日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2013.3.24  No.1508
日本共産党新座市委員会
元気な高齢者を応援する事業の実施を
石島陽子議員
石島陽子議員

 石島よう子議員は、一般質問で「長年社会に貢献されてきた方に敬意を表し、いつまでもお元気でという優しい施策の実施を」さいたま市の「シルバー元気応援ショップ事業」や練馬区の「いきいき健康事業」のような、元気な高齢者を応援する事業の実施を求めました。
 さいたま市では65歳の誕生月に、介護保険証と一緒に「シルバーカード」が送られ、65歳以上の方がシルバー元気応援ショップ協貸店でカードを提示すると商品や入場料の割引きなどのサービスを受けられます。外出促進と経済支援、地域経済の活性化につなげているということです。
 市長は「今年の6月頃から、ウォーキングや介護予防教室などに参加するとポイントがたまる『マイレージ事業』を行って、介護予防や健康づくりの意識啓発を行う。まずその効果を検証し、その後検討していきたい。さいたま市のシルバー元気応援ショップ事業では、地元商店の協力も必要になる。当面、調査研究したい。」と答弁しました。
 さらに、石島議員は、「今年行う高齢者日常圈域ニーズ調査の中で、高齢者施策について意見や要望を聞いては」と質問。
 長寿健康部長は、「調査の内容については、今後検討する」と答弁しました。

小麦・砂糖など壊滅
TPP政府試算で改めて明らかに
 安倍首相が環太平洋連携協定(TPP)への交渉参加を表明しましたが、政府は改めて経済効果について試算を明らかにしました。
 試算では、米の生産額は約1兆100億円減少し、現在の生産量の68%しか残りません。
 小麦は約770億円減少し、1%しか残りません。砂糖やでんぷん原料作物にいたっては、全く残りません。
 また、安倍首相が都市の人々も恩恵を受けているという農業の多面的機能も失われ、金額換算で約1兆6000億円の損失となるとしています。また、食料自給率は、試算の基準にした09年の40%から27%へ低下するとしています。
 安倍首相は、「守るべきものは守る」と言いますが、本当に守れるのか。日本の亡国政治が改めて浮き彫りとなりました
TPP参加による農産物への影響試算
特養老人ホームの待機者 596人も
 特別養護老人ホームの待機者が596人にのぼることが分かりました。

 厚生常任委員会に提出された『高齢者施設の待機者数』によると、新座市にある5つの特養老人ホームヘの入所希望者は1178人、うち市民は596人です。ダブル力ウントしていて実数ではありませんが、多くの市民が入所を希望していることが分かります。
 共産党は「今後、特養ホームなどの新設予定はないのですか?また『そらーれ新座』は待機者が400を超えているのに、空きベットが12床もある。事情をつかんでいますか?」と質問。
 介護保険課長は「特養ホームの新設予定はないが、東部第一地域(野寺3丁目)に医療法人による老人保健施設が建設予定で、そこに不足している通所リハビリの新設を希望しています。『そらーれ』はスタッフ不足で1ユニットを閉鎖していると聞いている。」と答えました。
高齢者施設の待機者数
被災者支援を息長く
義援金790万円は、ただちに届けるべき
工藤薫議員
工藤かおる議員

 工藤かおる議員は3月議会で、「息長い被災者支援を」と一般質問しました。
 東日本大震災から2年を経過しましたが、狭い仮設住宅などに避難を余儀なくされている方は31万人。復興とは程遠い状況が報道されています。
 工藤議員は「1新座市に避難されている百名以上の被災者に就労や健康相談、交流会を。2東北の野菜や海産物の常設コーナー設置を。3市民から寄せられたこぶし福祉基金は義援金として直ちに配布を」と要求しました。
 市長は、「東松島市に市職員を二人派遣、ボランティアバスパックで延べ169人の市民がボランティアに行った。市内避難者の方には電話や訪問で就労相談などに乗っている。南三陸町のワカメはこれから取れだしたので常設コーナーは難しい。義援金は有効に活用する」と答弁しました。
 工藤議員は、「ふじみ野市では文京学院の学生さんたちがランドセルを送ったり被災ペットのケア、子どもたちへの学習支援など多様な取り組みをしている。新座市でも3大学の学生さんのエネルギーに呼びかけを。また、被災者交流会はNPOがおこなっているが、市としてもっとバックアップを。義援金は市民の善意なので直ちに届けるべきだ」と主張しました。
 東日本大震災に伴う、新座市内への避難者の状況は、下表の通りです。

東日本大震災に伴う、新座市内への避難者の状況
便数増やすという 思いきった判断を
 朝賀英義議員
朝賀ひでよし議員

 朝賀議員は、3月議会の一般質問で、市内循環バス「にいバス」の運行の改善をすすめている市に対して、さらに思い切った改善を求めました。
 市は庁内検討委員会で検討をすすめ、市の改善案が議会に示されました。
 市の案は、現行の2路線を3路線に増やし、1路線の時間を短縮する。また、現行の起点は市内二か所の老人福祉センターなのを市役所にするというのが大きな変更点です。  朝賀議員は、「1路線を増やし、起点を市役所に変えたことは良かったと考えるが、重要な便数が現行から1便程度しか増えておらず、利便性の向上と市内各所に行きやすい「にいバス」になっていない。「北コース」と「東コース」にバスを1台ずつ増やし、バス2台ずつで走り、便数を増やすという思いきった判断をすべきではないか」と市長に質しました。
 市長は「バスを2台増やすと、3000万円くらいかかるので財政的に厳しいので増やせない」と答弁。朝賀議員は「利便性を高めるために、市長の思いきった決断が必要ではないか」と迫ったのに対し市長は「増便するとバス会社の既存路線を圧迫することになるので難しい」と答えました。
 お年寄りの方や市民が身近な『足』として利用したいと願っている「にいバス」の便を増やすことが、そんな会社の既存路線を圧迫するのでしょうか。より多くの市民の『「にいバス」をもっともっと便利に』の声を集め、使い勝手の良い「にいバス」を実現しようではありませんか。

道路維持補修、橋梁点検、防災行政
無線改修工事など行われます
 国の平成24年度補正予算を活用して、市内の道路の維持補修が19路線で行われます。【下表参照】
 また、橋梁点検調査業務委託として市内32の橋、さらに既存のアナログ波防災行政無線受信所19力所をデジタル波移行のための改修工事が行われます。
市内の道路の維持補修が19路線で行われます
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