横手市立大森病院を視察する新座市厚生常任委員 10/20 |
「健康の丘おおもり」は地域包括ケアの拠点で市立大森病院、高齢者等保健福祉センター、老健施設、特養老人ホームなどから構成され、すべてが市直営の施設です。
「健康の丘おおもり」は病院、老健施設など合わせて600床の受け入れ態勢があり、付近にはコミュニティーセンター、温水プール、軽費老人ホーム、老人専用マンションなど県の施設もあります。
市立大森病院は、平成13年から黒字経営です。小野剛院長は「大森病院のような医療・保健・福祉一体の取り組みが今、地域住民に必要です。民間病院でも福祉施設との連携は喜ばれると思います。」と話します。
高齢者等保健福祉センターは、在宅健康管理システム「うらら」を進めています。「うらら」は、電話での問診、各家庭で測定された血圧・脈拍測定、心電図測定を電話回線でセンターに自動的に送り、保健師と医師がデーターをチェックするシステムです。利用者からは「今までちょっとでも頭が痛いと心配になったが、すぐに問診できる」と不安解消の声が寄せられ、大変好評です。
大森病院では、訪問診療も行っています。「病院での5分の診察では、わからないことが多い。訪問診療では、その人の生活が見える。たとえば段差があれば、手すりが必要だとか、どういう補助が市から出るのか、などをすぐに伝えることができます。」と小野院長は話します。
「病院や施設側からの利便性ではなく、患者さんや施設を利用する方のための利便性の向上に努めています。」「施設利用者をサービスが包み込むように。」という言葉が印象的でした。視察には笠原市議も参加しました。
(記・小野市議)
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