日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2009.6.14  No.1319
日本共産党新座市委員会
市内循環バス 運行ルート・バス停の変更案示される
 市内循環バスについて、九月からの導入を目指して準備が進められていますが、現在の状況等について、六月四日の議会全員協議会で、市当局から説明がありました。

内容は
1事業を請け負う業者は、当初4社に事業費の競争見積もりを依頼したが、2社が辞退したため、西武バス(株)と東武バスウエスト(株)の競争になり、廉価だった東武バスウエスト(株)に決定した。

2運輸局等への事業申請を行うため、東武バスウエストと運行経路とバス停留所の検証を行った結果、北ルートで2か所、南ルートで4か所について見直しが提案され、北ルートで2か所、南ルートで3か所の変更が行われた。

3停留所の数は、右回り・左回り合わせて当初98か所でしたが、コースが一部一方通行になったことや、現行のバス会社のバス停と重複するなどを理由に、86か所に減らす。

4このような経過で時間を要したことから、運行計画は当初より一ヶ月遅れ、十月一日からの運行開始となる。

5無料パスの発行や時刻表、バスの愛称募集について、八月一日付け「広報にいざ」でお知らせする。

6バス車両のデザインは新座総合技術高校の協力で、84点の作品の中から3点の作品が決定され、予備車両を含めて3台のバスがそれぞれ別のデザインとなる。ということです。

 説明の後、議員から「新堀二丁目付近の水道道路は当初バス停がなく、何とか設置をと要望したが、バスも通らなくなった、なぜか。」
「既存のバス路線と重なるというが、市民の利便性を考えて一人でも多くの市民に利用してもらいたいと考えるのであれば、バス停を減らすというのは逆さまではないか。」との質問がありました。

 市当局は「新堀二丁目付近は、当初からバス停がなかった。」「とにかく一度走らせてもらってから・・」などの答えで、らちがあきませんでした。

 また、契約金額についても質疑があり、十月から来年三月までで約三千百八十万円、そのうち導入準備(バス停設置など)にかかる費用が、千五百七十三万円ということでした。

 市民の皆さんにとって利便性のよい「市内循環バス」というには、いろいろ課題をかかえての発車となりそうです。
核兵器のない世界へ動き出すときです
常泉寺で懇談するあやべ澄子衆院北関東ブロック予定候補
常泉寺で懇談するあやべ澄子衆院北関東ブロック予定候補

 オバマ大統領がおこなった「核廃絶を国家目標とする」演説は、核兵器廃絶を願う世界と日本国民の運動に希望を与えています。日本共産党の志位委員長は演説を歓迎する書簡を送り、アメリカ政府から謝辞を述べた返書も届きました。

 先日私は「原爆の火」を灯し続けているさいたま市見沼区の常泉寺を訪ね、志位委員長の書簡を紹介して懇談しました。

 住職は「核兵器は人間が作り出したもの。人間の手でなくさなければ」とおっしゃり、アメリカの大きな変化を歓迎されました。

 唯一の被爆国として「核廃絶」のイニシアチブを取るべき日本政府が、アメリカに「核抑止」力の強化を求めるなど恥ずかしいかぎりです。

 平和と核廃絶を求め、運動を広げていきましょう。

(あやべ澄子・衆院北関東ブロック予定候補)

児童センターを民間の指定管理者に 条例提案される
9日の本会議で、来年4月から本多にある児童センターの運営管理を民間の指定管理者に行わせるための条例改正案の質疑がされました。

 共産党の朝賀議員は「指定管理者に移行すれば人件費削減になることは明らかだ。保育園を退職し非常勤職員として再任用された保育士が児童センターに勤務するようになってから、児童センターの利用者が年々増えていることからみても、民間の指定管理者に移行しなくても市職員の配置によって力を発揮できるのではないか」と質問。

 福祉部長は「児童厚生員を2名配置しているが、なかなか専門職としての配置ができない状況がある。16年から利用が増えているのは再任用職員と児童厚生員の働きが大きいと考えている」と答弁しました。

 さらに、笠原議員は「デメリットとして子供の施設なので安全性の確保があげられている。ふじみ野市のプール事故では市職員が管理責任を問われ、裁判にもなっているが、デメリットはどう解消できるのか。経費はどのくらい節減できると考えているのか。関係団体の代表者や学識経験者からなる運営委員会ではどう審議してきたのか。」と質問。

 部長は「行財政改革という大所高所から判断しているので運営委員会に諮っていない。経費は約5300万円だが、1〜2割削減できるとありがたい。指定管理者には遊びや安全面の専門的なノウハウを持っている社会福祉法人や、幼稚園など学校法人、NPO法人など子育て関係団体に限って、と考えている。」と答弁しました。現在行っている天体観測会やキャンプなどの企画については仕様書に盛り込み専門的な民間の力を発揮してもらいたいと言いつつ、経費は今よりも減らしたいという、財政面優先の市の考えが明らかになりました。
9条と25条は車の両輪 第54回埼玉母親大会in岩槻
第54回埼玉母親大会in岩槻

 6月7日(日)、♪アメージング グレース♪の美しい歌声で始まった全体会は会場に入れず、第2会場で音声のみ聞いた方も含め920名の参加でした。

 記念講演は「憲法 くらし 平和」誰もが人間らしく生きられる社会を・・・のテーマで渡辺治さん(一橋大学大学院)が憲法9条改憲の動きと貧困、格差の増大で憲法25条の現状はどうなのかを分かりやすく講演されました。

 「自公政権の行き詰まりの中、私たちはあきらめない努力、待っているのではなく政治を変えるために動き出すこと、『9条と25条は車の両輪』」という渡辺さんの話は心に残りました。

 午後は11の分科会で充実した時間を共有しあい最後は岩槻駅まで元気にパレード・・元気な女性たちに圧倒された一日でした。

(新婦人・細野)

新座市福祉フェステイバル開催
 6月7日(日)、夏のような日差しの下、栄の福祉の里で、第16回新座市福祉フェステイバルが開かれました。市内の様々な福祉団体や事業所、ボランテイアなど87団体の方と訪れた市民の方が、日頃の活動の紹介やステージ発表、作品展示、模擬店などをつうじて交流を深めました。
定額給付金の申請世帯は8割 6月中にほぼ給付完了
 新座市の定額給付金の申請世帯数は、6月1日現在約5万4000件・約82%です。申請した世帯には6月中に口座振込みで支給がほぼ終わる見込みです。

 新座市の定額給付金支給対象者数は15万6940人、子育て特別応援手当は2083人。予算額は定額給付金は23億5000万円、子育て応援特別手当は7920万円です。

 申請書の書き方など問い合わせの電話はこれまで7500件(一日平均326件)で、ピークは申請書を送った週明けの4月27日には1425件もの電話がありました。

 電話応対や書類の発送など臨時職員の採用経費にかかった事務費は約7300万円。全額国費(税金)から払われるそうです。
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