日本共産党新座市議会議員団
← 前号  |  インデックス  |  次号 →
にいざ民報

2011.10.16  No.1436
日本共産党新座市委員会
家具の転倒防止グッズ、住宅の耐震診断助成
日本共産党の提案が実現
 8月の臨時議会、9月の定例市議会で、市の防災対策が強化されました。

 1家具転倒防止グッズの無料給付1000万円、2マンションや木造住宅の耐震診断・改修工事助成1190万円、3防災倉庫や可搬式ポンプ等の配備1870万円4市役所などの耐震診断3380万円。5保育園や障がい児施設の蛍光灯飛散防止やガラス耐震補強約2300万円、給水車一台増車1140万円等です。「聞こえない」と苦情のある防災無線はアンケートを取り増設やデジタル化を検討しています。

 日本共産党は6月議会で防災対策の強化をめざす「約1億円の予算修正案」を提案しましたがその多くが実現しました。
市民の6割が所得200万円以下 10年度決算で判明
国保税引き下げ、福祉充実を!
 2010年度の決算審査の結果、昨年度は約18億円もの黒字決算で、市はその大半を基金に積み増ししたことが分かりました。一方、市民の生活は厳しく、個人市民税は09年度より約8億5千万円も減り、所得200万円以下の納税者が3万4726人・約6割に及ぶことも分かりました。
 共産党は、「長引く不況で市民の所得は減り続け、建設業などの廃業も多い。保育園待機児童が減らない状況だ。こういう時こそ、国保税、介護保険料の引き下げや、福祉の充実が必要だ。子ども医療費無料化や学校エアコン設置等は評価するが、市民の暮らし応援が不充分」と述べ決算を不認定としました。
国保会計も13億円の黒字
 国保会計も13億円の黒字でした。共産党は「来年度も3年連続で国保税は引き下げられる」として決算に反対しました。
なぜ庶民だけ増税? 大企業・富裕層は減税
 復興財源として11・2兆円の臨時増税案。「負担を分かち合う」(野田首相)と言いながら、庶民には所得税やたばこ税など8兆円の増税、大企業や富裕層には減税というとんでもない″不公平な構図″がはっきりしました。
 法人税は増税どころか、経団連の求めに応じて、4・5%引き下げたうえで、3年間だけ付加税をかけるもので、10年間ては差し引き11・6兆円もの減税です。
 株でもうけた人の日本の税率10%は欧米の3分の1程度。この異常な金持ち優遇をやめるだけで10年間で5兆円もの財源になります。
 「大企業・資産家への減税のバラマキをやめよ。250兆円も貯めこんだ内部留保を復興のために吐き出せ」と声をあげましょう。

日本共産党 塩川てつや衆議院議員
9月議会で質問しました
市政に提案日本共産党議員の一般質問
石島よう子市議
建設常任委員石島よう子市議
介護保険料の引き下げを
Q.介護保険料が高いという市民の声が多い。次期の保険料の見通しはどうか。
A.国から、県、市に対して保険料の上昇を抑えるよう要請がきている。国や県の動向を見ながら的確な保険料の設定をしていきたい。
その他1障がい者の交通費補助申請の簡素化を。2児童センターや公民館ロビーを活用した中高生の居場所づくりを。3大震災の被災者支援として水道料金の減免を。
工藤かおる市議
総務常任委員工藤かおる市議
放射能対策の強化を
Q.各学校で一カ所だけでなくホットスポットになりがちな雨どいの下などきめ細かく測定を。土壌や食材など放射線量の測定体制の強化を。
A.全小中学校、数カ所の測定を継続しておこなう。
その他1内部被曝など講演会の開催を。希望する市民に放射線量計の貸し出しを。2飲料可の災害用指定井戸の明示を。3放課後児童保育室の入所基準緩和を。4市内被災者の相談会開催を。5中央図書館に自習室設置を。
笠原すすむ市議
厚生常任委員・副議長笠原すすむ市議
見えにくい交通安全標示の改善を
Q.道路上の交通安全標示(「止まれ」など)が見えにくくて危険な場所が多い。改善が必要だ。
A.堀ノ内2丁目や石神小付近は現地確認し工事を実施した。市内を一斉点検し、通学路や利用者の多い箇所から順次、再表示の工事を実施する。
その他1教職員の異常な「多忙化」の解消を。2国保の一部負担金(窓口医療費)減免を実施せよ。3介護保険利用者のために負担軽減が急務だ。
朝賀ひでよし市議
総務常任委員長朝賀ひでよし市議
ボランティア対策の充実を
Q.ボランティアを希望する市民の増加に伴いコーディネーター等人的強化や団体間の交流、研修をおこなえる組織作りを。またボランティアに関する資料室を。
A.ボランティア団体の交流や研修ができる組織については検討してみたい。
その他1原発から撤退すべきと考えるが市長の見解は。2県道の歩道整備を県に求めよ。3「にいバス」改善に市民の声をいかせ。4小学校体育館の改修を少しでも早く。
こじか伸衛市議
文教経済常任委員こじか伸衛市議
恵山通りの交通安全対策を
Q.恵山通りは、十文字大学の学生も増え、通勤、通学者が集中し大変危険で事故も多発している。抜本的な交通安全対策を。
A.9月議会が終了後、直ちに地権者の皆様に市長が直接お願いに伺う予定です。あらゆる手段を考え誠意をもって当たっていきます。
その他1学校給食で地産地消を積極的に進めよ。2遊休農地の有効活用のため「農地バンク」設立を。
小野だいすけ市議
厚生常任委員小野だいすけ市議
通所施設利用の精神障がい者の食事補助を
Q.精神障がい者通所施設利用者へ食事の補助を。
A.調理室を改善して栄養バランスが良い食事が出せる事が望ましい。担当職員と協議していく。
その他1新座市非核平和都市宣言を。2新座市平和展のさらなる充実を。3旧新座小を防災の拠点に。また説明会では地域要望を聞け。4震災支援ボランティアの充実を。5若年者の資格取得やスキルアップヘの援助を。6若者への家賃補助制度の創設を。
放射能対策の強化を 野菜、土壌も測定を
「原発からすみやかに撤退を」署名に取組む市議団
「原発からすみやかに撤退を」署名に取組む市議団
 狭山茶から放射性セシウムが検出され、原発事故の影響が広がっています。市民からは「学校給食や水、家庭菜園は大丈夫か」などの声が寄せられています。
 共産党市議団は放射線量計で公園などを自ら測定し、「各学校で一カ所だけではなく、砂場や植え込み、側溝など子どもが触れる可能性のある場所の測定」を要求。
 市長は「今のところ低い数値で推移しているが冬場は砂塵が舞い上がることもあり、継続的な調査をおこなう」と答弁。現在は全小中学校で各数カ所の測定が始まっています。
 共産党はさらに、「測定器を増やし希望する全市民に貸し出しを」「土壌や野菜も測定可能な高性能の測定器や県・市の人員体制の強化」を要求しました。子どもたちの健康を守り市民の不安に応える行政を求めていきます。
 9月議会で日本共産党が提案した「放射能汚染から子どもを守る国への意見書」が全会一致で採択されました。「復興財源に庶民増税止めよ」の意見書は、7対18で否決されました。
「脱原発は当然と思う」市長が答弁
 9月議会で市長は共産党市議の「原発からすみやかに撤退すべきでは」との質問に対して「安全神話は崩れたので脱原発は当然のことと思う。代替えエネルギーを早急に開発し、最終的にやめていく道筋をしっかりつけることには私も賛成であります」と答弁しました。
被災者支援を息長く
 市内に避難しておられる方は68世帯145人。福島からが約7割です。
 共産党は「被災者の負担軽減のため水道料金の免除」「秋の市民祭りなどでチャリティーバザーや相談会の開催、市民から寄せられた募金は即届けよ」と要求しました。
市民の願いが実現
市民の皆さんと要望してきたことが実現しました!
家具転倒防止クッズを無料給付(申請が必要!)65才以上か障がい者世帯。ガラス飛散防止フィルムも無料貼付。
防災備蓄品(粉ミルクなど)を増やす。
第一保育園 2012年、第二保育園 2013年に建替。
市役所本庁舎、東北コミセン、老人福祉センターを耐震診断。
市民会館、中央図書館の耐震補強とリニューアル(洋式温水トイレ、大ホールのシート交換など)2013年工事。
フットサル(ミニサッカー)を大和田運動場等で実現。
堀ノ内少年運動場の拡張、防球ネット増設。
私道の公道化条件の緩和。地権者8割の同意で可能に。
新座市緊急運転資金融資の限度額を500万円から1000万円に。
住宅リフォーム助成制度が増額に。経済波及効果は25倍。
新座市手話通訳派遣制度が10月より開始される。
新座市営墓園の斎場を改修。和室を洋室になど。 2012年。
貴重な雑木林を保全する「いこいの森」西堀と野寺に増設。
市民アンケートにご協力ありがとうございました!
皆様の声を活かしていきます。 729通のまとめから一部を掲載いたします。なお、まとめ全体をご希望の方は恐縮ですが市議、市委員会までこ連絡ください。
(新座市委員会 048-478-7117)
問3、復興財源について
問5、暮らし向きの変化について
問8、新座市政の力点について
政治不信の頂点を感じています。共産党だけは国民の強い味方と思っていますが、今の活動が私たちに伝わってきません。今こそ声高かに原発反対を宣言してください。
父が亡くなる時「何か困った事があったら共産党の方に相談しなさい」と言われた。
国は国民の事を考えていない。市はいつもお金がないから出来ないとそればかり。共産党は良い事を言うが中々それが実行できない事が多いと思う。
主人はトラックの運転手です。お給料は20万もらえたらいい方。ボーナス、残業代ゼロ。一週間帰れないのは当たり前です。これだけギリギリの生活をしているのだから、もっと税金を無駄に使わないでほしい。
通院と買物に困っています。年金収入は夫と私で一カ月17万円。私のたった一つの趣味も止めざるを得ません。老後の生活を考えると真っ暗です。
我が家の息子二人は汗水流して一生懸命働いて税金を納め、主人は定年後も働いています。安い家賃で入居できる所を作って子孫を増やすようにして下さい。将来の見えない若者が気の毒、私達も老後が不安です。自民、民主と言っている時ではない。
庶民の意見を直接、国に伝えることのできる唯一つの党だと思い応援しています。これからも強くねばっていただきたいです。
← 前号  |  インデックス  |  次号 →