日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2009.2.22  No.1303
日本共産党新座市委員会
通院は小学3年生、入院は中学卒業まで
子ども医療費の無料化を拡大
共産党の予算要望が実現します
 日本共産党市議団は、09年度予算編成に対し41項目の重点要望書を提出していましたが、2月12日に回答がありました。

妊婦検診は14回まで無料化を拡大

 「子ども医療費無料化は、計画的に中学校卒業まで拡大すること」の要望に対し、「平成21年度については通院を小学校3年生まで、入院を中学校3年生まで拡大する」、「妊婦の無料検診を5回から14回に拡大すること」に対し、「14回へ拡大する予定」など前向きの回答がありました。

7小中学校保健室に外線電話を設置

 小中学校の保健室への電話の設置については、「保健室と職員室の設置階が異なる学校に設置する」として、野火止小、八石小、池田小、東野小、新堀小、新座中、第四中の7校に、平成21年度外線電話を設置する予定です。

学校トイレの改修2校・特別清掃5校実施

 学校トイレの改修については、「平成21年度は、東野小と第六中の大規模改修に合わせて、トイレ改修を行う。悪臭除去に特に効果が得られる特別清掃を5校(東北小、野寺小、新堀小、石神小、第四中)で実施する予定となっています。

林間学校補助金は元どうりに戻す

「林間学校の補助金を元に戻せ」の要望に対し、「小学校二千円、中学校四千五百円に戻す」と回答しました。

住宅リフォーム助成制度を実施

 住宅リフォーム助成制度と耐震診断、耐震補強工事助成制度についても、要望どうり平成21年度に導入するとしています。

 「商店会の街路灯の電気料を全額補助せよ」の要望に対しては、「補助率を現在の3分の2から、以前の4分の3に戻す」が、全額補助は財政状況から難しいとしています。

野火止公民館の移設を検討

 「ふるさと新座館の建設は行わないこと」「障がい者も高齢者も利用しやすいよう、野火止公民館など公共施設のバリアフリー化を促進すること」の要望について、野火止公民館は志木街道の拡幅のため敷地の縮小が見込まれるため、現在の場所での改築は実施せず、ふるさと新座館の建設予定地に野火止公民館を移設することを視野に入れて検討すると回答しています。
足腰の強い経済に 政治の責任が問われています
あやべ澄子日本共産党北関東比例予定候補
あやべ澄子日本共産党北関東比例予定候補

 「目を見ると、悲惨さが伝わってきます」「リュックサックに荷物を全部入れて来た人もいます。登録型派遣の仕事がなくなってしまったという人でした。――この間、訪問したハローワークの職員の方々からお聞きした話です。解雇された労働者が、年明け早々から、続々とハローワークにつめ掛けています。

 「年越し派遣村」で明けた今年のお正月。私たちの宣伝行動に、「突然解雇され、5日間路上で生活している」という男性が声をかけてこられたこともあります。低い賃金と寮費などの法外な天引きで思うように蓄えもできず、解雇が即、「寝る場所がない。食事もままならない」という事態に繋がっています。余りにも異常です!

 こんなにも国民が苦しんでいるのに、「アメリカ発の金融危機の津波に飲み込まれてしまった」と、今の事態をまるで天災のようにいう、麻生首相の無責任さには怒りを通りこしあきれます!

 「派遣村」のような親身な失業者支援を行うこと、「雇い止め」をやめさせ大量の失業者を生み出す大元をストップさせること、そして「労働者派遣法」を「派遣の自由化」を決めた1999年以前に戻すこと。

 雇用を安定させ、中小企業や農業・漁業を応援して国民の所得を増やし、また社会保障を充実させてこそ消費も広がり、「津波」にさらわれない足腰の強い経済になるのでは?政治の責任が問われています。

(あやべ澄子)

「新座なんでも相談ネットワーク」主催
なんでも相談会を実施
志木駅前で「なんでも相談会」
志木駅前で「なんでも相談会」を行う共産党市議団とネットワークメンバー
 2月17日(火)、午後5時から7時まで、志木駅前で「新座なんでも相談ネットワーク」主催の「なんでも相談会」を行いました。

 「新座なんでも相談ネットワーク」は、深刻な景気悪化のもとで、雇用や暮らしの不安が増す中、新座市内の労働組合、市民団体、日本共産党市議、弁護士、税理士、中央ろうきん朝霞支店などが、それぞれの専門性を生かして、市民の皆さんの様々な悩みごと、困りごとを一緒に考え、解決の方策を見つける機会を提供しようと結成しました。相談は無料で予約不要です。

 17日は初めての相談会でしたが、ネットワークのメンバーが「一人で悩まないでお気軽にご相談ください」と声をかけながら「なんでも相談会」のお知らせビラを配りました。この日は、5人から賃金や納税などで相談がありました。

 引き続き、各団体で相談を受けますが、次回の「なんでも相談会」は、次のとうりです。
なんでも相談会
ところ:野火止公民館
日 時:3月8日(日)10:00〜12:00・13:00〜15:00
『いのちと暮らしを守る新座市民集会』にご参加を!
いのちと暮らしを守る新座市民集会

 2月25日(水)開場18:30 開会19:00
 新座市・三軒屋公園

 (東北コミュニティセンター裏)
 「いのちと暮らしを守る新座市民集会実行委員会」主催の市民集会が、2月25日(水)に行われます。

 大企業が非正規労働者をモノのようにリストラし、その波が正社員にも広がり給与も減らされる中で、景気はますます悪化、消費は冷え込み、「仕事がない」という悲鳴の声が大きくなっています。一方、大企業は株主への配当金と内部留保を大きく増やしています。雇用を安定させ賃金を上げることが大切な景気対策です。

 どなたでも参加できる集会とデモ行進です。人間らしく働ける社会、貧困をなくし安心して暮らせる社会のため、ご一緒に声を上げましょう。
教育子育てに憲法の風を
 2月11日、朝霞市産業文化センターで、朝霞・志木・新座・和光民主教育をすすめる会主催の講演会「教育子育てに憲法の風を」が開催され、新座市からも多くの市民が参加しました。講師は「九条の会」事務局長の小森陽一さんです。

 小森さんは昨年十月に「教育子育て九条の会」が結成されたことから、なぜ今「教育子育ての会」なのか、アメリカ式の社会構造に変えようと格差が広がる中、貧困が子どもに直にはね返るようになってしまったが、九条を軸に憲法のすべての人権条項をつなぐ人と人のつながり、連帯の回復をと呼びかけました。

 感想が寄せられましたので紹介します。
 憲法を学ぶ会の一員として、小森さんが紹介された「サイトウ家九条の会」の話に感動しました。自分の孫から学校の保護者にまでその取り組みを広げることができたこと。ガリ版印刷でカラーのチラシを2000部以上つくり、1軒1軒話しながら回っているということ。これこそ草の根の活動だと感じました。百年に一度の経済危機といわれていますが、「なぜ」という根源的な問いを大切にし、社会矛盾の本質を見なくてはいけません。戦争の足音も聞こえてきています。我々が今、戦争をとめる責任があると強く感じました。
(投稿・境野)
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