日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2014.11.16  No.1592
日本共産党新座市委員会
労働者施策充実求め自治体キャラバン
 埼玉県労働組合連合会(埼労連)が主催する埼玉県内全自治体へのキャラバンが今年もスタートしました。  新座市へのキャラバン(自治体との懇談)は11月10日午前10時から市役所会議室で行われました。組合側は、5団体11人、行政側は人事課長、管財契約課長など4人が参加、共産党市議団からあしの修市議が同席しました。

非正規職員の処遇改善を
労働者施策充実求め自治体キャラバン

 非正規職員の処遇改善について人事課長は、「正規職員の削減ありきの計画に現在はなっていない。計画は随時見直しを行う。来年度は832人の職員計画で、前倒しも含め採用していきたい。」と回答がありました。
 組合側は、「必要な所に必要な配置を行ってはいるが、本来正規職員が必要なのに非正規に置き換えられている。非正規職員の処遇改善をぜひ行ってほしい」と要望も出されました。
 また、人事評価制度の導入に対し、人事課長は、「現在新座市は『試行』ということでやっている。地方公務員法が改正され、国家公務員同様におこなうとなった。28年4月から施行の予定。法律でやれとなっており、やらざるを得ないと考えている」と回答がありました。

末端労働者まで適正賃金確保を

 公契約に関する項目の懇談は、管財契約課長は、公契約条例について「条例制定した自治体は最低賃金、対象工事等の課題が多いと感じている。国の動きや他市の動向等見定め、現在は積極的な動きはない」と回答。
 組合側からは、「行政だけの考えではなかなか進まない。業界、行政、労働者の3者の懇談会の設置をぜひやってもらいたい」との要望も出されました。
 また、「公共工事現場で働く労働者全体に適正な賃金が回るため元請への指導と共に下請への指導もやる必要があるのでは」と問題提起も出され、管財契約課長は「現在大きい工事は労務単価調査も行っている。下請は民民契約でなかなか難しい」という回答に終始しましたが、「入札時に立ち合いに来る業者の人とも話をしている。そこでは、入札までの期間、現在約2週間とっているが、細かいところまでの積算する時間は厳しいという意見も出されている。」と話され、今後入札公告から入札までの期間についての課題も明らかとなりました。

消費者心理3ヶ月連続悪化
街角景気も2ヶ月ぶり低下
 内閣府が11日発表した10月の消費動向謂査によると、消費者心理の明るさを示す消費者態度指数は前月比1・0ポイント低下の38・9となり、3ヶ月連続で悪化。内開府は、9月の「足踏みがみられる」から「弱含んでいる」へ表現も引き下げました。
 調査は、現在に比べ今後半年間に暮らし向きなどが良くなるか悪くなるかを尋ねた結果を算出します。
 調査項目の4項目すべてで悪化しており、特に「雇用と環境」が1・9ポイント低下し大幅な悪化となりました。
 また、内閣府は同日10月の景気ウオッチャー謂査によると、3ヶ月前と比べた街角の景況感を示す現状判断指数は前月から3・4ポイント低下の44・0となり、2ヶ月ぶりに低下しました。
 家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべての指数が低下しました。
 内閣府は、基調判断を6ヶ月ぶりに引き下げ「景気はこのところ弱さがみられるが、緩やかな回復基調が続いている」としました。
 調査に対し「消費税率10%への引き上げに伴う心理的不安、生活必需品の価格の値上げ、これから冬にかけて灯油の高値、高止まりなどがあるため、買い控えが進行する(東北のスーパー)」といった声が寄せられています。
 安倍内閣は、これから来年10月から消費税率を10%に引き上げるか判断をします。
 国の調査結果でも景気上昇の様子はまったくありません。「消費税増税許すな」の声を広げ増税ストップ、安倍政権打倒のため力を合わせましょう。
西堀学童保育室前の雨水対策を早急に
あしの修議員
あしの修議員

 あしの修市議は、9月議会一般質問で、西堀小学校校庭が雨水貯留構造になっており、その影響で校庭内にある、放課後児童保育室前に雨水が溜まり人が通れなくなる事から改善を求めました。
 あしの市議は、「学童保育室前が人も通れないほどの雨水が溜まり、児童の長靴も意味をなさない程になる。早急な対策を」と改善を求めました。
 市長は、「保護者の皆様の送迎も踏まえ、西堀保育園の裏側にある職員用の敷地内通路から放課後児童保育室の玄関ポーチ部分へ直接通じる経路を確保する工事を9月下旬に行います」と答弁がありました。
 あしの市議は、「経路を確保するのはいいが、根本的な解決は、学童保育室前を盛り土するなどして、雨水が玄関前に来なくするなど行う必要があるのではないか」とさらに追及しました。
 市長は、「水が来ないようにするには雨水貯留施設自体の問題となるので、当面通路の確保で理解いただきたい」という答弁に終始しました。

高齢者いきいき広場の利用時間延長を
笠原進議員
笠原すすむ議員

 新座市には、高齢者いきいき広場が池田・西堀・東野・八石・新堀の5か所にあります。

 9月議会の一般質問で、笠原進市議は利用時間の延長などの改善提案をしました。
 新堀いきいき広場の利用者からの要望を受け、1現在の利用時間は午後4時までだが、6月から9月の夏場だけでも5時まで延長すること、2運営委員に利用者の代表も加えること、3カラオケ教室のDVDプレイヤーが一般家庭用のもので多数の人が利用するものになっていないので改善してほしいと提案しました。

 市長は、「1老人福祉センターの利用時間も5時ぐらいまではいいのではないかとの要望もいただいている。高齢者いきいき広場の時間延長についても検討したい。2運営委員には各地域の老人クラブや町内会の代表の方に入っていただいているので、利用者の声をしっかりとお聞きいただいていると思っているが、意見があったら運営委員の方へ、あるいは直接市の方にお申し付けいただきたい。3カラオケのDVDプレイヤーは家庭で楽しむような簡易的な機械しか今メーカーが作っていない。連続使用がそもそもできないような家庭用のものだ。通信カラオケに取り換えればいいのだがリース料がある程度高い。今後についてどうするか検討したい。」と答弁しました。

ダメよダメダメ
青年デモに34人が参加
ダメよダメダメ 青年デモに34人が参加

 11月9日、「安倍政権はダメよダメダメ〜デモでもやろう青年DEMO」がデモでもやろう青年DEMO実行委員会主催で行われ34人が参加しました。日本共産党参院埼玉選挙区予定候補の伊藤岳さんも参加し、発言もしてくれました。
 デモは、北朝霞駅前ローターリーを出発し、志木駅南口までです。「消費税増税なんてありえない音頭」とシュプレヒコールをみんなであげました。
 沿道からは、リズムに合わせて手を振ったり、一緒にシュプレヒコールをあげてくれるなど大きな反響がありました。

19歳青年が飛び入り参加

 「デモで社会が変わるんですか」「デモは初参加だけど、社会が変わるなら、ブラック企業がなくなるなら」と飛び入りした19歳の青年が参加し、デモの先頭で最後まで拳を上げてくれました。

 日本共産党新座市議団からは、あしの修市議と小野だいすけ市議が参加しました。デモ終了後の交流会では、安倍政権が退場するまで、社会が変わるようデモを続けていきたいなどの意見も出されました。
 次回のデモは違う場所で行うことを確認し、散会しました。

9月議会一般質問実施状況
 市執行部より9月市議会一般質問の検討結果・実施状況が送付されました。(下表)今週号は小野だいすけ議員とあしの修議員の質問結果をお知らせします。
↓ ※ 表をクリックすると拡大表示します!
平成26年第3回(9月)市議会一般質問検討結果・実施状況
収穫祭に417点の野菜等出品
 今年も市民祭りの一環として、収穫祭が11月8日、9日に催されました。当日は、市内の農家の方々が丹精こめて作った野菜417点(前年比+101)が出品されました。
 県知事賞、県議会議長賞、新座市長賞、新座市議会議長賞等13の各賞62点が受賞しました。
 主な各賞受賞者は下記のとおりです。受賞された方おめでとうございます。
収穫祭・主な各賞受賞者
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