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黒目川、柳瀬川の崩れた護岸の補修工事を |
ウォッチングをもとに治水事務所に要請 |
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黒目川右岸ばかり5カ所が崩落
「黒目川の護岸が先ごろの台風で数カ所崩れていて心配だ」という声が住民から寄せられ、10月20日に市議と市民ら10人で、「黒目川ウォッチング」を行いました。東久留米市境の神宝大橋から朝霞市境まで自転車で走りながら見たところ、昨年修繕したすぐ隣の部分も含めて右岸が5カ所崩れていることがわかりました。
市議団は「黒目川、柳瀬川の護岸補修についての要望書」を作成し24日、統轄する埼玉県新河岸川総合治水事務所に提出し、現場の写真を見せながら要請しました。
なぜ毎年繰り返すのか
同行した市民は「補修した隣がまた何カ所も崩れるという繰り返しで本当にいいのだろうか。台風も多く住民は心配している」「柳瀬川の英橋周辺では自前の排水ポンプで汲み出している所もある。」など早急な工事を要望。
市議も「黒目川護岸の補修の予算が県議会でついたとは聞いているが、毎年のことなので崩落の根本原因は何なのか」等質問しました。
国の災害復旧補助で今年度工事する
担当者は「黒目川護岸の暫定整備は終わっているが県全体の暫定整備率は50%台のため、未整備地域が優先される。黒目川は急流なので1m〜1m50cm位河床が掘られ、護岸の矢板が倒れ崩落してしまっている状態は承知している。予算がないため国の災害復旧の国庫補助に頼って崩落した所から補修している状況。補修工事は、矢板でなく、小石を入れたかごを積み上げる蛇かご方式に変えている」との説明がありました。
役人の査察のため「仮橋」
また26日〜28日に国庫補助の査定のため国土交通省と財務省の視察があることも分かりました。
ウォッチング中、人が一人通れる程の「仮橋」を架ける工事が行われており、作業員の「近く役人が見に来る。その時に効率よく右岸と左岸を見ることができるように、ということだ。お役人のやることだ」という話と符号しました。向こう岸に行くのに5分も掛からない所にわざわざ仮橋を架ける、こんな「査察」が日常茶飯事行われているのでしょうか。市議団はその点も調査中です。 |
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