日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2014.6.1  No.1569
日本共産党新座市委員会
恋人が徴兵制で取られるのはイヤ!
共産党新座市委員会が学費、集団的自衛権でシールアンケート
 5月23日16時から新座駅南口で、月一回の学生向け宣伝を行い、日本共産党と民主青年同盟15名が参加しました。

 学費の問題と集団的自衛権についてのシールアンケートには約70名の青年が回答。奨学金を借りている十文字女子大生も多く、フランスの学費が2万4千円と聞くと「うっそー」と悲鳴が上がります。

夕方5時から明け方5時までバイト!

 「学費めちゃ高い」にシールを貼ったある学生さんは、翌日授業がない日は学費を払うために、「夕方5時から明け方5時までのバイトをしている」と語りました。

 「自衛隊員が海外で亡くなるようになれば、なり手がいなくて徴兵制であなたの恋人が取られるかも」等の問いかけに「殺したり、殺されたりするのはいや」と集団的自衛権には反対シールが多く貼られます。

 6月14、15日福島南相馬への被災地ボランティア、6月22日の若者憲法集会の参加も呼びかけると、「福島には1度は行って、現場を見てきたい」「憲法を変えさせないための大事な取り組みですね」など前向きな声もたくさん聴くことができました。

(記・小野大輔市議)
「増税もまた楽しからずや」トヨ夕自動車の広告
 「モヤシも工夫しだいでは立派な主菜になる。節約は実は生活を豊かにするのだと気づけば、増税もまた楽しからずやだ」
 日本共産党の志位和夫委員長が演説会で批判したトヨタ自動車の広告(4月23日「日経」)の一節です。
 庶民増税を「また楽しからずや」等と他人事のように語る広告は、輸出戻し税などで潤い、自分は消費税を一円も払っていないトヨタならでは。
 同社が会長として率いてきた日本経団連などの財界は、社会保障削減と消費税増税を求める一方で、法人税減税など大企業優遇を歴代政権に求めてきました。
 自分たちで庶民増税を押し付けておいて”生活を見直せ””ムダをなくせ”という広告は財界の身勝手さを示しています。
(5月25日「赤旗」)
賃上げと暴走政治ストップに全力
埼玉土建新座支部が定期大会
 5月25日埼玉土建新座支部の大会が開催され、市議団6名も参加。石島よう子市議が連帯の挨拶を述べました。
 支部は、生活できる賃金引上げ、仲間の技能アップ、働くルールを守る「労働協約」の締結、組織を強化・拡大して暴走政治をストップしようと終日熱心に討論、新年度方針と役員を決めました。
社協の有償ボランティア事業
日中一人になる高齢者にも
 去年7月から始まった社協の「地域支え合いボランティア事業」は、市民同士でちょっとした困りごとを支え合おうというもの。

 買物や通院の同行、窓ふき、電球交換、庭の草取り、ごみだしなどを依頼することができます。利用できるのは65歳以上の一人暮らし高齢者や高齢者世帯、障がい者などで、利用代金は一時間四百円です。手伝って下さる協力会員には、一時間当たり六百円のアトム通貨で謝礼します。
 現在、日中一人になる高齢者(息子などと同居)は利用できません。ぜひ利用できるようにしてほしいものです。
市民や企業に広がるノーマライゼーション
厚生常任委員会の視察報告
 厚生常任委員会(笠原進委員長)は5月21日広島県尾道市、22日岡山市を視察し芦野修市議も参加しました。

 尾道市では尾道市立市民病院で「チーム医療と連携の実際」を調査。病床330床、医師44名、看護師286名の中核病院で地域医療連携室をおいて開業医等との連携を強化しています。在宅支援看護師をおき、在宅訪問を実施。退院前には主治医、看護師、ケアマネージャー、在宅主治医、福祉用具関係者など協同(チーム医療)してケアカンファレンスを行い、情報を共有して患者、家族が安心して退院できるようにしていました。元医師会長の強力なリーダーシップがあってこのようなシステムが根付いたと説明していました。

 岡山市では、障がい者プラン(障害者基本計画)を調査しました。岡山市(人口約71万4千人)の障害者手帳所持者数は、身体2万7926人、知的4836人、精神3726人です。
 居宅介護(ホームヘルプ)、重度訪問介護、同行援護等の在宅サービスを受けている人が1067人、通所サービスは、生活介護(施設等で入浴・食事などのサービス)が1034人、短期入所143人、就労移行支援が73人、就労継続支援A型が827人、就労継続支援B型926人、自立訓練36人、居宅系サービスは施設入所が596人、共同生活援助(グループホームなど)が357人です。

 岡山市では、精神病院、社会福祉法人も多くあって、サービスを受けられる事業所も新座市と比べ多くあります。全国平均と比べ、最低賃金は保障される就労継続支援A型が多いのが特徴でした。一般就労も民間企業での障害者の平均雇用率は全国1・69%に対し、岡山市は1・85%(2012年6月現在)です。

 関係者の活動で、市民・企業の間にノーマーライゼーションの考えが広がっていることを感心させられました。

(笠原進市議・記)
四つの免震構造で新庁舎建設
総務常任委員会の視察報告
 5月20日、21日、総務常任委員会は愛知県刈谷市とみよし市の新庁舎建設について行政視察を行いました。

 いつ来るか分からない東海地震に備え、防災拠点としての機能強化、市民に分かりやすいレイアウト、雨水利用など環境に配慮した作りなどが共通したコンセプトになっています。両市ともトヨタの関連企業の本社があるなど、財政的に恵まれ、みよし市は人口6万ですが法人市民税は新座市と同程度の12億円が予算化されていました。

 刈谷市は庁舎建設基金が58億円と多く積立があり、新庁舎を84億円で建設。10階建て・延床面積2万5637平米。危機管理室には危険な河川と橋梁の映像が随時放映され、万一の場合は対応出来るとの事でした。

 みよし市は7階建て・延床面積1万0165平米。自然光と風を自動的に調節するエコボイドの空間があり、合理的な庁舎でしたが、リーマンショック後の仕事不足のため約27億円と安く建設できたそうです。新庁舎を使い始めてから市民から「各課の看板文字が小さい」等の声があったため大きく改善。両市とも地下に耐震ゴム、オイルダンバー、レール式転がり支承など免震構造を採用して万全を期していました。
 長期的な財政計画での新庁舎建設、基本構想、基本設計について市民からの意見集約、移動式キャビネットでの間仕切り、雨水井戸水をトイレや植木散水に利用していることなど、多くを学ぶことができました。

(工藤薫市議・記)
障害になった時の年金(注)
追加参考資料
【障害年金の支給額】
●障害基礎年金の額
▼1級・・月額約8万2千円+子の加算
▼2級・・月額約6万6千円+子の加算
●障害厚生年金の場合
右の基礎年金+報酬比例年金額などで計算されます。

【障害等等級のおおまかな程度】
(注)身体障害者手帳の等級とは異なります
▼1級・・日常生活に他人の介励を受けなければ、ほとんど自分の用を足すことができない程度。
▼2級・・必ずしも他人の励けを借りる必要はないが、日常生活は極めて困難で働いて収入を得ることはできない程度。
▼3級・・働くのに著しい制限を受けるか、著しく制限を必要とする程度。

ご相談は 048-477-9187 早川まで
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