日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2011.1.2  No.1397
日本共産党新座市委員会
小中学校にエアコン設置を決定
市民と共産党が力あわせた運動実る
子どもたちの猛暑対策を エアコン設置署名(第一次分)3877筆を提出 11.19
エアコン設置署名(第一次分)3877筆を提出 =2010.11.19
 12月議会で「全23小中学校の普通教室にエアコン設置予算」13億9370万円が全会一致で可決されました。
 23校のうち、リース式のガス利用エアコンが16校。購入の電気利用エアコンが7校です。

 夏の異常な猛暑で、教室の平均気温は35度を超え、体調を崩す子どもが続出。「勉強どころではない」状況でした。
 日本共産党は「小中学校にエアコン設置要望署名」を6万世帯に配布。商工祭りや駅頭等でも署名に取り組み、市民の皆さんや子どもたちから「ぜひお願いします」と大きな反響がありました。
商工祭りで「エアコン設置署名」
市民や子どもたちが「ぜひ設置して」と大反響「エアコン設置署名」商工祭り =2010.10.10

 署名はファックスでも毎日のように寄せられ、11月には4000筆以上を市長に提出し、来年度からの設置を強く要望してきたことが実りました。
 さらに、日本共産党市議団は「エアコン設置は仕事不足で悩む市内業者の仕事とするよう」求め、市長は、「電気エアコン7校中、5校は地元業者で」と答えました。

市長、国保税引下げに言及
繰越金10億円を財源に
「国民健康保険税が高くて払いきれない・・」景気低迷の中で市民の声は切実です。
 日本共産党は12月議会で「新座市国民健康保険特別会計は昨年度の繰越金8・8億円を上回る10億円の繰越金が生まれている。今年度は国保税を平均6千円下げて市民に喜ばれたが、来年度も下げられるはずだ」と追求。
 市長は「現在のままだと引下げられる可能性がある。」と答弁しました。
国民の願いはCランク 民主党の「政策コンテスト」
 1兆3千億円の予算枠に何を入れるか各省庁が競う”政策コンテスト”で、米軍への思いやり予算(1859億円)は最高のA判定。文科省が出した「奨学金給付」(1331億円)はC判定。「小学校1・2年生の35人学級実現」(2247億円)に至っては現行の40人学級の人件費も他から予算を削って財源を捻出するよう注文がついた。

 国民からの意見募集では「35人学級」は4万1700人と圧倒的だったのにだ。

 国民が強く願っている事業は低く判定し、軍事関連は「聖域」。これが民主党の「事業仕分け」の実態だ。

日本共産党 塩川てつや衆議院議員
小中学校や大和田プール改修など
 12月議会では、エアコン整備約14億円のほか、小中学校のプール・校庭等の改修、保育園や障がい者施設改修、西堀保育園建替えや野火止放課後児童保育室の増設、中央公民館屋上防水工事、大和田ファミリープールエ事費など市民要望が予算化されました。
TPP交渉への拙速な参加反対
国への意見書 全会一致で可決
 12月議会で、「TPP交渉への拙速な参加に反対し、日本の農業を守ることを求める意見書」と「北朝鮮による延坪島への砲撃に抗議する決議」が全会一致で可決されました。
 「意見書」では「平均関税率12%と最も開かれた農産物純輸入国の日本がTPPを締結すれば、農業は壊滅する。金融、保険、医療、看護師の労働力自由化も交渉内容で我が国の仕組みが一変する」としています。
観光でなく「福祉の街づくり」を
10年間の基本構想に反対する
 12月議会で、2020年まで10年間の基本方針となる「新座市第四次総合振興基本構想」が審議され、賛成多数で可決しました。
 日本共産党は、「新座市は今後高齢化か急激に進む。観光都市づくりより、子育てから高齢者まで安心して暮らせる福祉の街づくりが市民の願いである」と主張し基本構想に反対しました。
待機児童を無くすことが先決
市が「保育園民営化」を当面見送る
 新座市の保育園待機児童は過去最高の405人となり深刻です。共産党は「保育園の新増設を」と一貫して市民と運動してきました。
 来年4月から新設2園、増設1園で定員が180名増えるのに加え、西堀保育園の建替えと第一、第二保育園も建替えのための借地交渉が行われています。
 共産党の「待機児童が多い0・1・2歳児は全員入所できるのか」との追及に市長は、「栄3丁目と野火止7丁目の国有地を借用して二法人の新たな保育園開所の意向がある」と答弁しました。
 また、市は「当面は待機児童の解消が喫緊の課題」(新座市第五次行革大綱)として北野保育園等の民営化の見送りを決定。保護者の声や共産党の論戦が実りました。
12月議会一ロメモ
きびしい市民生活
市民税が3億円減。
市内の建設会社(中堅クラス)が一年で10社が廃業。
生活保護3億円増で41億円。
「市職員試験40人に303人が応募。一般事務採用予定29名には240名が殺到。
新座市国民健康保険を埼玉県で広域化し一般会計からの繰入金を無くすと一人1万8千円の国保税増額に。
市民の願いを市政に 皆さんと力合わせて実現。
子宮頸がん予防ワクチンは中1〜高1の女子2845名、ヒブワクチンは2ヵ月から5歳未満児739人に無料接種。新婦人が要望書を提出。石島市議が6月議会で一般質問し実施を要求した。
住宅リフォーム助成。
市民の利用が進み、申請76件で契約高は1億3473万円に。市内業者にリフォームを依頼すると5%を助成。
手話通訳派遣制度が来年度から市直営で開始予定。
臨時と非常勤学校栄養士の時給80円アップ来年度から。
6ヵ所の地域包括支援センターの人件費をさらに助成。
駐輪場、体育館、図書館、公民館等の指定管理者制度導入を当面見送る。施設改修を優先すると市が方針変更。
12月議会で質問しました
市政に提案日本共産党議員の一般質問
小野だいすけ市議
厚生常任委員小野だいすけ市議
子ども医療費通院分を中学卒業まで無料に
Q.埼玉県内でもすでに約5割の自治体が中学卒業まで医療費を無料にしている。市長選挙公約でもあり早急に無料化し子育て支援を。
A.財政状況を見て来年3月議会にお示ししたい。できれば来年度中に無料化したい。
その他1老朽化した空き家対策。2フットサルコート設置。3若者向け家賃補助制度。4志木中央病院前バス停の安全対策。5柳瀬川土手法面の対応。
朝賀ひでよし市議
総務常任委員長朝賀ひでよし市議
老朽化する公民館・コミセンの改修を計画的に
Q.雨漏りや外壁のひび割など、老朽化がすすむ公民館、コミュニティーセンターの改修等を財源を確保して計画的に進めよ。
A.当面、出されている改修要望には順次対応していきます。
その他1市長は国民健康保険の広域化に反対せよ。2自衛隊朝霞駐屯地に引き続き鉛害調査を求めよ。3新座墓園の通路の改善を。4地デシの課題は総務省と連携して対処を。
こじか伸衛市議
文教経済常任委員こじか伸衛市議
TPP交渉参加に反対せよ
Q.菅首相は突然TPP協議開始を決定した。TPPは物・人・サービスの関税を全て撤廃するこれまでにない貿易協定で、農業、経済、環境に壊滅的な打撃を与える。反対すべきだ。
A.全国の市長も危機感でいっぱいだ。まとめて政府に意見を出す。
その他1住宅リフォーム助成の限度額引き上げなどの改善を。2野火止四丁目集会所の建設を。
笠原すすむ市議
副議長・厚生常任委員笠原すすむ市議
介護保険制度の改悪に反対せよ
Q.厚労省が2012年実施狙う介護保険制度の見直し案は、利用料や保険料を大幅値上げしサービスを削減するとんでもない内容だ。市長として反対すべきでは。
A.介護サービスを抑制し重度化されては、かえって金がかかるようになると危惧している。市の立場を国に訴える。
その他1教職員の多忙化解消を。2保育園の待機児をなくせ。3非正規職員の待遇改善。
工藤かおる市議
総務常任委員工藤かおる市議
医療費の減免制度の周知を
Q.医療費の減免制度がまったく利用されていない。生活困窮や入院患者、国保税滞納者も対象となっている減免制度の周知を。
A.朝霞4市で医療費減免要綱を作成し来年度から実施を予定している。
その他1市内循環バス等で市民から意見募集を。2手話通訳派遣制度確立を。3地域包括支援センターの人員増を。4介護保険がすぐに使える暫定プラン周知を。
石島よう子市議
建設常任委員石島よう子市議
高齢者や障がい者のゴミ出し戸別収集を
Q.高齢者や障がい者でゴミ出しが困難な方に対する戸別収集を実施せよ。
A.今後、地域での支え合いの仕組みづくりは課題。ポランティアで無理となった場合、福祉部門との連携を考え要綱もつくって実施していきたい。
その他1国民健康保険税引下げよ。2ひばりヶ丘駅北口周辺を路上喫煙禁止区域に。3学校栄養士の労働条件改善。4産業道路、県道の危険個所改善。
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