日本共産党新座市議会議員団
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市議会報告
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新座市議会第4回定例議会(12月議会)が開会
循環バス「にいバス」運行事業一部見直し案が示されました
(仮称)北野ふれあいの家整備案.北野保育園建替え案示される
子ども医療費18歳まで無料化4月から実施 市民の願い実現
市役所 建替えか?改修か?市民の意見を聞いて進めよ
アスベスト被害救済請願を全会一致で可決
日本共産党市議会議員の一般質問項目
《朝賀議員》「空き家管理条例」の制定を
《工藤議員》ふるさとにいざ館 駐車料金は無料にせよ
《芦野議員》住宅リフォーム助成制度の改善を
《石島議員》臨時保育士を正規にせよ
《小野議員》新座小学校の地盤沈下対策を早急に
《笠原議員》少人数学級に決断を
子ども医療費18歳まで無料化(来年4月から)
新座市議会第4回定例議会(12月議会)が開会
 新座市議会第4回定例会が11月30日に開会しました。市長が提出した議案は、条例8件、補正予算等3件、指定管理者の指定3件など合計21件です。
 子ども医療費の無料化を18歳まで拡大する条例も提出されました。来年4月1日から実施されます。県内40市では初めてです。

 公の施設の指定管理者の指定について、1市営墓園は、新座メモリアルグループ、2総合体育館などのスポーツ施設と総合運動公園及び、栄緑道は体育協会、3児童センター及び福祉の里児童センターは新座子育てネットワークを指定しています。指定期間は墓園とスポーク施設は3年間、児童センターは5年間です。
 一般会計補正予算額は約12億6千万円の増額です。国が10月26日に閣議決定した「平成24年度一般会計経済危機対応・地域活性化予備費」を活用して、当初は来年度に予定していた新堀小学校校舎大規模改修工事(約3億8640万円)、第四中学校校舎大規模改修工事(約5億3440万円)、新座中学校体育館大規模改修工事(約2億4330万円)を今年度に繰り上げて予算措置しました。生活保護の扶助費が約1億1330万円の増、来年5月にリニューアルオープンを予定している市民会館と中央図書館の備品購入費(約2200万円)、防災ラジオの追加(800台で546万円)、志木駅南口公衆トイレの改修(約2900万円)などが補正予算に計上されています。また、職員の人件費が約1億2500万円減額されています。

 公共下水道野火止第二幹線工事その10の工事請負契約が11月14日に一般競争入札され、8社が最低制限価格で札を入れたため、くじにより三井住友建設(株)が落札しました。契約金額(税込み)は1億5476万円です。北野入口通り(立教大学のグランド横の通り)を約250メートル、内径2・2メートルの下水管を入れる工事です。工期は12月21日から来年3月末までです。
12月議会会期日程
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市内循環バス「にいバス」運行事業
一部見直し案が示されました
 11月30日の新座市議会全員協議会で、市内循環バス「にいバス」の運行事業の一部見直し案が示されました。

 「にいバス」は福祉的意味合いの強いコミュニティーバスとして平成21年10月から運行を開始しました。平成22年11月には市民要望を受けて路線などを見直して、各老人福祉センターを起点とする北コースと南コースの2経路で運行しています。運行見直し後、70人の市民の方から合計99件の意見・要望が寄せられたため、新座市は庁内検討委員会を設置して今年の5月から10月まで検討を行ってきました。

 市民からの意見・要望の主な内容は、

1バスの増便に関すること(新座団地、栄・池田地区、西堀・新堀地区)
2バス停の新設、ルート変更(石神、北野、公共施設、病院等)
3市役所起点へ変更
4市役所での乗り継ぎを希望、です。

 検討委員会の一部見直し案は次の通りです。

運行ルートは3ルートに

 バスの台数を現行の2台から1台増やして3台とし、運行ルートは現行の2ルートから、北コース、東コース、西コースの3ルートに、基点は全コース新座市役所にします。各コース2〜3便増便します。

1、北コース(循環方式)
 第二老人福祉センター、 志木駅、新座駅方面

○現行の北コースに入っている中野地域がコースから外れ、北野地域に新たに乗り入れます。菅沢・あたご方面が西コースになります。
○1周 60分
○左右両方向廻り
○バス停留所数 22か所
 主なバス停留所
市役所―(仮称)ふるさと新座館前―新座駅南口―(仮称)新座駅北入口―(仮称)大和田―第二老人福祉センター―新座団地―志木駅南―(仮称)北野病院―(仮称)野火止北団地―(仮称)立教大学南―(仮称)ふるさと新座館前―市役所 等

2、東コース(循環方式)
 栄・池田地区、ひばりヶ 丘駅、老人福祉センター 方面

○現行の南コースから、西堀・新堀、清瀬駅方面がはずれて西コースになります。
○1周 65分
○左右両方向廻り
○バス停留所数 30か所
 主なバス停留所
市役所―畑中ふれあい遊園―新座高校―市営墓園―栄公民館―栄六条通り―前原―第五中学校前―野寺小学校前―ひばりヶ丘駅入り口―堀ノ内病院前―老人福祉センター―(仮称)静風荘病院前―(仮称)児童センター―市役所 等

3、西コース(シャトル「往復」方式)
 それぞれ、各老人福祉 センターを通る2コースに分かれます

 市役所〜清瀬駅入口コース
○片道 31分
○バス停留所数 18か所
 主なバス停留所
市役所―(仮称)市民総合体育館入口―(仮称)総合運動公園西口―(仮称)石神小学校―新座病院―堀ノ内病院―老人福祉センター―新座病院―(仮称)石神小学校―西堀―(仮称)清瀬駅入り口 等

 市役所〜第二老人福祉 センターコース
○片道 17分
○バス停留所数 7か所
 主なバス停留所
市役所―山下橋―十文字女子大前―菅沢子ども広場―あたご第二児童遊園―団地センター―第二老人福祉センター

通勤者の利用も考慮

 運行時刻は、老人福祉センターのサークル時間におおむね対応すること、栄・池田地区、新座団地、西堀・新堀地区、野寺・栗原地区から新座市役所への利便性を向上させること、通勤者にも利用してもらえるよう4つの駅への到着時刻を午前7時半前に設定すること、各駅から午後6時代に出発する時刻を設定すること等を配慮しています。
 また、上屋を設置するバス停を検討します。乗り継ぎについては、乗り継ぎ券発行のコストや運転手の負担が増えるため今まで通り正規料金を支払うこととしています。日曜日の運行についてはこれまでの土曜日の利用が少ないため運休することとしています。

8月から新ルートの予定

 今後、議員や市民の意見を聞き、3月までに市民も参加しているの新座市地域公共交通会議を開いて、4月に関東運輸局へ変更申請、市民への周知を経て、8月頃に新ルートによる運行を開始する予定です。
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(仮称)北野ふれあいの家整備案と
北野保育園建替え案 示される
12月議会 全員協議会で説明
 12月議会の市議会全員協議会で「勤労青少年ホームパレット」から「北野ふれあいの家」への整備案、「北野保育圃」への建替え案が市より説明されました。
 「北野ふれあいの家」整備案では、9月議会では入っていなかった音楽室、調理室などが整備されることになっています。また、北野すこやか広場の移転先として立ち寄りスペースが確保されています。
 全員協議会では、シルバー人材センターより人員を確保し、すこやか広場同様の場を確保して行くと説明されました。
 小野議員は、「すこやか広場の継続」を公約として訴え、一般質問でも取り上げてきました。市側は、当初、人員やすこやか広場の配置などを具体的に明示しませんでしたが、市民との共同の働きかけで今回の整備案となりました。
 「北野保育園」の建て替えについては、保育園建設予定地は、約1600平米。それとは別に駐車場予定地は280平米としています。定員は、現在の110名から120名へ10名を増員予定です。増員10名は、特に待機児童が深刻な0、1、2歳児を対象にしたいと保育課長は説明しました。
 今後は、地域や関係者ヘ整備案を提示し、意見を聞いて進めていくとのことです。本年度に実施設計、来年度に建設工事、どちらも平成26年度4月に開園、開所を予定しています。
(仮称)北野ふれあいの家整備案
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子ども医療費18歳まで無料化
4月から実施 市民の願い実現
 「子ども医療費無料化年齢を18歳まで拡大する」条例改正案が12月議会で全会一致で可決しました。無料化の実施は2013年4月から、拡大のための予算は約4600万円です。

 日本共産党市議団は、子ども医療費無料化年齢の拡大を議会で繰り返し提案し、市民と力を合わせて署名にも取り組んできました。2012年度は中学卒業まで無料化を拡大。7月の市長選挙では、日本共産党の小鹿候補と須田現市長はともに18歳までの無料化を公約し、9月議会で市長は「来年度から実施する」と答弁していました。

 石島議員(共産)は「18歳までの医療費無料化は県内40市で新座市が初めて実施する。自民・公明政権も民主政権も子育て支援を掲げながら、子ども医療費には1円もお金を出していない。県も乳幼児医療費補助金に所得制限をかけている。その中での無料化年齢拡大を評価する」と賛成討論しました。
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市役所 建替えか?改修か?
市民の意見を聞いて進めよ
新座市庁舎(低層棟)をどうする?
低層棟は震度6で倒壊?

 新座市庁舎が耐震診断の結果、議会や市長室、福祉部などがある低層棟は震度6強〜7程度の地震で倒壊・崩壊の危険性があることが判明しました。市議会で「市庁舎耐震化整備に関する特別委員会」が設置され市から示された2案(A案、B案)について審議中です。

約50億円の大事業 市民にまず情報公開すべき

 A案は、新しい用地を購入し1万2千平米(地下1階地上5階)の新庁舎を建設する。B案は、今の敷地内に2千平米(5階建)程度の新第3庁舎を建設し、8階建ての現庁舎を順次耐震補強大規模改修する。A案は約46億円、B案は約36億円の経費が必要と説明しています。

 日本共産党は「この問題を市民はまったく知らされていない。まず情報を市民に公開することが何より必要。その上で市民の意見を開くことが大切だ。」と主張。市長も同意しました。
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アスベスト被害救済請願を全会一致で可決
総務常任委員会
 12月市議会の総務常任委員会で「建設従事者のアスベスト被害者の早期救済・解決を図るよう国に働きかける意見書の提出を求める請願書」を共産党、公明党、政和会、市民と語る会、みんなの党の全会一致で可決しました。12月19日の本会議で総務常任委員会でまとめられた意見書が提案され、可決されれば国へ意見書を送ります。
 「アスベスト被害者救済の請願書」は今年6月議会、総務常任委員会に提出されましたが、12月議会まで継続審議となっていました。

 請願を提出した傍聴者からは「国の結果を待つという公明議員の対応はどうかと思うが、全会一致での可決は意義が大きい。国の責任だけでなく企業の責任も問う弾みになる。」など感想が出されました。
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12月議会で質問しました
市政に提案日本共産党議員の一般質問
朝賀ひでよし市議
建設経済常任委員朝賀ひでよし市議
(仮称)空き家管理条例の制定を
Q.市内に「空き家」が目立つようになり、不安の声が寄せられている。所沢市は条例を作り対策が進んでいる。新座市も条例制定を。
A.現段階では市民からの「空き家」情報は様々。条例化は難しい。今後、研究・検討していきたい。
その他1市内循環バス「にいバス」の改善検討は。2市職員の「研修」特に新人職員の研修の充実を。3市の技師職員の確保は急務、待遇も含め検討を。
工藤かおる市議
厚生常任委員長工藤かおる市議
ふるさと新座館の利用改善を
Q.ふるさと新座館のホールは音響もよく講演や音楽会、映画会などに幅広く利用が期待される。ホール利用者の駐車場料金は無料にすべきでは。
A.駅近くの施設なので有料とした。一時間無料でその後は一時間当り百円で大きな負担でない。利用状況をみたい。
その他1学校や保育園の給食調理場、控室にエアコン設置を。2弁当の持ち込みが禁止になった市役所地下食堂は、職員、市民の休憩場所でもあり再検討を。
あしの修市議
建設経済常任委員あしの修市議
住宅リフォーム助成の拡充を
Q.住宅リフォーム助成制度のさらなる拡充を行い、耐震助成制度との抱き合わせの補助を実施すべきでは。
A.住宅リフォーム助成制度の補助率、上限額の引き上げを来年度から実施するよう検討を行う。また、耐震助成制度との組合せも行い窓口の一本化も図りたい。
その他1最低制限価格の下限額の引き上げを。2TPP問題の見解を。3商店会へのLED灯設置補助を。4集会所にテレビ設置を。
石島よう子市議
厚生常任委員石島よう子市議
臨時保育士の待遇改善を
Q.採用が困難である公立保育園の臨時保育士の正規職員化や待遇改善を行うべき。
A.国基準以上は臨時保育士を配置する考え。臨時保育士は9名が不足しており、賃金厚生面の改善を図っていく。
その他1全ての公立保育園に看護師の配置を。2都市計画道路保谷朝霞線は最高でも幅員20m2車線という住民の立場で考えるべき。3税と社会保障の一体改革に対する市長の見解を問う。
小野だいすけ市議
総務常任委員小野だいすけ市議
新座小学校の施設改善を早急に
Q.新座小学校は地盤沈下により、校舎や体育館トイレなど傷みが激しい。避難場所と指定されている施設でもあり早急な対応を。
A.体育館のトイレについては早急に補修する。それ以外の部分については調査し、対応していきたい。
その他1原発即時ゼロに向けて新座市からの発信を。2脱原発をめざす首長会議への参加を。3勤労青少年ホーム(パレット)建替えは地域住民の意見を良く聞いて進めよ。
笠原すすむ市議
文教環境常任委員・副議長笠原すすむ市議
高齢者相談センター体制強化を
Q.高齢者相談センターの体制強化のために、委託料の増額をするべきと考えますがいかがですか。
A.法人からの要望もありましたので、来年度の予算編成の中で、調整します。
その他1ゆき届いた教育実現のため、市独自ででも、小人数学級の実施を。2教職員の多忙化解消を。3新堀・西堀コミニュテイーセンター前の信号の改善を。4東ふれあいの家にダンス練習などのための鏡設置を。
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「空き家管理条例」の制定を
 朝賀英義議員
朝賀ひでよし議員

  朝賀ひでよし議員は、12月議会一般質問で「空き家管理条例」を制定するように求めました。高齢化などにより「空き家」が全国的に社会問題になっています。新座市でも、「隣の家が長い間空き家になっていていつ崩れるか不安」「(空き家が)ねずみのすみかになっている」「放火されないか不安」などの声が寄せられています。

 朝賀議員は、地域の実情を挙げ、「所沢市では条例制定以前に比べて対策が進んでいる」として条例制定を求めました。県内では、所沢市やふじみ野市で「空き家」対策条例が制定され空き家への対応がはじまっています。市では自主防災会などで構成する防災組織連絡協議会にはかり、地域の「空き家」を把握し、その対応も行っています。「空き家で困っている市民へこうした市の取組みを広報などでお知らせすべきではないか」と追求しました。

 市民環境部長は、「現段階では、市民からの空き家情報が様々で条例化は難しい。条例を制定しないで、(空き家に対する)体制を整えていきたい。条例制定に対しては、新しく条例を制定する蕨市などを参考にしながら今後研究・検討していきたい。体制が整っていない現状では広報はできない。」と答弁しました。

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ふるさとにいざ館
地下ホール使用時は駐車料金は無料にせよ
工藤薫議員
工藤かおる議員

 工藤かおる議員は12月議会で「ふるさと新座館の地下ホールは音響も良く、これから幅広い市民に利用されることが期待される。音楽会や映画会などホール使用時の駐車料金は無料にすべきだ。観客の方に入場券と引き換えに駐車場無料カードを渡せば簡単にできることだ」と提案しました。

 教育長は「11月27日までの駐車料金の平均は208円で重い負担ではない。駅に近いため駐車場代わりにならないよう有料とした」と答弁。

ふるさと新座館
  ふるさと新座館

 工藤議員は「朝霞市民会館は駅に近いが無料です。市民の声を聞いて改善してほしい」と要求。

 教育長は「長時間の利用は受益者負担でお願いしたい」と繰り返しました。

ふるさとにいざ館の駐車場
はじめの一時間は無料、それ以降は一時間100円
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住宅リフォーム助成制度の改善を
市長「来年度、補助率、補助額を引き上げる」
あしの修議員
あしの修議員

 あしの修議員は、12月議会で「住宅リフォーム助成制度のさらなる充実を」と一般質問しました。

助成率20%、助成額20万円の市も
ある


 あしの議員は、「平成23年度の住宅リフォーム助成は助成額に対して実際の工事費総額は24・6倍で市内経済活性化に極めて良い影響を与えている。現在、新座市は助成率が工事費の5%・上限10万円だが、助成率10%、20%・上限額20万円という他の自治体もあり、さらに引き上げるべきだ」と追及しました。

耐震助成制度と組み合わせ、使いやすい制度に

 また、「新座市地域防災計画の見直しが現在進められているが、「減災」目標の達成と耐震改修促進計画の早期目標達成のためにも、住宅リフォーム助成制度と耐震改修工事助成、介護保険居宅改修補助との抱き合わせ補助も実施し、市民が使いやすい制度にしてはどうか」と提案しました。

 市長は、「耐震補強工事補助の利用を促すという意味で、個人住宅リフォーム補助率等の引き上げの検討の余地がある」として、来年度から引き上げの考えを表明しました。

 また、「個人住宅リフォーム資金補助制度と耐震助成制度の組合せ、高齢者・重度障がい者居宅改善整備費助成事業と耐震助成制度との抱き合わせなど、家を直すのであればできるだけ思い切って全部やっていただけるよう助成額も率も上げさせていただく。使いやすい制度として一本化し、受付け、相談の窓口の一本化等も図りたい」と前向きな答弁がありました。

 あしの議員はさらに「市民へのPRを強化すべきだ」と質問。
 市長は、「広報でのPRはもちろん、チラシの全戸配布、町内会への回覧、あるいは出前講座や防災訓練などでの説明だとか、いろんなPRは必要だと思います」と具体的で前向きな答弁を引き出すことができました。

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臨時保育士を正規にせよ
市長「臨時保育士の時給を改善する」
石島陽子議員
石島陽子議員

 石島議員は一般質問で、「公立保育園の臨時保育士の正規職員化および待遇改善を」と求めました。

保育士の配置基準は40年前の基準

 新座市では公立7保育園に国基準の75人を上回る89人の正規保育士を配置していますが、それ以外は非正規の臨時保育士です。
 石島議員は「国基準は40年も前のもので実態に合わない。上回っていることで良しとせず、クラス担任補助や開所対応の保育士は臨時ではなく正規保育士にするべきだ。また待遇が悪くて臨時保育士の応募がなく、未配置になっていると聞くが実態はどうか」と質問。

 市は「保育士は採用困難職種だ。開所対応で1人、産休代替で2人、障がい児対応で19人中7人の臨時保育士が未配置となっている。
臨時保育士の時給は毎年改善を図っているが厚生面での改善も図りたい。」と答弁しました。

障がい児が4名も待機 保育士不足のため

 石島議員は「障がい児対応の保育士が7名も欠員とは驚いた。保育すべき障がい児で入園できない子どもはいるのか」と追及。市は「障がい児は4歳5歳児で4人が入園できず待機となっている。法人保育園で預かるのは難しいこともあり、時給をアップし緊急に保育士を募集したい。」と答弁しました。

 石島議員は「保護者の子育ての大変さや、保育士採用の面からも正規保育士の対応が必要だ。第一保育園は建て替えで児童数を百名に増やすが正規保育士を増やすべきだ」と質問。
 市は「第一保育園の定員増では市基準に1人保育士が不足するので正規保育士を増やす」と答弁しました。
 また、石島議員は法人保育園の職員処遇改善補助金の増額も求めましたが、市は「近隣4市とも1人月額1万円なので突出はどうか」と答えました。

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新座小学校の地盤沈下対策を早急に
小野大輔議員
小野だいすけ議員

 平成24年第4回定例会で小野だいすけ議員は、新座小学校の地盤沈下対策をとるように一般質問しました。
 小野議員は、教育委員会に、損傷の激しい学校校舎の犬走り、体育館のトイレをプロジェクターで示し、早急な補修工事と安全対策をとるように求めました。
 これに対し教育長は、「体育館トイレについては早急に補修工事をしていく。学校校舎については、生徒が安全に生活できるように対応していきたい。」と答弁しました。
 小野議員は、新座小学校の体育館は地域の広域避難所にもなっており、恒常的な安全対策をしてほしいと要望しました。

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少人数学級に決断を
3年生になると10名も増加 1クラスあたりの児童数
笠原進議員
笠原すすむ議員

「一人一人の子どもへの行き届いた教育実現のために、少人数学級は必要だ。いつまでも実行しようとしない国や県の現状を考えれば、新座市独自にでも実現を図るべきではないか。少なくとも来年度から小学校3年生の35人学級を実現すべきだ」笠原進議員は12月18日の一般質問で提案しました。

片山、第四、東北、東野、石神、新開、栗原、陣屋の8小学校で一クラスの児童数が激増

 今の制度は小学校1、2年が35人学級、3年生以上が40人学級になっています。従って、2年生の時は1クラス24人で3クラスだったのに、3年生になると1クラス36人で2クラスという事態も生まれます。1クラスの人数が10人以上も増えると先生も大変になります。勉強が難しくなるのに、これが卒業まで続くことになるのです。
 表1を見てください。
 毎年市内小学校の半分近くの学校でこうした事態が生じます。来年度は、片山、第4、東北、東野、石神、新開、栗原、陣屋の8小学校で3年生になると1クラス当たりの児童数が激増します。4小、陣屋小などは、これが毎年続いています。

 笠原議員は「少人数学級は欧米では当たり前なのに、日本では自民・公明政権も民主政権も40人学級のまま放置してきた。本来、国や県がやるべきだが蕨市や志木市などでも市独自で教員を雇って実施している。新座市でも予算4千万円程でできる」と提案しました。
 教育長は「少人数学級は本来国や県でやるべきことで、市単独でやることではない」と後ろ向きの答弁に終始しました。

小学校30人学級の犬山市(愛知県)を視察
いじめをなくし行き届いた教育は父母の願いです
いじめをなくし行き届いた教育は父母の願いです

 笠原議員は「10月に文教環境常任委員会で、愛知県犬山市を視察した。犬山市では小学校は30人学級、中学校は35人学級を実現していた。児童・生徒数は新座市の半分ほどだが、犬山市独自で教員を7人、非常勤講師を54人採用(平成24年度)している。1クラスの人数を少なくし、さらに英語、数学(算数)では1クラスを半分ずつに分けて教えていた。新座市でも見習うべきだ。」と主張しました。

新座市独自で少人数学級を実現すべき

 「新座市では副担任、教科担任、英会話など市独自の施策に多額の予算を使っている。少人数学級も市独自に実現すべきではないか」と提案しました。

 教育長は「副担任、英会話などは枝葉的なもので、少人数学級は根幹のものだ。根幹のものは市独自でなく国や県が実施すべきものだ」と答弁。

 笠原議員は「英会話なども大切だと思うが、根幹の少人数学級こそ大切にすべきではないか。国の動きを待っている間に子どもたちは卒業してしまう。同じ新座市でずっと25人のクラスと40人近いクラスで勉強する学校では教育環境に大きな差が出る。一年も早く改善すべきだ」と厳しく追及しました。

表1、子どもたちの教育環境を平等に!
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