日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2012.8.5  No.1476
日本共産党新座市委員会
学校の特別教室にもエアコン設置を
地方交付税等が予算より4割増で交付
 2012年度の地方交付税(普通交付税)の配分が7月24日決定されました。

 新座市の普通交付税交付額は、25億9535万円、臨時財政対策債発行可能額(交付税と同じ性格を持つ)が25億4286万円で、両者を合わせると、51億円を超え、当初予算額と比べ、14億3821万円も多くなることがわかりました。

 当初予算比38・9%増(約4割増)は埼玉県内でトップクラスです。つまり、当初予算で予定していない事業も実施できる可能性が大きく広がったことになります。

市民要望実現の絶好のチャンス

 日本共産党は、市民要望の強い国民健康保険税引き下げ、学校給食費助成などに加え、図工室や理科室など、学校の特別教室へのエアコン設置を要求してきました。
 6月議会の一般質問で笠原進議員は「特別教室にも早急にエアコンを設置すべき」と提案。市長は「7月の交付税の状況を見て判断する」と答弁しました。

 思いのほか、地方交付税が14億円も多く交付され、財政的には充分可能です。
 9月以降も猛暑が続きます。子どもたちの学習環境を整備するため、エアコン整備予算を計上すべきです。
図工室。家庭科室にもエアコン設置を
雇用は「正規雇用が基本」ではないか!
塩川てつや衆議院議員

 パートや契約社員などの期限付き労働に関する労働契約法改定案が7月26日衆院本会議で、民主、自民、公明、生活、みんななどの賛成多数で可決、参院に送付された。日本共産党、社民党は反対した。
 法案は、パートなどの有期雇用は「臨時的に限定する」などの規制を見送った。契約期間が5年を超えると正規雇用に転換する仕組みは導入するが、「従前と同一の労働条件」としているため、処遇は一向に改善されない。またクーリング期間(空白期間)をはさめばパート契約を続けられる内容になっている。
 低賃金で不安定な働き方が問題となっているのに、「雇用は正規が基本」でなく、「使い捨ての有期雇用を基本」とする改悪である。

日本共産党 塩川てつや衆議院議員

市が土壌の放射性物質測定を開始
レジャー農園の野菜も希望者に
 新座市は、市立小中学校、保育園等の校庭の土壌の放射性物質の測定を7、8月中に実施します。6月議会で日本共産党市議の強い要望で実施することになったものです。

 小中学校23校、保育園7園、みどり学園、わかば学園、児童センター、池田放課後児童保育室、公園6園(総合運動公園、栄緑道、浅間上児童公園、下東公園、野火止ふれあい公園、新開公園)の40施設を対象に、校庭、園庭等から採取した土壌を市が保有する測定機器で測定します。
 測定方法は、直径5cm、地表面から5cmの深さまでの土壌を採取し、よく混ぜ合わせ500ミリリットルを一検体とします。

 また、市内9ヵ所のレジャー農園で収穫された露地野菜のうち、年2検体(春夏物と秋物)も測定も開始。農園利用者750人に郵送で希望を募りましたが、希望者は数名とのことです。
 「枝豆は豆のみ500グラム、とうもろこしは粒のみ500グラム」「検体は餃子の具程度に刻み持参する」など野菜によって用意も大変そうです。
第二中出身 三宅宏実さん 重量挙げで銀メダル獲得
ロンドンオリンピック
 ロンドンオリンピック重量挙げ女子48キロ級日本代表で、三宅宏実さん(新座市立第二中出身)が、スナッチ87キロ、ジャーク110キロ、合計197キロの日本新記録で悲願の銀メダルを獲得しました。
 三宅さんの切れ味鋭い動き、集中力、自信に満ちた競技内容は勇気と感動を与えてくれました。

(新座市ホームページより掲載)
なくせ原発 ともす希望 「国会包囲20万人」
図工室。家庭科室にもエアコン設置を
首都圏反原発連合が主催した「国会大包囲」20万人=7.29
(写真:しんぶん赤旗より)
 「原発廃炉」「再稼働反対」の声をつきつけようと、29日国会大包囲行動が取り組まれ、参加者は20万人(主催者発表)。キャンドルやライトを掲げてベビーカーを押す家族連れなども目立ち、国会正門前は歩道があふれ、6車線の車道が人で埋まりました。
 志位和夫委員長は被災者支援・復興支援を呼びかけ、今すぐ「原発ゼロの日本」に進む政治決断をと訴え大きな拍手につつまれました。
 参加した市民に感想を書いていただきました。
「原子力より元気力」国会包囲行動に参加して
 7月29日の国会包囲行動に行ってきました。
 開会前の3時過ぎに日比谷公園に入りましたが、四方からぞくぞく人の波が押し寄せ、デモ出発地点は、思い思いの楽器を持ち、旗を掲げる若者たちであふれていました。デモは東電本社前、経済産業省(原子力安全・保安院がある)前をめぐり、ゆっくりと国会方面に移動しました。
 国会周辺は自動車も少なく、ガラガラの車道を規制して、参加者を歩道上に閉じ込める警備に怒りを感じます。
 子連れ、ベビーカーを押す若夫婦も多く、沿道にたたずむ若い女性も声は出さないけど、クチパクでシュプレヒコールに唱和していました。
  シュプレヒコールは「原発いらない」「再稼働反対」「子どもを守れ」「命が大事」など誰でもわかる4拍子の短いもの。プラカードや旗も「福島を返せ」「野田はノーだ」「国民の声を聞け」「すぐ止めろ、嘘をつくな」「原子力より元気力」など、参加者の思いに共感しました。
 私は7時から議事堂が少し見える歩道脇に腰かけ、参加者に拍手をしたり手を振ったりしました。20万人の行動の全体像は見えませんでしたが、国会を囲んだ歴史的な行動に参加できた思いです。
(藤田・記)
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