日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2010.11.7  No.1389
日本共産党新座市委員会
大型事業は見直し・スローダウンを
今後5年間の「行革大綱」に共産党が意見
「大型事業は推進ではなく、見直し・スローダウンが必要」

 共産党市議団は来年度から5年間の「第五次新座市行財政改革大綱(素案)」に対して10月29日、7項目の意見を提出しました。
 市の素案では、「区画整理事業など財政運営への影響が大きい大型事業であっても・・・実施していかなければなりません」と述べています。
 09年までの第四次大綱では「大型事業の見直し・スローダウン」をおこない、新座駅北口区画整理事業のスローダウンが行われたのと比べ、大きな変更です。
 長引く不況で税収が大きく落ち込んでいる今、大型事業推進ではなく、保育園、学校、集会所の建替えや市道補修等で、市内業者の受注を増やす方向こそ必要ではないでしょうか。

 また、素案では「指定管理者制度の導入」について、「これまで導入を見送ってきた施設についても再検討する」とあります。体育施設・駐輪場、図書館など多くの施設に、コストダウンが目的の指定管理者制度を導入することは市民のためになりません。

 「公立保育園について」は「民営化についての検討を行います」とありますが、今検討すべきは、二百人に及ぶ待機児童の解消です。新座市は他市に比べて公立保育園が極めて少ないことが全県で一位二位を争うほど待機者が多い要因となっています。昭和30年代に建てた保育園の建て替えに伴って定員増するとともに公立保育園の新設こそ必要です。
対話力、外交力こそ問われる
「憲法九条」をテーマにした課外事業で公文国際学園中等部2年生の来訪をうけた。

 私は「今、世界の流れは軍事同盟が溶解し、機能しているのはNAT0や日米安保など4つ位しかない。紛争は無くならないかも知れないが、軍事力や戦争でなく対話を通じた外交力を憲法は求めている」と話をした。

 生徒からは、「憲法に興味がわきました」と感想が寄せられた。私の前には自民党の国会議員からも説明を受けたとのこと。若い人が多角的に考え未来への展望をつかんでほしい。

日本共産党 塩川てつや衆議院議員
新婦人が”平和と文化のつどい”
新婦人が”平和と文化のつどい”写真1
新婦人が”平和と文化のつどい”写真2
 10月31日、東北コミセンで、新婦人新座支部は”平和と文化のつどい”を開催しました。

 朗読小組が戦争体験を風化させないと群読、チャゲ&飛鳥ならぬ「ハゲ&ワズカ」のユーモラスな歌とラップ、人形劇団あおむしの公演、歌の合唱等で交流を深め、平和を創る決意を固め合いました。
<09年度 政務調査費 収支報告書> 決算資料より
<09年度 政務調査費 収支報告書> 決算資料より
 政務調査費は議員一人当たり月2万円で会派に支給されます。市政の調査や研究のための研修や視察等に使途が限られ、すべて領収書を添付し会計は公開されています。日本共産党は昨年度、総選挙があったため視察を行わず、調査旅費はゼロ円です。使途の約8割を資料購入(図書購入)に充てました。
おいしい新座の水の味が変わる?!
黒字分を料金値下げに
 10月22日、2010年度第2回新座市水道委員会が行われ参加しました。
 第5次施設整備事業計画(素案)の中で、各浄水場施設の現状と課題について説明がありました。

西堀、片山、野火止の地下水取水量が減る

「西堀浄水場、片山浄水場、野火止浄水場では、取水井(井戸水)の水位が低下している。新座団地浄水場は十分な取水量が確保できている。自己水源である深井戸の地下水量に減少がみられることから、今後の水源確保について井戸改修を計画するか、県水への転換をするか、慎重に検討する必要がある。」との説明でした。
 新座市の水道水は、井戸水と県水を3対7の割合でブレンドし、市民に供給しています。現在の自己水源を高額な県水に転換すれば、味とともに水道料金に即、跳ね返ってきます。

水道会計の純利益は約3億円

 平成21年度決算報告では水道会計の純利益は2億9098万円。前年度比1億7千万円も増で、現段階では水道料金の値上げはしない方針です。
 しかし、執行部は「平成25年度以降、県水が値上げになれば水道料金の値上げも検討せざるを得ない。」と説明しました。

井戸の改修で水源確保を

 新座市はもともと、水の供給単価を給水原価が上回る、いわゆる逆ザヤ状態が続いてます。原因は、高額な県水を県の割り当てもあり、市が購入しているからです。

 今でさえ高い上下水道料金の値上げを抑え、おいしい新座の水を安心して飲めるように、井戸の改修を進めるべきではないでしょうか。

(記・小野だいすけ市議)
医療・保険・福祉一体の取り組み
秋田県横手市「健康の丘 おおもり」を視察 厚生常任委員会
 10月20日、厚生常任委員会は、秋田県横手市の「健康の丘おおもり」の医療・保険・福祉一体の取り組みを視察しました。
写真説明
横手市立大森病院を視察する新座市厚生常任委員 10/20

 「健康の丘おおもり」は地域包括ケアの拠点で市立大森病院、高齢者等保健福祉センター、老健施設、特養老人ホームなどから構成され、すべてが市直営の施設です。
 「健康の丘おおもり」は病院、老健施設など合わせて600床の受け入れ態勢があり、付近にはコミュニティーセンター、温水プール、軽費老人ホーム、老人専用マンションなど県の施設もあります。

 市立大森病院は、平成13年から黒字経営です。小野剛院長は「大森病院のような医療・保健・福祉一体の取り組みが今、地域住民に必要です。民間病院でも福祉施設との連携は喜ばれると思います。」と話します。

 高齢者等保健福祉センターは、在宅健康管理システム「うらら」を進めています。「うらら」は、電話での問診、各家庭で測定された血圧・脈拍測定、心電図測定を電話回線でセンターに自動的に送り、保健師と医師がデーターをチェックするシステムです。利用者からは「今までちょっとでも頭が痛いと心配になったが、すぐに問診できる」と不安解消の声が寄せられ、大変好評です。

 大森病院では、訪問診療も行っています。「病院での5分の診察では、わからないことが多い。訪問診療では、その人の生活が見える。たとえば段差があれば、手すりが必要だとか、どういう補助が市から出るのか、などをすぐに伝えることができます。」と小野院長は話します。
 「病院や施設側からの利便性ではなく、患者さんや施設を利用する方のための利便性の向上に努めています。」「施設利用者をサービスが包み込むように。」という言葉が印象的でした。視察には笠原市議も参加しました。

(記・小野市議)

私はブレない 沖縄県知事選挙にご支援を
イハ洋一氏
イハ洋一氏(58)

「世界一危険な普天間基地のたらい回し(辺野古への移設)をやめさせたい」宜野湾市長・イハ洋一氏が県知事選挙に立候補。
 沖縄県民の揺るぎない意思、基地に頼らない新しい沖縄への挑戦を日米両政府に突きつける県知事選。ぜひご支援下さい!

不破さん読売新聞に登場
「読売」「時代の証言者」に11月1日から共産党の不破哲三氏が登場。70年に40歳の若さで書記局長に就任して以来党の指導者として政治の激動を歩む。常に野党の立場で時の政権と厳しく対峙。国際的には自主独立を掲げ、旧ソ連や中国共産党とも論争した半生を振り返る。
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