換はじめ各事業所に情報提供し地域のネットワークを構築していきたい」と答弁しました。

 理解を深める取り組みについては「さっそく市のホームページを更新した。市で配布している『障がい者福祉の手引き』には次回改定する際、高次脳機能障害に関する内容も掲載したい。市内地域相談会や研修会が開催される際には、職員の積極的な参加を促し、市内相談支援事業所への案内など、高次脳機能障害に開する情報収集、周知に努めていく」と述べました。

・高次脳機能障害の原因となった疾患や、年齢に応じて
福祉サービスを利用できます。
・新座市では障害福祉課が相談窓口です。

高次脳機能障害情報・支援センター
 http://www.rehab.go.jp/brain_fukyu/
東武東上線がホームドアの整備を推進
 視覚障がい者が駅のホームから転落して亡くなる事故が相次ぎ、再発防止を求める切実な声が広がっています。

 東武鉄道から1月12日に新座市に対して「ホームドアの整備を積極的に推進する」旨の資料提供と説明がありました。国交省の整備方針に則り、11日の利用者数10万人以上の駅、2東京オリンピックの競技会場最寄り駅に優先的に整備を進めるほか、3東武東上線で特に利用者数が多い池袋〜志木間など整備を進めます。

 朝霞駅と志木駅については2020年度末までに、朝霞台駅についても2021年度以降に整備する予定です。内方線付き点状ブロックは2018年度を目標に利用者数1万人以上の駅に整備します。
「市民が野党をつなぐ埼玉4区の会」結成集会
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