匿名ブログを機に社会問題になっている待機児童問題。日本共産党の田村智子参院議員は14日の予算委員会で「非常事態という認識で緊急対策を実施すべき」と述べ、杉並区や世田谷区の例も示して公共施設を活用して自治体の責任で緊急の保育を実施する、公立保育所の分園設置や改修に緊急の財政支援を行うことを提案しました。
また政府が、希望に合わない保育所を保護者が断った場合、待機児童から外しているのは問題だと指摘。全産業の平均年収より166万円も低い保育士の年収の大幅賃上げ目標を示すよう求めました。さらに「公立保育所が保育士の専門性と経験を高める役割を果たしてきたにもかかわらず『コストがかかりすぎる』と民営化を進めてきた。
EUは国内総生産比1%を保育幼児教育へ充てることを目標にしている。大幅な予算増を行うべき」と強調しました。
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