野寺・道場・畑中を通る計画の都市計画道路保谷・朝霞線(幅員20mを27mに拡幅する計画)は、施工主体の県が概略改訂案をつくったものの、市議会にも示さず住民説明会が1年以上開かれていないことが9月市議会で問題になりました。
10月21日、共産党の前原かずえ県議が県との交渉の場を設定し、新道路対策連絡協議会の代表が要望を伝え工藤市議、石島前市議も同席しました。
県は「昨年度は概略設計、今年度は線形の検討をしている。関越高速道の下を通すために地盤を下げるには、橋脚や杭に影響ないよう構造について調査しネクスコとの調整が必要。また、国道254号線の榎木ガードをどういじるか、254号線の交通量があるので土木的には難しい工事になる。県は検討段階では公にしないという考えだ。9月市議会でもめたというので、概略設計案の成果物はすでに新座市に渡した」等と説明しました。
地元住民は「説明会を4回開いているが内容がない説明会だった。幅員20mなら協力しますとまで言っているのに、納得させることができなければ買収はできませんよ」「次回説明会が遅れている連絡はして欲しい。4車線が必要という理由である予測交通量について説明会では答弁不能のまま。住民の不満の声に対する答えもないままだ。県は答えるべき」と求めました。
前原県議は「現地も視察したが問題のある道路。地域の声を聞く場が少ないのでは」と住民に開かれた行政を求めました。
工藤市議、石島前市議も「多くの住民は産業道路から先の道路は出来ないと思っている、2車線で十分。今ある県道の整備をというのが住民の声であり、現実的ではないか」と住民の声を伝えました。
その後、新座市は概略設計案は見せてもらったが、公表できないというので県に返したということがわかりました。
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