工藤かおる議員 |
10月31日、埼玉県後期高齢者医療広域連合議会が開かれ、2013年度決算審議がおこなわれ、工藤かおる議員が質疑しました。同広域連合は県内75歳以上の高齢者・約69万人の医療事業をおこなっています。
工藤議員は、「75歳以上の方の一人当たり医療費は幾らで全国何位か?」と質問。執行部は「一人当たり医療費は78万1073万円で全国31位」と答弁。工藤議員は「後期高齢者の保険料は高いと怨嗟の声はうずまいている。埼玉県は2012年に基金を使わずに保険料を引き上げた。保険料の平均額は幾らで全国何位か?滞納者は何人か?」と質問。執行部は、「保険料一人当たり平均7万5230円は全国7位、滞納者は1万7111人、滞納総額は4億0761万円」と答弁しました。
2年連続 100億円の黒字決算
2013年度決算は、193億7143万円の黒字決算で、前年度比90億円増(88%増)でした。黒字分は、国県に約70億円返還しても、基金に33億円積立てたことが分かりました。(保険給付支払基金は約82億円、県の財政安定化基金は約83億円・平成25年度末残高)
工藤議員は、「二年連続して100億円を超える黒字決算で保険料値上げが必要なかったことは明らかだ」と批判。
「2012年、41都道府県が基金を取り崩して保険料の上昇を抑えたのに埼玉県は基金を温存し、保険料を一人当たり3500円も値上げして高齢者を苦しめている」また「健診の充実を言いながら、埼玉県は一円も健診事業に補助金を出していない」などを指摘して決算を不認定としました。
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