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毎日1500人が訪れ、年間30億円の経済効果? |
観光都市にいざ?とは 市が『地域再生計画』を提案 |
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市は『観光都市新座づくり(雑木林とせせらぎのあるまちづくり)』を目指した地域再生構想案を昨年10月、地域再生本部に応募。
「みどり豊かな野火止用水や歴史遺産を生かして市全域を観光都市として発展させたい」と計画書を今年6月に再提出する予定です。
『構想案』は「環境との共生」「地場産業の育成」「地域雇用の創出」を図るとして、具体的には「ふるさと歴史館、ほたるの里、展望ラウンジ、道場公園の整備。うどん、そば屋の集積。キャンプ場やミニゴルフ場の整備。アトム記念館や水族館新設」など20の事業の実施を検討しています。
この事業で期待される経済効果は年間約30億円(年間約55万人が観光に訪れ1人5千円相当の買物をしていく)と見込んでいます。さらに「うどん店の開業」で二百人、「遊歩道の整備」で五百人など総計千七百十人の新規雇用が増えるとも提案しています。
日本共産党は「本当にこのような経済波及効果があるのか。夢物語ではないか。実際はどの程度新座に観光に来ているのか」と質間。
市は「平林寺に年間六万人でそれを目安にしている」と答弁しました。
日本共産党は、「歴史や農業に光を当てることは大事な観点だが、地域経済を活性化するには観光事業だけでは不充分ではないか。市幹部が商店や農家に実際に足を運んで苦労の実態を良くつかむことが必要だ。地域再生という国の打ち出す施策に安易に乗っかる行政ではなく、現状をリアルにつかむことが大切では」と提案しました。 |
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