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戦後60年に思う |
一歩踏み出せば同じ思い 平和守る党とともに |
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東京都立大学の自冶会委員長をしていた大学二年生の時、学内で平和集会を開きました。
ゲーテを敬愛するドイツ語の教授が広島での被爆体験を語りました。累々と横たわる死体、水を求めて逃げ惑う人々の姿を目の当たりにしたと言います。強烈な光景は「死体の頭部からの脳みそがあらわになり、ぷるぷると震えてまるで豆腐のように白かった。人間の尊厳を奪い、人間が人間らしくあることを否定する」と話され、構内はシーンと静まり返りました。 |
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東京都立大学の自冶会委員長をしていた大学二年生の時、学内で平和集会を開きました。
ゲーテを敬愛するドイツ語の教授が広島での被爆体験を語りました。累々と横たわる死体、水を求めて逃げ惑う人々の姿を目の当たりにしたと言います。強烈な光景は「死体の頭部からの脳みそがあらわになり、ぷるぷると震えてまるで豆腐のように白かった。人間の尊厳を奪い、人間が人間らしくあることを否定する」と話され、構内はシーンと静まり返りました。
この時感じた「戦争を二度と繰り返してはいけない」との強い思いが私の平和の原点となっています。
中学、高校の時から社会問題に関心を持ち、世界の飢餓や貧困に胸を痛めていました。しかし自分ひとりではどうにもならず答えを見つけられずにいました。
答えてくれたのは
当時、核兵器を搭載したアメリカ航空母艦ミッドウエーの寄航が大問題になり、唯一の被爆国で「非核三原則」を持つ日本でなぜこんなことが、と怒りが列島を包んでいました。
疑問に答えてくれたのは大学の民青と日本共産党の先輩たちでした。問題の根本にある安保条約を廃棄し、非同盟・中立の立場でアジアとの友好を築く平和への道筋は、私にとって新鮮な驚きでした。
「戦争をしたがっている勢力がいる以上、平和を守る運動が必要。一歩踏み出せば同じ思いの仲間がたくさんいる」と呼ぴかけられ、19歳で入党しました。
現在、自衛隊の海外派遣部隊化が米軍再編と一体で進んでいます。航空自衛隊入間基地の米軍との共同使用化がささやかれています。
東京・横田基地に航空自衛隊司令部が置かれる動きと連動したものです。自衛隊はすでに米軍物資を輪送し、海外での武器、弾薬を運べる地ならしが進んでいます。
出撃基地にさせぬ
また、朝霞駐屯地にはテロ対応を名目とした海外派兵のための中央即応集団司令部が新設されました。
もし憲法9条が改悪されれぱ北関東が海外派兵の出撃基地となりかねません。
しかし一方で「9条の会」が全国で生まれ運動が広がっています。総選挙では一貫した平和の守り手・日本共産党を伸ぱしていきたい。
塩川てつや(前衆議院議員、日本共産党北関東ブロック比例代表) |
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