日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2011.5.1  No.1413
日本共産党新座市委員会
国家公務員宿舎32戸を貸出し
震災被災者、原発避難者の方へ 来年4月30日まで
 新座市は、新塚一丁目に昨春完成した国家公務員宿舎の空き家32戸を避難者の方に一時的に貸出し支援をおこなうことになりました。

親族・知人宅に避難されている方も対象

 対象は東日本大震災で住居を失った方や原発事故で避難指示が出されている方、市内の親族・知人宅に避難されている方で、入居期間は5月11日から来年4月30日までです。
 部屋は3LDK。家賃は無料とし共益費・光熱水費は入居者負担。ガス台、布団、カーテンなどの日用品は新座市コブシ福祉基金に積み立てた市民からの義援金を活用。さらにテレビ、洗濯機、冷蔵庫を用意するとしています。申込書は市役所や公民館などにあります。詳しくは「広報にいざ」5月号や新座市ホームページをご覧ください。

共産党市議団、「民間住宅借り上げ」を市長に要望

 現在、震災、原発事故で住居を失うなどで新座市に避難されている方は第一老人福祉センターに4世帯、親戚宅などに約20世帯50人おられます。老福センターの使用は4月いっぱいとなっていたため、共産党市議団は「民間住宅借り上げて提供するように」市長に要望してきました。
仮設増設、現金支給を
塩川衆院議員が避難者支援を要求
 国会内閣委員会で私は福島原発事故による避難者の実態把握と支援を求めた。

 「福島第一原発から30キロ圏内の住民数は」との問いに枝野幸男官房長官は「約14万人」と答弁。総務省は「21万ないし22万人」と答弁していたが、住民数さえ把握せず実態に見合った支援ができるだろうか。枝野長官は「大変問題」と陳謝した。

 福島県内の5万人以上の避難世帯に対し、住宅も十分でなく、まだ親類などを頼りに避難している人が7万人以上である。「仮設住宅の増設や親類を頼る方に現金支給するなどの対策をおこなうように」と求めた。

 枝野長官は「仮設住宅の増設をしていく方向だ」と述べ、生活支援に取り組むことを明らかにした。

日本共産党 塩川てつや衆議院議員
「憩いの森」が10カ所に
雑木林の保全にと共産党が提案
小鹿伸衛議員
小鹿伸衛議員

 みどり薫り雑木林が本当にまぶしい五月になりました。新座市の誇れる雑木林も年々減っている状態に歯止めがかけられないでいますが、地権者の協力を得て緑を保全する「憩いの森」が十年間で10力所となりました。

 「憩いの森」は土地保有者と保全協定を締結し、グリーンサポーターの皆さんが草刈や園路整備をして市民が散策、緑に親しめるようにしています。「森のコンサート」や学校の野外教育の場となっている所もあります。

 「憩いの森」は小鹿伸衛議員が20数年前、野火止用水を調査している際、都県境の東久留米市の雑木林の「いこいの森」を発見し、新座市に提案して実現したものです。固定資産税と都市計両税を免除して市が管理し雑木林の保全に役立っています。

野火止4丁目恵山通り憩いの森
野火止四丁目恵山通り憩いの森
市民の皆さんに緑に親しんでいただくため、園路柵の設置、常緑樹の伐採などを行いました。(新座市ホームページより)
「憩いの森」が10カ所に
市内循環バス「にいバス」の改善を
朝賀英義議員
朝賀英義議員

 一昨年の10月から運行を始めた市内循環バス「にいバス」が、昨年11月からより細かく地域を走る運行コースになり、発着の起点は新座市役所から2ケ所の老人福祉センター(堀ノ内・大和田)に変わりました。利便性は向上したでしょうか。

 朝賀議員は次のような改善を求め、3月議会一般質問の通告をしました。

 市内循環バスはお年寄りの方が病院や買い物に出かけたり、市民の方が出かける時に気軽に利用できるような運行形態にすることが求められます。そのために「にいバス」を「コミュニティバス」にしっかり位置づけて改善していくべきです。

 また、発着の起点は市内全域を視野に入れた運行を考えた場合、やはり市役所を起点に循環し、バスの乗り継ぎができるようにしていくことが必要ではないでしょうか。また、今の運行ではバスの便数が少なすぎます。せめて1時間に1便くらいにしていくべきです。

 「にいバス」が地域に根付くためには、市民の声をよく聞いて改善をしていくべきです。

春の風コンサート
栄・池田 九条の会 5周年の集い
 栄・池田九条の会5周年の集い「春の風コンサート」が4月16日(土)、福祉の里で開かれ83人が参加、震災救援募金6万7千円が寄せられました。

 大震災の犠牲者・被災者に祈りをこめて、瞑想曲「埴生の宿」の演奏で始まったデュオ・ケーナルバのコンサート、ケーナの八木倫明さん、アルパの池山由香さんの「コンドルは飛んでゆく」「さとうきび畑」などすばらしい演奏に感動しながらも、みんなで被災地の人々に思いを寄せていました。

 地域の仲間たちによる「お国ことばで九条朗読」は、憲法前文の朗読に続いて秋田、福島、茨城、大阪、山口、鹿児島のお国ことばで九条が語られ、いつもより身近に憲法を見つめ、大震災や原発問題を考える機会になりました。

 参加者の中の、今年春定年を迎え陸前高田市に帰郷する予定でいた方から「心が洗われる思いでした・・・3月11日に街は流され実家もなくなってしまいました。いつか絶対に帰るつもりです。」という感想や、「地震でちぢこまっていたが元気が出た」「お国ことばで九条が近くなった」などの声が寄せられ、すばらしい5周年のつどいになりました。

(記 栄・池田九条の会 松田)
各生活圏域の高齢者人口・高齢化率の資料
 3月議会厚生常任委員会に、各生活圏域の高齢者人口・高齢化率の資料が出されました。(23年1月1日現在)
各生活圏域の高齢者人口・高齢化率の資料
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