日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2018.7.22  No.1774
日本共産党新座市委員会
共産党、市長に緊急要望書を提出
「オスプレイの飛行、訓練中止を」
「通学路ブロック塀の安全対策を」
共産党、市長に緊急要望書を提出
 日本共産党新座市議団は、7月9日、新座市上空を何度も飛来した「オスプレイの飛行中止」と「ブロック塀の撤去助成制度創設」の二つの要望書を市長に提出し、懇談しました。
横田基地上空で旋回飛行するCV22オスプレイ=2日(羽村平和委員会提供)
横田基地上空で旋回飛行するCV22オスプレイ=2日(羽村平和委員会提供)

 墜落、不時着を繰り返す欠陥機「CV22オスプレイ」がこの間新座市上空で目撃されています。複数の市民から「低空飛行だった」「すごい爆音だった」などの情報が寄せられました。所沢通信基地に着陸しましたが、何らの事前連絡がなく突然の飛来。こんなことを許せば、日本全国をCV22オスプレイが勝手気ままに飛び回ること許すことになります。

 市議団は横田配備中止、新座市の米軍大和田通信所の機能開示を求めました。市長は「埼玉県基地対策協議会で対応していきたい」と答えました。オスプレイはその後12日、17日にも所沢に飛来しています。

 また、大阪の小学生の痛ましい事故をもとに、学校のブロック塀の安全はもとより、民間宅のブロック塀の安全対策を求めました。市長は「多くの学校のブロックに欠陥があり9月補正予算で改修したい」と答えました。

オスプレイの横田配備・飛行中止、
米軍大和田通信所の基地機能把握を求める


 新座市長 並木傑様
日本共産党新座市議団 団長 笠原進

 7月2日午後6時頃、米空軍特殊作戦機CV22オスプレイが突如、新座市上空を飛来し、米軍大和田通信所でホバリングし、米軍所沢通信基地で離着陸訓練を行ないました。
 大和田通信所は米軍の通信基地であり、訓練をおこなう基地ではありません。そういう基地を訓練の一環して飛来し、訓練を実施することは、まさに「基地機能の強化」と言わざるを得ません。新座市は住宅地、学校、保育園等の施設が密集しており、事故でも起きれば最悪の事態を招く恐れがあります。
 よって、新座市は事実確認と合わせ、オスプレイの横田基地配備・飛行中止を要請することを強く求めます。また、大和田通信所の基地機能の状況を市が把握し、市民に情報開示することを求めます。
通学路の安全確保のため、ブロック塀撤去
工事費用の助成制度の創設を求める


 新座市長 並木傑様
日本共産党新座市議団 団長 笠原進

 6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震により、通学中の女子児童が倒壊した小学校のブロック塀の下敷きになって亡くなる痛ましい事故が発生しました。教育委員会は、学校施設や通学路において、危険な個所はないか点検を行い、また保護者に情報提供を求めましたが、その多くは個人や民間が所有するものです。通学路の安全を確保するため、ブロック塀や万年塀などの撤去工事費用の助成制度の創設、また生垣設置助成制度の要件を市民が使いやすいものに改善することを求めます。
西日本豪雨災害の救援・救命に全力を!
「日欧EPA署名」や「カジノ法案」か?
日欧EPAに抗議する紙智子参院議員たち
日欧EPAに抗議する紙智子参院議員たち

 17日、日本とEU(欧州連合)は経済連携協定(日欧EPA)に署名しました。日本は工業製品の100%、農林水産品の82%で関税撤廃を約束。ワインの関税は即時撤廃、チーズは16年目、パスタ、チョコは10年で関税撤廃。豚肉は最大482円の関税を9年かけて50円にまで削減。牛肉、バター、生乳、林産物なども同様です。

 日欧EPAやTPP等の多国間協定は、国境を越えて利益を追求する多国籍大企業のために必要な規制を廃止、関税を撤廃するもので、国内農業、地場産業に致命的な被害を与えます。産業の空洞化を助長して貧困と格差をさらに広げます。

 日本共産党は、「西日本豪雨の救援・救命に全力を挙げる時にEPA署名、カジノ法案の強行など許せない」と抗議しました。

(7月18日付 赤旗)

救援募金は、下記の郵便振替口座に送金してください
▼口座番号 00170―9―140321

▼加入者氏名 日本共産党災害募金係


*通信欄に「豪雨災害救援募金」と記して下さい。

共産党新座市委員会にこれまで8万4655円が寄せられました。
ひばりヶ丘駅での募金活動
ひばりヶ丘駅での募金活動
気軽におしゃべり、趣味ができる
高齢者の居場所を増やして
 市内に3か所ある老人福祉センターが好評です。センターが近くに無い地域でも「気軽に集い、おしゃべりや趣味の活動ができる場が欲しい」という声が寄せられています。石島議員は一般質問で、高齢者の居場所づくりについて2つの取り組みを行う考えはないか提案しました。

 一点は、空き店舗や空き家などを活用した居場所づくりについて、二点目は高松市の事業を例に個人または団体に事業費を助成して数を増やしていく居場所づくりについてです。
石島よう子議員
石島よう子議員

 石島議員は「市が行った調査でも『運動や趣味を生かした教室などその地域でできるように市が取り組んで欲しい』『平日の昼は、街が年寄りであふれるが、気軽に利用できる公的なたまり場がない』『空き家が多いと聞く。老人同士で利用できないか』『老人センターをもっと増やして欲しい』などの声が寄せられてる」と紹介して、空き店舗や空き家を利用した居場所づくりについて市の考えを聞きました。

 市は「現在、公的な常設の施設を増やすのではなく、地域を主体とした居場所づくりを進めている。さらに地域の自主的な取り組みによる居場所づくりの拡大、運営の担い手の発掘、育成に力を注ぎたい」と答弁しました。

 二点目に石島議員は、「高松市は、介護予防や健康増進、趣味の活動など、様々な地域活動を行っている個人または団体に助成して、高齢者の居場所を244か所に増やしている。市でも同様の取り組みを」と提案しました。

 市長は「新座市では5か所に『高齢者いきいき広場』を設置するとともに、閉じこもり予防を目的として、『ほっと茶や事業』を町内会及び社協支部に委託している。一方、地域活動の情報提供を求めたところ、約百団体の自主的な地域活動があることを把握したので、新たな助成制度は考えていない。しかし、高齢者の社会参加や介護予防活動は重要。今後介護予防事業などの高齢者の通いの場を推進していく中で、他市の取り組みについて調査研究していきたい。」と答弁しました。

 石島議員はさらに「市民主体の活動の中で『この空き店舗を利用できないか』といった相談があれば相談に乗るということだが、居場所整備のための補助金は検討するのか」と質問。

 担当部長は「補助金を出す事業はある程度条件を付けることになるので、自主的な活動への補助金は考えられない。本市の条件を付けて実施している『ほっと茶や事業』の中で検討していきたい。地域の方の発意を期待している」と答弁しました。

中央図書館周辺の駐輪場整備・ベンチの設置を
 中央図書館周辺が煩雑に自転車が駐輪されていると、歩行者の通路をふさぎ、危険です。辻みき市議は一般質問で、中央図書館周辺通路や駐輪場整備の対策について取り上げました。

 屋根なし駐輪場は正方形型であり、自転車の置き方が分かりづらく駐輪しづらいので、1台ずつ止められる駐輪機を設置してはどうか、また図書館周辺にベンチを設置してはどうかと提案しました。
辻みき議員
辻みき議員

 市は「屋根のある駐輪場20台、屋根なし駐輪場約100台程度駐輪できる。駐輪機の設置は設置費用、維持管理も必要となることから難しい。ただ屋根なしの駐輪場については、ラインを引くような形でもう少し整然と止められるような手だてを打つべきだと考えており、準備を進めている」と述べました。

 またベンチの設置については夜間の安全管理上の問題も出てくるので設置の予定はない。市民会館にはソファがあり、図書館にも休憩できるような椅子も用意しているのでそちらで休んでいただける」と答弁しました。

 辻市議は再質問で、「駐輪機を設置するにはいくらかかるのか」「屋根付き駐輪場の脇が煩雑に駐輪されており、その場所も対策できないか」「図書館で本を読む目的でなくても休憩して構わないのか」質問しました。

 部長は「駐輪機の設置については100台分で100万円程度の費用がかかる。まずは正方形のところの駐輪場にラインを引いて誘導していく案内をしたい。その他の部分もラインで整然と駐輪できるような部分があれば検討したい」と述べました。また、「中央図書館はクールシェアのスポットになっており涼んでいただけるし、2階学習室の向かいのベンチでは飲食も可能となっているのでご利用いただきたい」と述べました。

「新座市平和展」を開催
〜高校生が描いたヒロシマ原爆の絵を通して、平和について考えてみませんか?〜
「新座市平和展」を開催

 新座市は健康で平和な住み良いまちを次世代に引き継いでいくという決意を込めて、昭和63年6月に「健康平和都市」の宣言をしており、毎年夏に平和に関するパネル等を展示する「新座市平和展」を開催しています。
 高校生が描いたヒロシマ原爆の絵を通じて、「平和」について改めて考えてみませんか?ぜひお立ち寄りください。

→ 新座市HP「新座市平和展」ページへ

7月21日(土曜日)〜 7月27日(金曜日)の正午まで
(中央公民館)

7月28日(土曜日)〜 8月3日(金曜日)の正午まで
(畑中公民館)

8月 6日(月曜日)〜 8月15日(水曜日)
(市役所市民ギャラリー1及び2)
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