日本共産党新座市議会議員団
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市議会報告
2016年 9月議会← 前回  |  次回 →
新市長も大型開発優先 土地区画整理事業127億円が本格稼働
地下鉄12号線は来ない 積立金9億円は取り崩して市民のために
全国上位の財政力を市民のために生かせ 共産党、決算を不認定
税金は福祉・教育優先に 福祉サービス切り捨ては撤回を!
福祉サービス 9割(1億7200万円)が現状維持に
日本共産党市議会議員の一般質問項目
《小野議員》新座志木中央総合病院周辺の安全対策を
《工藤議員》シルバーの交通指導員さんに 制服支給を
《笠原議員》放課後児童保育室 新増設計画をキチンと持て
《石島議員》子どもの貧困実態調査の実施を
《芦野議員》石神小の大規模改修工事は来年度実施を
《つじ議員》水道タンク跡地のバス祈り返し場建設問題
並木新市長も大型開発を優先
大和田2・3丁目土地区画整理事業127億円が本格稼働
 9月議会で並木新市長は、「税収の伸びるまちをめざす」ため、大和田2・3丁目土地区画整理事業を本格的に開始することを表明しました。区画整理事業の条例や特別会計予算が賛成多数で議決されました。
(共産党と市民と語る会8名が反対)

清水建設が一括受注

 この事業は大和田2・3丁目の市街化調整区域(約50ヘクタール)を整備して宅地化し、清水建設の流通センター3棟とカインズグループのホームセンターと食品館2棟などを建設するというものです。
 大型道路を整備し、下水を入れ、雨水対策に調整池(20億円)を整備、所沢との間に橋を建設など、総事業費127億円もの大事業です。道路も下水道も清水建設が一括して受注することも分かりました。

 日本共産党は「区画整理事業は駅周辺は市施行、その他は組合施行としてきたが、今回は駅周辺でないのになぜ市施行でやるのか?組合施行に比べて多額の税金が投入される」として事業予算に反対しました。

一方で市民サービス削減か

 市はこのように100億円規模の大型開発事業(新座駅北口、大和田の区画整理事業)等を同時進行する一方で、「財政が大変だ」として、来年度から増税や福祉サービスの削減を検討しています。とても市民の理解は得られません。
大和田2・3丁目土地区画整理事業
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地下鉄12号線は来ない
積立金9億円は取り崩して市民のために
 並木新市長は所信表明で「地下鉄12号線の早期の延伸実現にむけ全力で取り組んでいく」と表明しました。
練馬区内の延伸もまだ事業者が未定

 共産党市議団は、1地下鉄12号線が新座市にくる可能性はほとんどない。2須田市長は『新座市に一駅だけでも』と車両基地の無償提供まで提案したが、今回の答申で延伸の可能性は消えたので立候補しなかったのではないか。39億円の基金は近年中に延伸が実現する場合のために積み立てたもので、今は必要なくなった。取り崩して市民のために使うべきと主張しました。

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待機児童対策、教育費削減などを決算で指摘
共産党 全国上位の財政力を市民のために生かす
 9月議会で昨年度予算の決算審査をおこない、共産党市議団は18歳までの医療費やガン検診の無料化、耐震診断・補強工事の促進などを評価しつつ、以下の理由で決算を不認定としました。
新座市は125位/813市区中

 1マイナンバー制度は約2億円で導入され今後システム変更など市民の税金が使われる。2教育予算は一割を切り、小中学校の図書費、備品購入費、施設補修費などが毎年削減。3保育園の新設がなく待機児童対策を怠ったなどです。
 また、「新座市の財政は大変か」との議論で「新座市の財政力は全国813の市区中125位で、上位。(migi表参照)市民の皆さんからたくさんの税金を納めて頂き収入は増えている。問題は大型開発を優先する税金の使い方」と批判しました。

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税金は福祉・教育優先に
福祉サービス切り捨ては、市民の声で撤回を!
 市が来年度、国保税や保育料値上げ、幼稚園入園費助成廃止などを予定していることが共産党市議団の情報公開資料で明らかになりました。暮らしが大変な今、許せません。
<市民サービス切り捨てと増税案>
→ 福祉サービス 9割(1億7200万円)が現状維持に
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福祉サービス
9割(1億7200万円)が現状維持
がん検診有料化など「福祉サービス切り捨て」を市が撤回
5989筆の反対署名を提出
5989筆の反対署名を提出
新座市社会保障推進協議会の代表者と共産党市議=11.9市長公室
 新座市社会保障推進協議会は11月9日、増税と福祉サービス切り下げ反対署名5989筆を並木市長に提出。来年度予算化しないように、強く申し入れました。

高い福祉水準 新座の誇りを無くさないで

 参加者は「新座市は良い政策がたくさんあって、他市の人からもうらやまれている。市民の誇りをなくさないでほしい」「がんの末期と早期発見では、かかる医療費の差は大きい。検診無料化は医療費の削減につながっている」「年金が下がり国もひどいけれど、これでは新座市もひどいね、と言われた」「高齢になると遠くの温泉には行けないので、入浴施設の補助券を使い近くで楽しんでいる。ささやかな楽しみをなくさないでほしい」など次々と訴えました。

 並木まさる市長は、「がん検診無料化は朝霞地区医師会からも、すばらしい施策と言われているなど、サービス水準見直しは難しい。まだ決定はしていない。ただ、都市計画税の引き上げは12月議会に提出したい」と述べました。

9割の福祉サービス (1億7200万円)を守る

 翌々日に開かれた新座市行財政改革推進委員会(松本和幸委員長)では、サービス水準見直しの40事業(福祉関係が28事業)のうち、がん検診有料化、障害者の医療費助成や手当、タクシー利用補助の削減など、14事業の見直しを撤回する方針が示されました。1億9000万円の削減予定だったが、その9割・1億7200万円分の福祉サービスは継続されます。

 共産党は情報公開で市の「行革案」をいち早く入手。障害者団体などに情報を知らせ、社会保障推進協議会とともに、新座市の福祉水準を守れと、反対運動の先頭にたって、奮闘してきました。

 情報を知った市民たちからは、「保育料値上げ反対」の署名が学童保育団体から2200筆、精神障害者団体は市に対して「通院費助成の継続を求める」申し入れを行なうなど、続々と反対の声が上がりました。

 福祉サービスの多くが今回守られましたが、レジャー農園賃料は値上げされ、国保税は「継続検討」となっています。引き続き、「増税と福祉削減やめよ」の署名を積み上げましょう。
〈現状維持〉となった事業
  見直し→現状維持となった事業


 ●重度心身障がい者手当
 ●重度心身障がい者福祉タクシー
 ●重度障がい者医療費助成
 ●障がい者就職支度金
 ●障がい者生活サポート事業費補助
 ●精神障がい者通院医療費助成
 ●子ども医療費 高校生通院分など
 ●ひとり親家庭医療費助成
 ●介護保険利用料促進補助
 ●介護保険診断書料助成
 ●保養施設(入浴)利用補助金
 ●がん検診
 ●せっけん製造販売補助
 ●生け垣設置補助
たたかいを続けよう
 新座市社会保障推進協議会会長 大森敬藏
 市長は「皆さんの希望に沿うようにします」と言うだけで、去年の須田市長のようにはっきりと、もうやりませんとは言わない。力を緩めずに社会保障を守る戦いを続けましょう。 新座市社会保障推進協議会会長 大森敬藏
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9月議会で質問しました
市政に提案日本共産党議員の一般質問
9月議会 本会議の録画がご覧になれます。
新座市議会インターネット中継(外部リンク)
小野だいすけ市議
文教環境常任委員長小野だいすけ市議
第2老福センターバスの混雑改善を
新座志木中央総合病院周辺の安全対策を
Q.第2老人福祉センター帰りのバスは高齢者や障がい者が多く利用しています。定員35名をオーバーして運行し、大変危険な状況です。バスやタクシーを活用して早急に改善を図ってください。
A.バスを使っての混雑改善を考えていたが、財政が厳しいので見送った。今後は、センター使用の自動車の活用、タクシーの利用も検討していく。
Q.現在、新座志木中央総合病院は改修中です。誘導員を配置するなど安全対策を図ってください。また、抜本的解決を図るために、歩道の設置を県に働きかけるべきでは。
A.誘導員の増員は病院にお願いする。歩道の設置については病院にお願いをして、志木街道と志木街道から病院駐車場へ入った所に2カ所設置してもらう予定です。朝霞県土事務所にも要請する。
工藤かおる市議
文教環境常任委員工藤かおる市議
新座市の北部地域にも児童センターを
先進的な「子ども食堂」の取組みに市が支援を
Q.親子で遊べる児童センターは本多と栄の二ケ所しかない。卓球や工作、野外のバーベキュー、中高生の時間もある児童センターを新座市の北方面にもつくるべきだ。大和田プール近くに市は用地を取得したまま財政事情で凍結している。
A.児童センター用地は5億7781万円で取得したが財政状況が厳しいので当面建設は考えない。
Q.「みんなで食べれば美味しいよ」孤食を無くし地域に暖かい居場所をと市内でも「子ども食堂」が始まっている。この先進的な取り組みに市も助成してはどうか。
A.子ども食堂を開設している方は行政が見に来て対象となる親子に知らせて欲しいと聞いている。市内のNPOや社会福祉法人も無料食堂、無料塾等を検討している。支援のあり方を調査研究する。
笠原すすむ市議
建設経済常任委員笠原すすむ市議
保育園新設で待機児童ゼロを
放課後児童保育室指導員の待遇改善を
Q.保育園の待機児童は9月で286名もいて昨年より大幅に増えました。「大丈夫」と言って保育園を新設しなかった市の判断ミスによるものです。来年度は2園以上の新設が必要だがどんな準備をしていますか。
A.野火止4丁目と石神4丁目に新設の準備をしています。また認可保育園の定員増や小規模保育施設の新設などで、来年4月には合計218名の増を予定しています。
Q.放課後児童保育室の指導員は8月現在で10%も欠員となっています。和光市や志木市など近隣と比べて給与が低いことが大きな要因です。国庫補助金を活用するなどして改善すべきです。
A.国庫補助金で本給を上げることについては他の嘱託職員もいますので現在は一時金への活用としていますが、雇用主の社協と協議します。
石島よう子市議
副議長・厚生常任委員石島よう子市議
子どもの貧困の実態調査を
要支援1・2の生活支援サービスは有資格者で
Q.市内で「子ども食堂」が開かれ子どもの貧困に関心が広がっている。子どもの貧困大綱に基づき実態把握や支援ニーズ調査に補助金も交付される。新座市でも調査して施策や予算を充実すべきです。
A.富士見市が実施するので、調査研究して近隣市とも連携しながら今後進めていきたい。
Q.来年4月に要支援1と2の方の訪問介護と通所介護が日常生活支援総合事業に移行する。無資格者もサービス提供できるA型は安易に導入すべきではないと考えるが、移行の準備や課題は?
A.人員基準を緩和したサービスA型については現在、事業者アンケートを実施し無資格者の研修内容や報酬単価を検討中。希望する市民はサービスA型を受けていただく。市民への説明会は年明けを予定しています。
あしの修市議
総務常任副委員長あしの修市議
石神小の大規模改修は来年実施を
あたご商店街歩道の段差解消を
Q.石神小大規模改修工事は財政が厳しいという理由で3年先延ばしとなった。大型開発の見直しや、地下鉄12号線基金の取り崩しで来年度実施すべきではないか。
A.大規模改修は早期に実施すべきとの認識はしているが、施策の選択で順位が後位になった。大型開発は着実に実施し、地下鉄の基金の取り崩しは考えていない。
Q.あたご地域の商店街は、店舗と歩道に段差が生じ車イスの方が店舗に出入りするのも店の人を呼ばなくてはならない状況にある。福祉の観点から改善が必要ではないか。
A.新座市障がい者基本条例にバリアフリー化推進の規定があるが、歩道の大規模改修時に合わせて改修を検討する。各商店街の方に障がい者への合理的配慮を周知し、働きかけていく。
辻みき市議
厚生常任委員辻みき市議
西武バス待機場は別の場所に
「みどりのまちづくリ奨励金」の復活を
Q.野火止浄水場水道タンク跡地に西武バス待機場を建設することは大変危険だ。計画を見直すべきではないか。住民説明会を行う考えはないか。
A.通学路は子どもの安全を第一に考えるので、危ない箇所はないと認識している。現時点では住民説明会を行う考えはない。詳細が決まり次第個別説明し回覧で周知する。
Q.平成17年度以降休止している「みどりのまちづくり奨励金」を復活するべきではないか。
A.市指定保存樹木(集団)は当時14か所、現在は10か所。市の財政状況は依然として厳しい状況で奨励金の交付は難しい。
Q.都市公園と同様に児童遊園もホームページで検索できるようにできないか。また砂場の衛生管理は?
A.児童遊園も検索できるようにする。公園の砂場は毎年抗菌砂を散布し衛生面に配慮している。
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新座志木中央総合病院周辺の安全対策を
部長答弁「歩道が二ヶ所設置されます」
小野だいすけ議員
小野だいすけ議員

 小野大輔議員は9月13日の一般質問で、「新座志木中央総合病院周辺は歩道がなく、朝・夕は通勤通学の方や患者の方でごった返してとても危険だ。現在、病院の改修工事が行なわれてなお危険だ」と安全対策を求めました。

 市長は「危険な所だと認識している」と答弁。担当部長は「病院、工事業者と相談して誘導員の増員をお願いしていく」と答弁しました。

新座志木中央総合病院周辺「歩道が二ヶ所設置されます」

 小野議員は、「抜本的な安全対策のためには歩道の設置が必要ではないか」と質問。都市整備部長は、「工事に入る前に病院側と協議して二ヶ所の歩道が設置される予定」として、志木街道沿いに20メートル、北野すこやか保育園方面に30メートルの歩道設置をスライドで説明しました(左図参照)

 小野議員は、「病院側のご努力で歩道が整備されたのは喜ばしいことです。しかし、病院が面している志木街道の両側とも歩道がない。志木街道は県道だから県に強く働きかけるべきだ。市としても予算を計上して安全対策をはかっていくべきです」と強調しました。

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シルバーの交通指導員さんに 制服支給を
市長答弁「9月7日に制服を納品した」
工藤かおる議員
工藤かおる議員

 工藤かおる議員は9月議会で、「交通指導員さんの処遇改善とシルバーの指導員さんたちに制服支給を」と一般質問しました。
 交通指導員さんは主に小学生の登下校の安全を守るために、58人が勤務し、欠員の場所についてはシルバー人材センターに業務委託しています。

 工藤議員は、「交通指導員さんは朝夕子ども達の安全を守って頂き大変な勤務だと思う。下校時に2時間半立つ訳ですが、学校によっては30分短縮しても大丈夫なのではという声を聞いた。実情を調査をしてはどうか」「児童数は大和田小は800人以上だが、栄小は200人台でおのずと違いがあってもいいのでは」と質問。市民環境部長は「賃金も変動するので、聞き取り調査をしてみたい」と答弁しました。

オレンジ色のヤッケは夏は暑くて着られない

 また、工藤議員は「シルバーの方は正規の制服が欲しいと二年近く要望しているが『すぐ辞めるかも知れないから』等と言われて支給されないそうだ。オレンジ色のヤッケは夏は暑くて着られない。(左写真)制服を着てドライバーに威厳を持って交通指導にあたりたい」との声を代弁しました。
 市長は、「シルバーの方26名中、14名に制服が手配されていなかった。制服は必要であり9月7日に納品した。夏服5万4900円、冬服5万6740円の二種類です」と答弁しました。

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放課後児童保育室 新増設計画をキチンと持て
「目標25クラス増」実現を
笠原すすむ議員
笠原すすむ議員

 新座市の放課後児童保育室(学童保育)は、1419人が入所しています。子どもたちを「おかえり」と指導員が迎える家庭の代替機能を持つ大切な施設です。小学校低学年の子は学校より長い時間を学童保育で過ごします。宿題や子ども同士が遊び、文化活動をする「子どもの成長・発達の場」です。

 笠原進議員は一般質問で、「放課後児童保育室の大規模化・狭あい化を解消するための新増設計画を改善すべき」と提案しました。

多数の児童が入所する新座市放課後児童保育室

 国は「1一クラスを40人に、21人当たりの面積は1・65平米以上に」としていますが、新座市では、大和田小(2クラスで179人)、野寺小(94人)、片山小(78人)、石神小(81人)など大規模校が多く、面積基準を満たしているのは22クラス中6クラスしかありません。多くが狭い教室に多人数が入所しています(表参照)

 新座市子ども・子育て支援事業計画(平成27年2月作成)では、平成31年までの5年間で国の基準を満たすため、当時の21クラスを46クラスに増やす(25クラス増)新増設計画を立てましたが、実際はこの2年間で東北小と新堀小の2クラスしか増設されていません。

 笠原議員は、「平成28年3月に作成した『後期基本計画』でも平成31年度末までに6施設しか新増設が計画されていない。46クラスの目標に大きく足りないではないか。改善すべきだ」と強く迫りました。

 福祉部長は、「当時の21施設で36クラスの設置を考えている。新増設の6施設で10クラス設置を検討している」と答弁しましたが、笠原議員の「それでは面積基準が達成できないのではないか」との追求に答弁できず、再三、本会議が中断・休憩の後、「今後、検討していく」となりました。

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子どもの貧困実態調査の実施を
市長答弁 大変重要なことだと認識している
石島よう子議員
石島よう子議員

 「子供の貧困対策に関する大綱」が2014年に閣議決定され、内閣府は自治体が実施する子どもの貧困についての実態把握と支援ニーズ調査について、交付金を設けました。

 石島議員は、新座市でも実態調査を実施するよう一般質問しました。
 「市議会でも、『子ども食堂』のことが取り上げられ、市内でも『子ども食堂』の取り組みが少しずつ広がっています。青少年問題協議会でも、子どもの貧困対策や『子ども食堂』に町会も関心を持っている等が話題になりました。行政や教育委員会にできること、また地域でなければできない柔軟な取り組みもあると言われています。地域の関心や問題意識に応えるためにも、実態調査や支援ニーズ調査を行うべきでは」と市の考えを質しました。

 並木市長は、「貧困に関する調査方法についてノウハウがまだ蓄積していない状況で、子どもの貧困の実態がどこまで明らかになるか不明なことから、様子を見ていきたい」と答弁。

 石島議員はさらに「富士見市は今年度、交付金を使って生活習慣や塾に通っているか、悩み、就労状況や収入等々をアンケート調査し、子育て支援課と学校教育課が入って支援計画を策定します。新座市でも、公的扶助を受けている方へのアンケートやスクールソーシャルワーカーヘの聞き取り調査など、できることから行う考えはないか」と、提案しました。

 市長は「大変重要なことだと認識しています。富士見市と小川町が先行して行うということなので調査研究して、近隣4市、都下の状況も含め連携しながら今後進めていきたい」と答弁しました。

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石神小の大規模改修工事は来年度実施を
あしの修議員
あしの修議員

 「財政が大変と言って石神小学校大規模改修工事を3年も先延ばしするのはおかしい。子どもたちの教育環境をしっかり整備するのが優先だ。大和田二、三丁目土地区画整理などの大型開発や9億円を超える地下鉄12号線基金を取り崩して実施すべき」とあしの修市議は当初27年度実施計画だった石神小学校大規模改修工事を30年度まで先延ばしするのではなく来年度実施すべきと市の姿勢を質しました。

 市長は、「設計も終わっており早期に実施すべき」という認識を示した上で「大型プロジェクトは着実に進めていく。地下鉄12号線については早期実現に向け全力で取り組んでいく。基金を取り崩す考えはない」と答弁。

 教育長は「国庫補助金や財政状況を鑑み30年度に実施していく」と答弁し、さらに「国庫補助金がつかない場合も考えられ、国庫補助金がつかない時は、一般財源は1億5000万円程度になり、さらに労務費の上昇で一般財源の支出が上昇すると想定している」と答弁がありました。

 あしの市議は、設計まで行い、改修工事を約束したものを優先順位が低く先延ばしをするなどおかしい。その一方で大型開発は首実に進めるというのは市民感覚からも理解できない。さらに一般財源からの支出が上昇する事も想定しているというのであれば、来年度実施すべきではないか」と市の姿勢を批判しました。

 市長は「施策の選択の順位で後位になってしまった、ご理解を」との答弁を繰り返すだけでした。

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水道タンク跡地のバス祈り返し場建設問題
通学路変更6月議会答弁から二転三転の答弁
市民団体600筆超の署名を提出
辻みき議員
辻みき議員

 野火止浄水場水道タンク跡地に建設予定の西武バス待機場について、計画が明らかになるにつれて市民の不安や、建設をやめてほしいという声が大きくなっています。バス待機場を考える会が結成され、短期間で署名が619筆寄せられ並木新市長に提出しました。9月議会では一般会計補正予算でバス待機場の工事費として約2100万円が計上されました。

 つじみき市議は一般質問でバス待機場の計画を見直し代替地を探すこと、住民説明会を開催することについて質問しました。また、東野小学校の通学路の変更案が6月議会の市長答弁と二転三転する前代未聞の事態になっています。その経緯と理由について質問しました。
 市長は安全対策をしっかりやるので建設は計画どおり進める。住民説明会は考えていない。バスのダイヤ等詳細が決まったら近隣の住民に個別で説明し、町内会にお願いして回覧の対応をすると述べました。

 通学路については教育長は、「6月議会の時には二中前を通る案であったがその時は教育委員会の方まで情報が入ってこなかったので経緯は定かではない。子どもの安全を考えた時、通学路は大幅に変えるべきではないという風に考えた」と答弁しました。新しい通学路案はガソリンスタンド側を通りマンションの出入り口を抜けて、途中から車道を歩くことになりとても安全だとは言えません。

 市長は所信表明で『安全安心で良好な住環境の整備を図り・・多くの方の定住を促進する』と述べており、大勢の人々が日常的に交錯している場所でのバス待機場建設はふさわしくありません。

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