日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2012.10.7  No.1485
日本共産党新座市委員会
オスプレイ配備計画・飛行訓練計画を撤回せよ
国へ意見書を提出
 新座市議会は、日本共産党が提出した「オスプレイの配備・飛行訓練計画の撤回を求める意見書」を共産党、市民と語る会、みんなの党、公明党の賛成多数で可決し、国へ意見書を提出しました。

 共産党の小野議員は、米国防分析研究所のオスプレイ担当主任分析官が指摘してきた6つの欠陥を示して提案。
 共産党の芦野議員は「日本の航空法で禁止されている高度60メートルでの飛行や、初日から日米合意さえ踏みにじる市街地を飛行する等安全無視、国民無視だ。絶対行うべきではない。」語る会は「主権はアメリカにあるのかと思わせるようなやり方。日本人が反対しているものを配備するな。」公明党は「日米安保で日本は守られているが、現場の人が誰ひとり賛成していない。この1点によって賛成する。」とそれぞれ賛成討論しました。
危険な米軍輸送機オスプレイの配備計画・
飛行訓練計画の撤回を求める意見書
 9月9日に開かれた「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」会場の宜野湾市海浜公園は、10万1000人の参加者で埋め尽くされました。基地問題で開かれた県民集会では、過去最大規模です。全市町村長や代理が勢ぞろいしオール沖縄での意思表示です。
 オスプレイは、6月にフロリダで墜落し、7月には機体トラブルで米南部ノースカロライナ州の民間空港に緊急着陸しています。
 オスプレイは、エンジン停止時でも安全に着陸できる「オートローテーション」が欠如していることが明らかにされ、「欠陥機」ぶりが世界中に知られるところとなりました。こうした中で、オスプレイが配備されれば、「世界一危険」な普天間基地を抱える宜野湾市民をはじめ、多くの沖縄県民への危険が増すことは明白です。
 米軍がオスプレイを山口県岩国基地や静岡県キャンプ富士に分遣隊を派遣して、東北、近畿・四国、沖縄・奄美など7つのコースで、低空飛行を含む訓練を行うことが明らかになっています。そうなれば、沖縄をはじめ、日本本土のあらゆる場所で飛行することとなり、埼玉県上空を飛ぶおそれも想定されます。
 これは、オスプレイの危険性を全国に拡散するもので、到底見過ごすことはできません。すでに、全国各地の知事や自治体からも配備反対の声が上がってきています。
 よって、国民の声を真摯に受け止め、日本政府が、米国政府・米軍に対し、オスプレイ配備計画の撤回、飛行訓練計画の撤回をすることを求めます。

埼玉県新座市議会
議会改革特別委員会などを設置
 議会最終日、市議会に3つの特別委員会を設置しました。
 ( )内は共産党の委員

▼市庁舎耐震化整備に関する特別委員会【9人】
 築40年近く経過し、耐震診断で低層棟が震度6強から7程度で倒壊または崩壊の危険性という結果が出た本庁舎耐震化整備について調査研究。
 (笠原、芦野)

▼都市高速鉄道12号線特別委員会【12人】
 地下鉄12号線の延伸について調査研究。
 (朝賀、工藤、芦野)

▼議会改革特別委員会【13人】
 地方分権時代に対応した議会のあり方、充実、活性化、また自治憲章条例や地方自治法改正への対応等について調査研究。
 (石島委員長、笠原、小野)
『原発ゼロ』へただちに政治決断を
藤村修官房長官(右)に申し入れる志位和夫委員長ら=25日、首相官邸
藤村修官房長官(右)に申し入れる志位和夫委員長ら=25日、首相官邸

 日本共産党は9月25日、提言「『即時原発ゼロ』の実現を」を発表しました。志位和夫委員長が政府に申し入れ、藤村修官房長官が応対、小池晃政策委員長と穀田恵二国対委員長が同席しました。
 志位氏は「過半数の国民が『原発ゼロ』を求めており、世論に逆らって原発再稼働を容認し原発に固執しつづけるのか、『原発ゼロ』をただちに実現するのかが問われている。ただちに撤退する政治決断を」と提起しました。
 申し入れに対し、藤村氏は「この間、国民的議論をお願いしてきましたが、少なくとも過半の国民が原発に依存しない社会を望んでいるという結果になりました。『即時』(ゼロ)は国民的議論でも多くあった代表的意見の一つであり、重く受け止めたい」と語りました。

空きベットが12床 待機者400人強なのに
工藤薫議員
工藤かおる議員

 平成23年度一般会計の決算審議の中で、特養老人ホームの入所状況が議論となりました。
 市が提出した資料によると、市内5つの特養ホームのうち4ヵ所はほぼ満床ですが、ある特養ホームは110床のうち、入所は98床で12床空いている事が分かりました。

 厚生常任委員会で工藤かおる市議は「待機者が多い中で定員に満たない施設があるのをどう考えるか。同施設は『徴収してはならない料金を徴収していた。従業員の待遇面』などで埼玉県から24項目の指摘事項があったがそれは改善されたのか」と質問しました。
 市は「同施設は個室ユニット型なので、部屋代などが高負担で敬遠されてしまう事情があるのかと考えています。指摘事項は、コーヒーなどを飲まなくても徴収していたのを実費負担になどの改善が図られたと思う」と答弁しました。

 工藤市議は「市内の特養ホームの待機状況は」と質問し現状を良く把握するように要望しました。
 市は「そらーれ新座は439人(内、新座市民は126人)、殿山亀寿苑は197人(139人)、晴和苑は297人(188人)、みかんの里は127人(88人)、菜々の郷は118人(55人)です。個人情報にあたるので名寄せはしていない」と答弁。多くの市民が待機している状況が分かりました。

市内高齢者施設の定員と入所者数(平成24年3月31日現在)
特定健診受診率の向上を
石島陽子議員
石島陽子議員

 病気の早期発見早期治療のため、健康診断は大切です。決算で、新座市の特定健診受診率は32・1%で、県平均より低かったことがわかりました。

 厚生常任委員会で石島議員は「県内でも、ふじみ野市、桶川市は44%、富士見市、朝霞市、上尾市は39%と受診率が高いが、取り組みの違いや参考になることはあるのか。」と質問しました。

 担当課長は「新座市では、がん検診と特定健診が同時に受けられる総合健診の実施や、未受診者に受診勧奨通知の発送、未受診者が多いエリアを保健師が訪問するなどしてきた。ふじみ野市などでは医師会と定期的な会合で協力体制についても話をしており、住民に健診に対する意識が浸透しているのではないかと聞いている。新座市もそういう受診環境を整備していかねばと考えている。」と答えました。

「脱原発」の一点で共闘
『脱原発ウォーキング』に参加を!
 「脱原発」の取り組みが毎週金曜日、首相官邸前で半年にわたり「原発なくせ」と行動が行われています。そして、その行動に呼応し全国各地で行動が展開されています。

 この度、新座市議会議員超党派で「脱原発にいざ市民の会」を結成し、「脱原発」の一点での共同行動を具体化しました。準備会には、日本共産党から小野大輔議員と芦野修議員が参加し、市民と語る会からは木村議員、立川議員、塩田議員、みんなの党からは城口議員と大山議員が出席しました。

 具体的な取り組みはパレードや学習会など出されましたが、今回は手始めに「脱原発ウォーキング」を行うことになりました。
 原発ゼロを新座から発信しましょう。みなさん、ご参加ください。

日 時:10月27日(土)午後2時〜
場 所:三軒屋公園
約束事:政党旗や団体旗などは立てない。脱原発のグッズを持ち寄って市民にアビールする。
コース:三軒屋公園→立教高校角交差点→島忠交差点→志木駅南口交差点→志木街道→三軒屋公園
水道水等の原発事故賠償金47万7850円
東電から入金
 原発事故に伴い発生した経費のうち、2011年3月11日から11月末までに発生した水道水、汚泥の測定費用43万7850円を賠償金として請求していましたが、8月7日に東電から入金されたと上下水道部から発表がありました。

 また、12月1日から12年3月末までの経費、54万6000円も9月7日付で東電に追加請求をおこなった事も報告されました。
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