日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2011.8.21  No.1428
日本共産党新座市委員会
住宅の耐震化工事 補助額40万円に
共産党の6月議会での修正案が一部実現
 8月22日に臨時市議会が開催され、防災対策の強化、ふるさと新座館新築工事の工事契約締結などが審議・決定されます。

 市長提案の補正予算には、1家具転倒防止器具などの支給、2木造住宅やマンションなどの耐震診断・耐震改修の助成、3市役所など公共施設の耐震診断など、6月議会で日本共産党が予算修正提案した内容の一部が取り入れられています。

 一般会計補正予算のおもな内容は、
1家具転倒防止器具等の支給が1000万円。65才以上の高齢者世帯または、障がい者の方がいる世帯の希望者に、家具転倒防止安定板(ふんばる君)とガラス飛散防止フィルム各一個を支給します。希望者にはフィルムの貼付けも市がおこないます。
2耐震診断・改修助成は1190万円。分譲マンションの耐震診断(上限100万円)を新たに助成し、65才以上の高齢者または障がい者が居住する木造一戸建て住宅の耐震診断について10万円まで助成。改修工事の助成は建て替えも対象とし、上限40万円とする。
3自主防災会への支援は約1870万円。希望する防災会に防災倉庫を追加設置する(20基分)軽可搬式ポンプを未配備の11防災会に配備する。
4公共施設の耐震診断委託料は約1450万円。市役所本庁舎、第三庁舎(社会福祉協議会等が利用)、東北コミセン、老人福祉センター(みどり学園含む)を実施。
5福祉施設の防災対策費を約2300万円。乳幼児および、障がい者の安全確保のため、保育園、放課後児童保育室、福祉の里や児童センターなどに蛍光灯の飛散防止やガラスの耐震補強、非常用持出袋の購入などの防災対策などです。

 また、水道事業会計補正予算で、給水車を一台購入(約1140万円)し、二台体制とすることも提案されました。
自公に「魂」を売り渡す
佐々木議員が特例公債法案に反対討論
佐々木憲昭衆院議員
佐々木憲昭衆院議員

 野田財務大臣は14日NHKの番組で自民、公明両党との大連立について、「正面玄関に立ってコツコツとノックし、礼を踏まえた対応が大事だ」と述べた。
 一体誰のため、何のための「大連立」なのだろうか。
 この間の3党協議と合意を見ると、子ども手当や高校無償化など、国民にとって必要な政策を「廃止」したり、「見直し」し、政権交代時のマニュフェストの「魂」を自公に売り渡した感がある。
 しかも民主党政治は、「社会保障と税の一体改革」の名による消費税10%増税、普天間基地の辺野古移設、TPP推進など、自民党政治に戻るだけでなく、さらに悪い政治に踏み出そうとしている。
 共産党の立場は、文字通り「国民の生活を第一に」だ。

「ふるさと新座館」建設 くじで清水建設が落札
 「ふるさと新座館」の新築工事が開始されます。 敷地面積約1971平米で、地下2階、地上2階の構造。地下には246席の小ホール(多目的)1階は農産物直売所とホール(観光スペースを含む)2階は講義室、軽体育室などの公民館機能(野火止公民館を移転)となっています。
 8月10日入札が実施され、応札した12社すべてが、最低制限価格11億1442万9600円としたため、くじにより清水建設が落札しました。落札価格は予定価格13億9303万7000円(税抜)の8割でした。

 臨時議会で工事請負契約が可決されれば、すぐ工事を開始し、来年11月から利用開始の予定です。
原発も核兵器もなくそう
共産党が8月15日に街頭宣伝
終戦記念日に小野だいすけ議員は保坂フミ子さんと街頭演説

 8月15日終戦記念日に、小野だいすけ議員は保坂フミ子さんと街頭演説をおこないました。
 「二度と悲惨な戦争をおこさない、原発も核兵器も人間の手で終わりにしよう」と訴え。「暑いのに頑張ってますね」「応援してます」等、市民が手をふって応えて下さいました。

核の実態を語り継ぎたい
原水禁2011年世界大会・長崎に参加して
新座市の皆様からの折り鶴を届けました
新座市の皆様からの折り鶴を届けました

 8月7日から開催された「原水爆禁止2011年世界大会・長崎」に参加しました。大会には、核保有国の米、英、仏、ロシアを含め過去最多の44ヶ国7800人が参加。核兵器廃絶署名54万筆、平和の折りヅルが28万羽が集められました。

 田上富久長崎市長は「『ノーモア被爆者』を訴えてきた被爆国の私たちが、どうして再び放射線の恐怖に脅えることになったのか。・・原子力に変わる再生可能エネルギーの開発を進めることが必要です」と平和宣言を読みあげました。
 私は、分科会「自治体住民ぐるみの非核・平和の運動の推進」に参加し新座市での平和行政の取り組みを紹介しました。

野火止公民館の新座市平和展を見る市民
野火止公民館の新座市平和展を見る市民

 新座市では、近年、広島平和祈念資料館から「市民が描く原爆絵」パネル等を借りて、『新座市平和展』を公民館や市役所ロビーで開催。今年度は、市長も見学した「埼玉の平和のための戦争展」(浦和コルソ)からお借りした埼玉の空襲の様子も展示されました。
 また、「核兵器廃絶は市民の願い」と書かれた懸垂幕が第二庁舎や、ほっとぷらざに設置され、議会での提案が実ってきていることを発言しました。

ほっとぷらざに平和の懸垂幕
ほっとぷらざに平和の懸垂幕

 翌日、爆心地の慰霊碑に市民から託された折りヅルを届けました。私の世代が被爆者の生の声を聞ける最後の世代。核兵器の実態を後世に語り継ぐ重要な役割があります。
 新座市で、「非核平和都市宣言」を実現できるよう市民との共同を広げる決意を新たにしました。

(記・小野だいすけ)

中学校歴史教科書
育鵬社、自由社は不採択に
 来年から4年間使用する中学校の歴史・公民教科書が決まりました。新座市は、朝霞市など近隣4市の第四地区で、現在は東京書籍を使用しています。「戦争を賛美する育鵬社などの教科書を採択しないで」と各市で教育委員会への申し入れや教科書展示会の閲覧(志木市総合福祉センター)などに取組んできました。育鵬社、自由社の教科書は、採択されなかったとのことです。
避難者の方は家賃助成の申請を
申請は8月31日まで
 埼玉県は、津波や原発事故などのために埼玉県に避難し、民間アパートを借りている方の家賃助成を始めます。県の借上げ住宅に名義変更をおこなうため、契約した不動産屋に8月31日までに申請してください。現在705件が申請、約550件の審査が終わったとのことです。(県住宅課) 詳しくは、市役所のまちづくり計画課へ。
 共産党はすべての該当者へ制度の周知と、家賃だけでなく「厚労省通知」通りに敷金・礼金など3月11日にさかのぼって助成することを県に要請しています。
公共施設の空間放射線量 8月8日〜10日
公共施設の空間放射線量
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