日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2010.10.31  No.1388
日本共産党新座市委員会
基地はいらない 沖縄にも 朝霞にも
戦争賛美の“自衛隊観閲式”に抗議する
戦争賛美の“自衛隊観閲式”に抗議する
 自衛隊観閲式が24日陸上自衛隊朝霞駐屯地で行われ、隊員3800人、車両240両、航空機約60機が参加し、低空飛行で周辺に爆音をもたらしました。

 初参加した菅直人首相は、中国、北朝鮮を名指して警戒感を表し、日米同盟の深化(強化)や自衛隊の海外派兵を強調しました。

 これに対して、朝霞4市の労組・市民団体などが「基地はいらない、沖縄にも朝霞にも」「紛争は軍事力でなく憲法九条生かせ」と約400名が抗議集会を開きました。

 今回は在日米軍が初参加。三沢基地(青森県)所属のF16戦闘機3機と米陸軍座間(神奈川県)所属のヘリ3機が飛来しました。

 予行演習中から迷彩色の自衛官がジープを走らせ、辻々に警察官が立って市民を監視する異様さに「税金浪費の警備は異常だ」と疑問の声が聴かれました。
後期高齢者医療 即廃止を
栄・池田後援会が国会要請
 日本共産党栄・池田後援会は10月6日、塩川鉄也衆院議員をたずねて、地元で集めた「後期高齢者医療制度の廃止を求める署名」568筆を手渡しして要望しました。

 塩川議員は「民主党政権になってすっかり変わってしまった」と公約破りを批判。「国民がもっと怒りの声をあげよう」と話しました。

 政府が計画している「新しい高齢者医療」は、75才以上を別勘定の国保にし、高齢者が増えれば保険料が上がる仕組みは同じ。現役世代の保険料も上がり国費を減らす狙いで許せません。
比例定数削るな
9月議会で意見書を採択
 9月市議会で、小野市議(共産)が提案した『民意を締め出す比例定数の削減をしないよう求める意見書』が14対11の賛成多数で採択され国へ送付されました。賛成は共産党、公明党、語る会。反対は政和会、刷新の会。

 笠原市議(共産)は、「これまでの国政選挙では自民が勝ったり、民主が勝ったりして二大政党支持率が合計7割だったが、先の参院選挙は二つの政党をたしても55%だ。国民は自分の主張に近い政党を選ぼうとしており、二大政党志向はほころびている。大政党に有利な小選挙区制は3割台の得票で議席の7割近くを占めることができ、一票の格差が大きくイギリスでも見直されている。民意を反映する比例代表を削ることは民意を削ることだ」と賛成討論しました。

 高邑市議(語る会)も、「中選挙区に戻すなど、色々な小さな政党があっていい。国会議員を減らすより歳費を減らした方が行革」と賛成討論。

 しかし佐原市議(刷新の会)は、「民意の反映は比例区というのには賛成だ」としながら、「一票の格差是正は小選挙区の是正でおこなう。今の制度は政権交代が実現しやすい」と反対討論をおこないました。
日本共産党 赤旗まつり
ご一緒に行きませんか
6日(土)10時半 朝霞台駅

7日(日)9時 ひばりヶ丘駅
7日(日)9時 志木駅
7日(日)9時 朝霞台駅

●お買い得バザールや音楽、スポーツを楽しみ、青空のもとで
 明日への活力の湧く話を聞きましょう。
●リュックがお買いものに便利です。
 歩きなれた靴で。
●入場券はもよりの党員、市議まで。
「子どもが顔に火傷した。早急にエアコン設置を」
市民からファックス
 日本共産党新座市委員会は『小中学校にエアコン設置署名』を全戸に配布しています。署名が毎日次々ファックスで返信され70枚を超えました。

 ある市民からは署名に添えて「着ていたフリースの袖が溶けて顔に火傷しました。今でも傷は残っています。早急にエアコンにしてください」という手紙が寄せられました。

 新座市の学校の冬の暖房は旧式のダルマストーブなので教室が狭くなり危険性が指摘されています。

駅頭署名をします。 ご参加ください。
11/ 4(木)18:00〜19:00 新座駅
11/ 5(金)18:00〜19:00 志木駅ひばりケ丘駅
11/19(金)18:00〜19:00 志木駅ひばりケ丘駅
「市民の視点が必要」事務事業評価を視察
総務常任委員会
 総務常任委員会は10月18日愛知県豊橋市の「事務事業評価の取り組み」19日に安城市の「市民ボランティア活動の推進」について行政視察をおこないました。

 豊橋市(38万人)は01年から事務事業評価を始め、一事業一指標で、1妥当性2有効性3効率性4施策への貢献度の4項目を5段階で評価します。現在は、事業の「継続」「見直し」「廃止」などの総合評価をおこなう「政策・施策評価」に進んでいました。

 担当主幹の話では「職員の意識は予算と事業という面で進んだが、係長クラスの事務負担が大きい」「評価結果と予算が必ずしも一致しないなどの矛盾もある」とのことでした。また市民の関心は低いとのことで、市民の視点に立った評価が必要ではと感じました。

 安城市(18万人)では、市民のボランティア活動の拠点となっている「市民活動センター」(愛称わくわくセンター)で話を聞きました。

 センターは今年4月オープンしたばかり。一階は、印刷やパソコンが無料で使用できる活動スペースです。 子ども会、おやじの会、福祉団体、音楽や劇団など348の団体が登録し利用者数は年々増えていました。 センターの活動は、各団体の交流をはかる「わくわくサロン」、助成金申請書の書き方など、市民活動に生かす「スキルアップ講座」現場の生の声をいかした「情報誌」(季刊)の発行など盛り沢山です。

 指定管理者は以前は防災ネットワークだった愛知ネットが「各団体が有事の時、接点をきちんと持てるように」と年間2400万円で事業受託をしています。職員11名の労働時間の長さや給料の面が気になりました。

(記・朝賀市議 工藤市議)
「残業代を満額支払わせた」
福井裁判の勝利和解 報告集会
福井裁判の勝利和解 報告集会
不払い残業代とパワハラ退職賠償を求めた福井裁判が和解。挨拶する福井妙子さん。隣は弁護士、県議
 10月22日畑中公民館で特養老人ホーム元ケアマネージャーの福井妙子さんの「勝利和解報告集会」が開かれ会場いっぱいに市民が参加しました。

 山崎徹、西里壮史両弁護士は「タイムカードもない職場で立証が難しかった残業代を満額払わせたのは支援の輪の広がりが裁判所を動かしたのだ」と述懐。

 共産党の柳下礼子、山川すみえ両県議も「福井さんのような勇気ある人が弱者の声を伝え福祉を前進させている」と挨拶しました。

 福井さんは「一万筆を超える支援署名と皆さんに支えられた」と感謝の言葉を述べ、大きな拍手に包まれました。
「まるごと郡山」を視察 農業委員会視察
学校給食の食材すべてを郡山産で
 農業委員会は、10月15日〜16日、福島県郡山市と須賀川市の農業振興と地産地消の推進を視察研修してきました。

 郡山市は人口32万人と新座の倍で面積は757平方キロメートルと新座の25倍弱です。

 明治初めまでは荒地でしたが安積疎水の開削で桑畑だった原野を米の獲れる農地に変え、減反後は花卉や畑作が行われています。市として農業センターをつくり農芸作物の実証普及を目的に「地産地消」のフォーラムの開催、援農担当支援係をおいてホテルと提携などをしています。

 市内小中学校は郡山ブレンド「あさか舞」の米を使っています。「郡山まるごと学校給食」と称して年2回、米から野菜まですべて郡山産で給食をつくるのも好評です。 引越してきた新市民に「あさか舞」5キロを提供しブランドを周知。直売所は市内19カ所あって、朝市、夕市と銘打って8カ所で実施しています。  農業委員21人が全員参加し実りある研修でした。

(記・小鹿市議)
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