日本共産党新座市議会議員団
← 前号  |  インデックス  |  次号 →
にいざ民報

2016.12.4  No.1696
日本共産党新座市委員会
市民の暮らし・福祉を第一に
共産党市議団、並木市長に来年度予算要望書を提出
共産党市議団、並木市長に来年度予算要望書を提出=11.18 市長公室
並木市長に予算要望書を提出する市議団。左から、笠原進、工藤薫、
石島陽子、小野大輔、芦野修、辻実樹の各市議=11.18 市長公室
 日本共産党新座市議団は、11月18日並木傑市長に来年度予算要望書を提出して懇談しました。  要望書は市内の女性、高齢者、医療、障がい者、教組など多くの団体・個人から寄せられた要望を61項目にまとめたものです。
 (下表参照)

 笠原進団長は「アベノミクス不況で市内の中小業者や市民の暮らしは厳しくなる一方だ。住民の福祉向上が自治体の本分。暮らし応援の市政にしっかり取り組んでほしい」と要望しました。

 並木市長は「サービス水準切下げの最終結果は『民報』に書いてもらった通りだ」とほぼ撤回を認めました。しかし、延伸の可能性がなくなった地下鉄12号線の基金9億円の取りくずしについては明言を避けました。
2017年度予算編成に対する要望書(一部掲載)

新座市長 並木傑様
日本共産党新座市議団


1.国民健康保険税、介護保険料の引下げ
1.市民要望の高い特別養護老人ホームの整備
1.後期高齢者医療保険料の軽減特例の継続
1.77歳88歳の敬老祝い金の復活
1.インフルエンザ等の予防接種補助の拡大
1.保育園の新増設、保育士の待遇改善
1.障がい者のグループホームの新設や家賃助成
1.放課後児童保育室の大規模化狭あい化の解消
1.幼稚園保育料補助の増額
1.地元業者の仕事確保、適正な賃金の保証を
1.地下鉄12号線基金を取り崩し市民の暮らしへ
1.公営墓地の拡充、納骨堂や樹林墓地の整備
1.「にいバス」の一時間一本運行を
1.ひきこもり青年などへの支援サポートの強化
1.耐震診断・耐震改修工事補助の増額
1.住宅リフォーム助成の補助率補助額の引上げ
1.先送りされた石神小など大規模改修を直ちに
1.教職員の長時間勤務、多忙化解消を
1.小中学校とも35人以下の少人数学級を
1.就学援助のクラブ活動費などの支給を
1.公民館の利用料を原則無料に戻すこと
1.スポーツ施設など65歳以上の高齢者無料を
1.防災備品の充実、避難所の整備を
1.市職員数の確保や非正規職員の待遇改善を
1.市民の立場に立った丁寧な納税指導を
若者も高齢者も 痛み強いる政治やめよ
質問する共産党の吉良よし子議員
質問する共産党の吉良よし子議員

 日本共産党の吉良よし子議員は28日の参院本会議で質問に立ち、雇用や社会保障、安保法制などで安倍首相の姿勢をただしました。

 吉良氏は、大手広告代理店・電通の新入社員が過労自殺した労災事件にふれ、「若者の命をも奪う『ブラック企業』は絶対になくさなければならない」と強調。安倍内閣が法案を提出している裁量労働制の拡大や「残業代ゼロ」制度は、過重労働を合法化したい大企業の要望を取り入れたものだとして撤回を要求。
 また、「年金法案」は「公的年金に頼る高齢者に痛みを強い、若い世代の将来不安も増すばかりだ」と批判。廃案を求めました。

歩行者の安全優先の道路行政を
共産党南支部が朝霞県土整備事務所と交渉
「県道の歩道整備や振動解消を」=11.28朝霞県土整備事務所
「県道の歩道整備や振動解消を」=11.28朝霞県土整備事務所

 日本共産党の新座南支部は11月28日、朝霞県土整備事務所を訪れ「県道練馬・所沢線と保谷・志木線の歩道整備や段差解消、振動が激しい個所の舗装」などを求めました。
 支部の地域ウオッチングや地域住民から寄せられた危険個所を地図と写真をつけて要望書にまとめて提出。朝霞県土整備事務所からは道路相談担当部長、道路公園担当課長が対応。私も同席しました。

 「練馬・所沢線の栗原交差点から野寺小学校方面へ両側歩道整備を」との要望に対して、県は「栗原交差点の整備を優先している。また、東京都と一緒に整備を進めている都市計画道路放射7号線が出来れば、練馬・所沢線はそのバイパスになるので交通量は今より減ると予測している。練馬・所沢線の歩道整備は、放射7号線整備より優先度が低い」と答えました。

 また、「保谷・志木線の狭い歩道の蓋の傷み」について、県は「現地を確認する。在庫が残っていればいいが、規格外の古いタイプの蓋は特注になり高くつく。欠けて危険な状態でなければ換えない」など答えました。 今年度の舗装の予算もすでに無いとの事ですが、歩行者の安全優先の道路行政を引き続き求めていきます。

(記・石島市議)

新座市行財政改革推進本部が66事業のサービス切り下げを検討
40事業が現状維持・継続検討
がん検診無料化、障がい者の医療費補助などを守る
新座社保協の反対署名=10.18志木駅
新座社保協の反対署名=10.18志木駅

 12月議会の初日全員協議会が開かれ、新座市行財政改革推進本部が検討していた「サービス水準の適正化」で、「66事業を検討した結果、40事業を現状維持する」最終方針が示されました。

 共産党は「高校生までの医療費やがん検診無料、精神障がい者の医療費補助など、新座の進んだ福祉を削るな」と新座市社会保障推進協議会や障がい者団体などに呼びかけ反対署名は8000筆以上にのぼり、9割の福祉サービスが現状維持となったことは画期的です。
(下表参照)

 しかし、「見直し」される26事業の中に、都市計画税の値上げや「高齢者居宅改善」「おむつ支給」の対象者を狭める福祉事業の見直しがあります。共産党市議団は議会で徹底審議していきます。

<現状維持となった40事業>見直し内容→最終結果
自衛隊の海外派兵許すな!入間基地拡張ストップ!
県民集会に3000人参加
自衛隊の海外派兵許すな!入間基地拡張ストップ!県民集会に3000人参加

 南スーダンPKOに参加する陸上自衛隊の第一陣が出発した10月20日、各地で基地強化反対の集会が開かれ、入間市の彩の森入間公園で開かれた「安保法制の発動許すな!入間基地拡張ストップ!緑の森を守ろう11・20埼玉県集会」には3000人以上が集まり、新座市民も参加しました。

 自衛隊の海外展開に合わせて入間基地に隣接する広大な緑の森が伐採され、海外で傷ついた自衛隊員を手当する自衛隊病院、自衛隊の車両や装備の海外出動のための「災害対処拠点」がつくられ、長距離輸送機C2の配備が計画されています。

 集会では、地元の「ストップ入間基地拡張!市民の会」代表の訴えに続いて、共産党の塩川鉄也衆院議員をはじめ、社民党、民進党、自由党からも挨拶、メッセージが寄せられました。オール沖縄で勝利した伊波洋一参院議員がスピーチを行い、文字通り4野党と市民の共同行動となりました。

← 前号  |  インデックス  |  次号 →