日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2017.3.19  No.1709
日本共産党新座市委員会
東日本大震災・原発事故6年
原発なくそう 声上げ続ける 国会・官邸前
 東日本大震災・東京電力福島第1原発事故から6年を迎えた11日、首都圏反原発連合(反原連)は国会・首相官邸前で「福島・祈りを超えて」と題して抗議行動を行いました。原発再稼働と一体で福島の切り捨てを進める安倍政権に対して、8000人(主催者発表)の参加者は「原発いらない」「福島守れ」「安倍政権を倒そう」と声をあげました。
(写真)「原発なくせ、再稼働するな」と抗議する人たち=11日、国会正門前
(写真)「原発なくせ、再稼働するな」と抗議する人たち=11日、国会正門前

 「再稼働反対」などのプラカードを持った人たちを前に、反原連のミサオ・レッドウルフさんは主催者あいさつで「前を向いて声をあげ続けよう。原発に回帰し、福島を切り捨てる政権を倒そう」と訴えると「そうだ」の声があがりました。

 「いわき放射能市民測定室たらちね」の鈴木薫事務局長は「まだ6年しかたっていないのに福島が大丈夫だというわけにいかない。これからもたたかっていこう」と発言。市民連合・学者の会の佐藤学東京大学名誉教授は「反原連のたたかいが市民連合のたたかいにつながっている。安倍政権から日本を取り戻し、原発をやめ美しい日本を取り戻そう」と力を込めました。

 日本共産党、民進党、社民党、自由党の代表らがあいさつ。野党議員が手をつないで掲げると「野党は共闘」の声援と拍手がわき起こりました。
 共産党からは笠井亮、池内さおり、畑野君枝、藤野保史の各衆院議員、吉良よし子参院議員も参加しました。

原発ゼロの日本ヘ野党は共闘しよう
志位委員長があいさつ
志位委員長
志位委員長

 大震災と原発事故から6年の節目にあたって、犠牲になられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災者のみなさんにお見舞いを申し上げます。
 原発事故から6年となりますが、福島ではいまだに8万人を超える方々が避難を強いられています。
 安倍政権は一方的な避難指示解除の方針を押し付け、精神的賠償、営業損失賠償、自主避難者ヘの住宅支援などを打ち切ろうとしています。
 原発再稼働や原発輸出をすすめるために、原発事故を「終わったこと」にして、福島を切り捨てる。こんな政治は断じて許すわけにいきません。
 すべての被害者が生活と生業(なりわい)を再建できるまで、国と東京電力が責任をもって等しく支援を強く求めていこうではありませんか。
 福島原発事故の賠償・除染費用が、2倍の21・5兆円に達することが明らかになり、原発こそ究極の高コストであることも、はっきりしました。
 この5年間、雨の日も風の日も、粘り強く行動を続けてこられた首都圏反原発連合のみなさんの頑張りに心からの敬意を申し上げたいと思います。
 野党と市民の共闘で、原発問題でも前向きの合意を得たいと強く願っています。再稼働そのものについては立場の違いがあるかもしれません。しかしたとえば、福島原発事故の徹底的な検証、避難計画の策定、地元自治体の同意――この三つがなければ再稼働は認めないなど、「条件付き再稼働反対」という線ならば、野党間での合意は可能ではないでしょうか。
 原発問題でしっかりした前向きの合意が得られるなら、新潟県知事選挙の圧勝のように、国民の大きな支持と共感が得られるのではないでしょうか。
 来たるべき総選挙で野党と市民の共闘を必ず成功させ、安倍政権を倒し、再稼働を止め、「原発ゼロの日本」への道を開こうではありませんか。

第2老人福祉センター
今より広くエレベーターも
小野だいすけ議員
小野だいすけ議員

 第2老人福祉センター「元気の里」が大和田4丁目地内に移転が計画されています。市議会一般質問で小野大輔議員が取り上げました。

 小野議員は、第2老人福祉センターが老朽化し、狭くなっていることを挙げ、移転の際には、現在の延べ床面積をさらに広くするべきだと市長に求めました。

 並木市長は、「私自身もセンターの敬老の集いに出席して、狭いという認識はしている。大和田4丁目地内で敷地面積は狭くなるかもしれないが、延べ床面積は、今より広くしたいと考えている」と答弁。

 小野議員が高齢者が使う施設でバリアフリー化が必要。エレベーターの設置が必要ではないかと質問しました。
 市長は、「エレベーターを設置する方向で考えている。」と答えました。

カンの収集箱の軽量化を
工藤かおる議員
工藤かおる議員

 工藤薫議員は、「資源ごみの収集箱が重く、保管場所も必要だという市民の声があります。富士見市では、カンの収集を『折りたたみネット』で試験的におこなっている。軽くて出し入れが楽だし、収納の場所も取りません。新座市でもモデル地域を決めて折りたたみネットを使ってみてはどうか」と一般質問しました。

 市長は「新座市はカンの収集箱を90リットル、60リットル、25リットルの3種類の箱を市民に選んでもらっている。富士見市は今年度10ケ所で試験的におこない、来年度、検証するということなので、その結果をみたい」「高齢化をむかえ、収集箱の軽量化は重要な課題と考えている」と答えました。

新座市の高齢化率 24.6%に65歳以上人口
各日常生活圏域の高齢者人口・高齢化率調べ 平成29年1月1日現在
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