日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2009.6.21  No.1320
日本共産党新座市委員会
地域活性化臨時交付金で学校トイレを改修
小野大輔議員
小野大輔議員

 小野大輔議員は、「小中学校から出ている施設補修要望170項目が半分も実施されていない。子どもの安全にかかわる危険個所やトイレ改修などは早急に実施すべきだ」と一般質問しました。

 小野議員は「転落防止柵や職員室から離れている保健室の外線電話、新座小学校の家庭科室の床の沈下等、子どもの安全にかかわることはすぐに調査し対応すべきだ。」「また、保護者からも要望が多い学校トイレの改修は、毎年2校のペースでは遅い。財政が大変というなら異臭除去特別清掃を行ってはどうか。」と提案しました。

 教育総務部長は、「転落防止柵は、学校側と協議して設置をしていく。新座小の家庭科室の床はすぐに調査する。」教育長は、「保健室の外線電話は新座小を最優先に、来年度以降実施していきたい。」と答弁しました。

 学校のトイレについては、地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用して、「八石小、池田小、栄小、新開小、栗原小、新座中、二中、三中、五中の九校すべての異臭除去特別清掃を行う」と述べました。 (東北、野寺、新堀、石神小の特別清掃はすでに予算化されています。)

 引き続き、日本共産党市議団は、安心して学べる学校環境になるように力を尽くします。

新堀集会所など 9ヶ所を改修
トイレ・台所・空調などを改善
笠原進議員
笠原進議員

 笠原進市議は「プレハブ造りの古い集会所のトイレ、台所などの改修・改善を急げ」と一般質問で提案しました。

 市内には38ヵ所の集会所がありますが、17ヵ所は84年以前に建設され百平方メートル前後でプレハブ造り、台所は狭くトイレは男女兼用です。集会所の新設を求める声は各地にありますが、一ヶ所約五千万円前後(土地代含まず)で財政的に毎年各所で新設は出来ない状況です。

 そこで笠原市議は、「新築の年次計画はよく検討して作成するにしても、当面17カ所もある古い集会所は1台所を広げ設備を充実。2トイレは男女別にして暖房便座に。3空調設備を改善する」ことを提案しました。

 市長は「それぞれの集会所は増築のスペースの有無、市有地・借地等の条件が違うので良く検討して改善したい。地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用したい」と答弁しました。

総務部長は集会所の改修について詳しく答弁しました。

★ 増築して改修
増築してトイレ・台所を改修するのは、
新堀三丁目集会所、道場一丁目集会所

★ 現状でトイレ改修
現状の中でトイレを改善するのは、
新堀集会所、栗原一丁目集会所、大和田集会所、
大和田一丁目集会所、

★ 空調を改善
石神三丁目集会所、野寺集会所

★改善を検討
 笠原市議は「市有地に立つ栗原六丁目集会所はなぜ改善できないのか」と迫り、市は「改善を検討する」と答弁しました。
手取り10万円では妻子を養えない
 キャノン非正規労働者が正社員化もとめて告訴
キヤノン非正規労組を支える会の結成を激励(6月3日)
キヤノン非正規労組を支える会の結成を激励
=6月3日

 キャノンに正社員化を求め裁判をおこした非正規労働者組合を支える会が結成され、激励に駆けつけた。

 経団連会長企業で偽装請負を告発する労働者を報復的に雇い止めする。こんな大企業の無法は許されない。

 キャノンの非正規労組員の決意表明に胸を打たれた。

「手取り10万円で妻と子どもは養えない。やっと深夜のアルバイトを見つけ辛いこともあるが、子どもの顔を思い浮かべるとやめるわけにはいかない。ゴールデンウイークには子どもをどこにも連れて行けなかった。偽装請負という違法行為をおこなったキャノンは謝罪もせず、納得がいかない。裁判を起こしたくても起こせない人もいる。これから苦しむ人を出さないためにも希望の光の見える判決を勝ち取りたい」

 この決意に応えたい。

(塩川てつや衆院議員)

修学旅行などの「積立金の立替え払い」を
公的支援を受けているご家庭に朗報
小鹿伸衛議員
小鹿伸衛議員

 小鹿議員は「公的支援を受けている方の小中学校の林間学校や修学旅行の積立金改善を」と質問しました。

 双子を子育て中のある母子家庭のお母さんから「就学援助をいただいているが、林間学校や修学旅行の積立金が二人分で毎月大変です。しかもお金が給付されるのは旅行などの決算が終わり4〜5ヵ月後。何とかならないでしょうか」との声が寄せられました。

 小鹿議員は「生活保護の世帯を調べてみると、食費を減らして子どもに積立金を持たせていると悲痛な声だった。しかも生活保護は貯金をする余裕もなく、人から金を借りてもいけない。制度の矛盾だ。積立金の立替え払えなどが出来ないか」と質問しました。

 市長は答弁に窮し休憩の後、教育長は「積立をしなくてもいいように工夫する」と答弁しました。

 小鹿議員は、ギリギリの生活をしている方たちに苦しい思いをさせていた。何とか改善ができそうだと語っています。

保育園の新増設を一日も早く
待機児童数 埼玉県ワースト1位(人口比)
工藤薫議員
工藤薫議員

 現在の経済不況で就労希望が増え、新座市の保育園の待機者は6月1日現在で214人と深刻です。工藤かおる議員は「新座市の待機児童の多さは全県ワースト1位ではないか。市有地の無償貸与など、あらゆる方法で待機児ゼロをめざすべき」と一般質問しました。

 下表1のように、ここ数年新座市の待機児童数は埼玉県40市中さいたま市、所沢市についで三位。人口比でみれば新座市が実質ワースト1位です。

 工藤議員は「新座市は近隣市と比べても公立保育園の定員が少ない。上尾市やふじみ野市は7割が公立に入所している。また、狭山市やふじみ野市は乳児人口の23%を保育園で受け入れているので待機児童が少ない。新座市は保育園が絶対的に不足しているのは明らかだ。」と述べました。(表2参照)

 市長は「現在、二つの法人から新設、一つの法人から建て替えによる定員増の相談がある。家庭保育室への負担軽減も早急に検討したい」と答弁しました。

 工藤議員は「新座市は今年度は何の予算措置もなく切迫感がないのではないか。『安心子ども基金』を活用して保育園を新設している市もある。馬場一丁目の一千平方メートル以上の市有地の活用などあらゆる努力をすべき」と主張しました。

(表1)待機児童数はワースト1、(表2)3パーセント増やせば待機児童ゼロに
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