日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2014.2.9  No.1553
日本共産党新座市委員会
国、県からの交付金削減の分を
市民に押しつける 国保税値上げは中止を
国保税値上げ反対を市長(右奥)に申し入れる党市議団
国保税値上げ反対を市長(右奥)に申し入れる党市議団 
 市は、新座市国民健康保険会計で、「来年度4億5500万円の歳入不足が見込まれる」として、そのうち2億円は市が繰り入れ、残り2億5500万円分を市民に負担を求める値上げ案を1月30日の国民健康保険運営協議会で示しました。

一人あたり5994円値上げ

 値上げ案は、「医療分の所得割を6・6%から7・39%に、均等割を2千円から3千円に引き上げる」という内容です。最高限度額も2万円ずつ引き上げます。

 この結果、国民健康保険税は平均7・14%の値上げとなり、1世帯あたり平均1万348円、1人あたり5994円の値上げになります。あわせて特定検診は無料化して、(現在は1000円)受診率の向上を図りたいとしています。

 この間、「国民健康保険税が高いので引き下げて」という声が多く寄せられ、日本共産党と市民が力を合わせて署名運動に取り組み、2010年度、2011年度と2年連続で、一世帯当たり計1万2千円値下げし、市民に喜ばれてきました。

 国保会計は国保税を引き下げた2010年度も11年度も黒字で、10億円を超えるお金を残しています。(下表参照・国民健康保険事業特別会計決算の推移)
 2012年度に初めて赤字(単年度実質収支は2億3216万円のマイナス)になりましたが、それでも昨年3月末では、約13億円(12億9976万円)の現金をもっています。

医療費は増えてないのに8億円も赤字?

 それが、2013年度の決算見込みで約8億円、2014年度見込みで約9億円と赤字が続くため、約13億円の現金はなくなり、来年3月末には4億5千万円が赤字になるので値上げが必要だというのです。

 しかし2013年度の医療費(保険給付費)は、前年度と比べ約6千万円しか増えていません。支出の大半を占める医療費が増えないのに、8億2563万円も赤字になるのは、担当課の話によると、国と県からの交付金などが減る見込みだからだそうです。(療養給付費等交付金、前期高齢者交付金などが3億3620万円も減額)

 日本共産党市議団は先週の『にいざ民報』でお知らせしたように、須田健治市長に会って「国や県から来るお金が減り、赤字になったからといって、国保税を値上げするべきではない」と申し入れました。
「アベノミクスで景気が良くなったというけれどうちには関係ない。給料は上がりません」「年金は下がる一方で大変だ」というのが多くの市民の声です。

 消費税増税や公共料金が上がるうえ、国民健康保険税まで値上げなどとんでもありません。
↓ ※ 表をクリックすると拡大表示します!
国民健康保険事業特別会計決算の推移
復興税 この不公平 大企業には25年間で20兆円も減税
佐々木憲昭議員
佐々木憲昭議員

 日本共産党の佐々木憲昭議員は2月3日、衆院予算委員会で質問に立ち、国民には消費税増税を押し付ける一方で企業には大減税をふるまう不公平をただし、法人税を下げれば賃上げにつながるという「トリクルダウン」の考えは破たんしていると述べました。

 安倍政権は「復興を皆で分かち合う」と言いながら、「国民には25年間で8兆円の増税、前倒しで廃止する復興特別法人税は25年間で20兆円の大減税になる」と追及。
 また、「法人税減税分は内部留保の積み増しに回す企業が3割にのぼり、基本給の引上げは9%」とのアンケート結果を示し、賃上げと安定雇用で景気回復を求めました。

年金下げるな 新座市から326人が不服審査請求
「これ以上の年金削減は死活問題!」
326人分の不服審査請求を提出する新座の森支部長
 「これ以上の年金削減は死活問題!」1月31日、全国で12万人を越える高齢者が一斉に不服審査請求をおこないました。
年金下げるな 新座市から326人が不服審査請求

 消費税増税と年金削減は高齢者の暮らしをいっそう苦しめることになります。
 新座市の年金者組合でも組合員総数を上回る326人が運動に参加。森支部長がしっかり受け止め、厚労省、関東厚生局に審査請求書を提出しました。
(投稿・全日本年金者組合新座支部・升川裕允)

元気に楽しく共産党を応援しよう
新座市後援会が91名で総会
市内各地から選出された新役員を紹介する小鹿事務局長=市民会館
 2月2日、日本共産党新座市後援会は総会を開催し91名が参加。活動方針と新役員を選出しました。
植木俊雄共産党広報部長が講演

 時局講演会を行なった植木俊雄党広報部長は、「暴走する安倍内閣と真正面から対決する日本共産党の姿が多くの国民の共感を呼んでいる。TPP反対などの一点共闘も進み、農協、漁協の幹部が参院選で公然と党を応援してくれた」と語りました。
 さらに、「お前の代わりは幾らでもいる、とひどい扱いを受けてきた青年たちが党と出会い、『共産党が未来の希望だ』『政治は変えられる』と考えはじめている」と語り、消費税増税中止、戦争する国づくり阻止のため国民と共にたたかおうと講演。感動を広げました。

 2014年度新役員
 会長    富家陸男
 副会長   向山厚弐 細野千鶴子
 事務局長  小鹿伸衛
 事務局次長 打保正三
 監査役   小野輝雄
市民の願い一歩前進
2013年12月議会の一般質問の検討結果
小野大輔議員
●低所得者への家賃補助制度を
→住宅緊急特別措置、高齢者賃貸家賃助成制度をまちづくり計画課のパンフレットに盛り込み、市ホームページにも掲載しました。

芦野修議員
●西堀放課後児童保育室の改善を
→防音対策の実施時期、具体的な方法を保育課、社協、保育室で調整の上、実施可能なものから順次対応します。
●野火止三丁目の市道41−20号線(山下通り)の安全対策を
→新座警察署と協議し、イメージハンプ(速度を抑制させる立体路面標示)を二カ所設置します。

石島陽子議員
●市立第二保育園新設に伴う市道拡幅について
→沿線の地権者、待機場所の有無などの調査を開始しました。

笠原進議員
●古くなった史跡看板の建替えを
→紙板工場後の看板改修を発注しました。

朝賀英義議員
●技師職員の確保のため採用を
→給与等の待遇面をこれまで一級建築士のみ優遇してきましたが、土木と電気の有資格者の現職員は、4月の特別昇給を実施。また、新規採用職員から格付けを優遇します。
議員会が十日町市を視察研修
議員会が十日町市を視察研修

 1月28日、29日、新座市と友好姉妹都市を結ぶ新潟県十日町市に新座市議員会が視察研修をおこない参加しました。
 十日町市は、2005年に中里村など4市町が合併し、新座市とは2008年に災害時における相互応援協定を結び友好を深めています。
 市長や議員の皆さんから「この大雪の時にわざわざ訪ねてきてくれて本当に嬉しい」と大歓迎されました。
 日本共産党の中里地区出身の鈴木和雄議員とも交流。高齢者の豪雪対策、TPP参加反対、農業振興などに奮闘され、「お互いに頑張りましょう」と激励し合いました。
(記・笠原進市議)

新座市議会
予算議会 2月20日開会
請願・陳情の締切は2月14日金曜日午後5時までです。
(一般質問の締切は正午まで)

皆さんのご意見、ご要望をお寄せください。
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