あやべ澄子日本共産党北関東比例予定候補 |
「目を見ると、悲惨さが伝わってきます」「リュックサックに荷物を全部入れて来た人もいます。登録型派遣の仕事がなくなってしまったという人でした。――この間、訪問したハローワークの職員の方々からお聞きした話です。解雇された労働者が、年明け早々から、続々とハローワークにつめ掛けています。
「年越し派遣村」で明けた今年のお正月。私たちの宣伝行動に、「突然解雇され、5日間路上で生活している」という男性が声をかけてこられたこともあります。低い賃金と寮費などの法外な天引きで思うように蓄えもできず、解雇が即、「寝る場所がない。食事もままならない」という事態に繋がっています。余りにも異常です!
こんなにも国民が苦しんでいるのに、「アメリカ発の金融危機の津波に飲み込まれてしまった」と、今の事態をまるで天災のようにいう、麻生首相の無責任さには怒りを通りこしあきれます!
「派遣村」のような親身な失業者支援を行うこと、「雇い止め」をやめさせ大量の失業者を生み出す大元をストップさせること、そして「労働者派遣法」を「派遣の自由化」を決めた1999年以前に戻すこと。
雇用を安定させ、中小企業や農業・漁業を応援して国民の所得を増やし、また社会保障を充実させてこそ消費も広がり、「津波」にさらわれない足腰の強い経済になるのでは?政治の責任が問われています。
(あやべ澄子)
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