日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2014.3.9  No.1557
日本共産党新座市委員会
突然 住民合意のないまま
幅員「20m2車線」を「27m4車線」に変更か
都市計画道路・保谷朝霞線
保谷朝霞線とは・・
 保谷朝霞線とは、埼玉県が「都県境から国道254までの全線4440mを幅員20mから27m4車線に都市計画変更する」と決定した路線ですが、野寺などの住民はそんな大きな道路が必要かと長く運動してきました。

市長はこれまで「20m2車線」を県に要請
 須田市長はこれまで住民の意向を尊重し、市として「20m2車線整備」を県に要請してきましたが、3月議会で突然「幅員27メートル4車線道路という県の方針に協力していく」と表明。これまでの方針を大きく変えました。
 市議会で笠原進、石島よう子市議の追及で、県の回答が以下のようにまったく不十分なのに市長が「理解」「協力」を表明したことが判明しました。
都市計画道路・保谷朝霞線
まったく不十分な県の説明で、市長は「理解」
1「県が全線整備する」と市長は言うが、県からの回答は「全線整備する方向で前向きに検討する」だけ。いつまでに全線整備するかも「検討中」
2国道254との接続(榎木ガード)は「今後県警や国、関係機関と調整を図る」「3案ある」と県は言うが住宅密集地の畑中を通過するのに詳細は全く不明。
34車線での交通量推計について「見せてもらったが公表できない」と県の態度を市長は了承。議会にも市民にも資料を公開できないのは納得できない。
4保谷朝霞線を4車線にするのは、県が「広域幹線防災道路」に位置づけたため。市長は「昨年1月に知事から聞いた」そうだが議会には報告なし。

 共産党は「市長は12月議会では『県の方針に容易に合意できない』『27mなら地元住民に説明できない』と答弁していたのに、正式な文書回答もなく、細部の詰めもない段階で『理解した』と方針変更するのは、幅員27mの大型道路の影響を受ける市民の代表と言えない」ときびしく批判しました。

先走る県 設計変更や環境影響評価を予算化
 保谷朝霞線の全線を27mに変更した場合の設計費や環境影響評価の事業費がすでに補正予算に計上され、共産党は「住民合意も得ないまま27mに変更する事業を進めている」と指摘し、補正予算に反対しました。
大金持ち天国の日本 1億円を超えると所得税優遇
 年間所得100億円を超える富裕層(日本には16人)の所得税率が、所得1200万円の層より低くなっていることが分かりました。国税局が発表した申告所得税の標本調査結果(2012年分)を「赤旗」が試算して判明。

 100億円超の富裕層の所得の9割は株式譲渡所得ですが、株式譲渡所得の税率は14・6%で、給与所得や事業所得より低い税率しかかかっていないためです。

 所得税負担率は5000万円〜一億円層で最高の28・4%となり、一億円を超えると、むしろ高額所得者の負担率は低下するのです。
 2012年12月の安倍政権発足後に株価が上昇したため同年末に株を売却した富裕層などの中に多くの譲渡所得を得た人がいたと考えられます。

(3/4日付 しんぶん赤旗)
「緊急連絡システム電話機」が無料に!
自己負担1万円(課税世帯の場合)をなくす
緊急通報装置

 緊急連絡システムは、事故や急病など万一の場合、ボタンを押すと消防署に直結し、直ちに救助が開始されるもので、高齢者の不安の解消に役立つものです。電話機とペンダント型がセットになっています。

 65歳以上の一人暮らしの方や重度障がい者のお宅に設置できますが、住民税課税世帯は設置費用が一万円かかります。一昨年は堀ノ内で孤立死も発生し、「せめて75歳以上は無料に」など、市民団体が強く要求。共産党市議団は一般質問や予算要望で繰り返し要求してきました。

 2014年度から所得制限がなくなり、「1853万円。931人分」を予算化。65歳以上の希望者に無料で設置できるようになりました。
 市議団や新座市長寿支援課へお気軽にご相談ください。

戦争する国づくり許さず日本国憲法守ろう!
2・26 いのちと暮らしを守る新座市民集会
勝ち取ろう大幅賃上げ!許すな雇用改悪!掲げ市内労組が結集
 14春闘の一環として新座市でも「いのちと暮らしを守る新座市民集会実行委員会」主催の市民集会が2月26日、午後7時から三軒屋公園で行われ花冷えの中、約250人が結集しました。
挨拶をするあしの市議

 メーンスローガンは「勝ちとろう大幅賃上げ!許すな雇用改悪!職場・地域から、共感と共同広げ、安倍政権を追い込もう!」です。市内の労組や民主団体が4月からの消費税増税、社会保障の改悪などに対して一言発言で怒りを表明。日本共産党市議団を代表して、あしの修議員が公共施設への消費税転嫁などを批判し、市民の暮らしを守って奮闘すると挨拶しました。
 最後に、「職場、地域から、暮らしと政治の問題をみんなで語り合い、たたかいの展望をつくりましょう」と集会アピールを確認し、提灯片手に元気よく市内をデモ行進しました。

「保育園に入れない」 156人
2月1日現在の待機児童数

 保育園に申し込んでもこの4月から入園できない児童が156人いることが分かりました。0歳児、1歳児、2歳児がほとんどです。
 市は保育園の新増設で4月入所定員を264名増やしますが、それでも追い付かない状況です。
 市議団は市有地の活用等で認可保育園の新増設、保育士の待遇改善などを求めています。

大好評 ブラック企業に負けないための労働講座
悩みを真剣に聞いてもらう経験が「人に頼ってもいい」と分かる
 3月2日(日)にいざほっとぷらざで「ブラック企業に負けないための労働講座」が、民主青年同盟と日本共産党青年後援会の共催で開催され、約30人が参加しました。
 講師は、一人でも入れる労働組合・首都圏青年ユニオン事務局次長の神部紅さん。神部さんは、長時間労働、賃金未払い、セクハラ・パワハラ、解雇等多くの労働問題の解決に立ち会ってきました。

 神部さんは「青年が労働問題で声を挙げ、勝つ経験を作ること。声を挙げれば変えられる経験を作ることが大事」と講演。都内の大学生で作る学生ユニオンも結成。「ブラックバイトと対決しマルエツの残業代未払い請求の取組み」を紹介しました。

 参加者からは「こういう講座を継続してほしい」「1分単位で残業代が請求できることを初めて知った」など感想が寄せられました。

(記・小野市議)
返還墓所 44基に159人が応募 新座市営墓園
新座市営墓園

 新座市営墓園の返還墓所44基の募集が終わり、3月1日に抽選が行われました。
 応募資格は3年以上新座市に住み、焼骨を持っている方。普通墓所27基に79人、芝墓所17基に80人が応募。合計44基に159人が応募し倍率3.6倍の狭き門でした。
 民間より値段が安く、安心して預けられる公営墓地を多くの市民が望んでいることが分かります。

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