日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2011.9.18  No.1432
日本共産党新座市委員会
理科室、家庭科室にもエアコン設置を
文教環境常任委員会が全員一致で市長に意見書
 「子どもたちの学習環境をより快適にするため、小中学校の特別教室にエアコンを早期に設置するべきである。」文教環境常任委員会は決算審査の中で、全議員の賛成で上記の意見を市長に提出することを決めました。

 小中学校の先生から共産党の市議団に、「今年から普通教室にエアコンが設置され、子どもたちの学習への集中力が良くなってとても喜んでいます。しかし、理科室や図工室などの特別教室には設置されず、とても残念です。特別教室にも早く設置してください」との要望が寄せられていました。
 小鹿伸衛議員が文教環境常任委員会で「空調機を設置していない特別教室数」を資料要求。(下表参照)提出された資料が全議員の空気を変えました。

 「全ての教室にエアコンが設置されたと思っていた」「特別教室にも早く設置すべきだ」など各議員が意見を述べ、市長への意見書に盛り込むことになりました。
 来年度予算で実施するよう共産党市議団も強く要望していきます。
小学校 エアコン未設置の特別教室
中学校 エアコン未設置の特別教室
斎場がバリアフリーに
使いやすい「新座市営暮園」めざす
 新座市営墓園を使いやすくするための大規模改修設計委託料・582万9千円が9月議会に計上されました。

 市営墓園は築20年以上経過しており、市民から「畳に座わってのお通夜や法事、お清めは使いづらい」「雨が降っても濡れずにお見送りしたい」などの声が寄せられています。
 今回の改修は、1ABC和室を洋室に改築する。2雨濡れ防止のため、AB斎場の入口屋根を車道まで張り出す。3「お焼香」(斎場)から、渡り廊下を中庭に増築して「お清め」(洋室)への流れをスムーズにする。
 また、A斎場入口の受付けロビーや待合ロビーを広げ人の流れを良くする内容になっています。
 この大規模改修工事は来年度実施されます。
さよなら原発 5万人集会に行こう!
◎ 日時 9月19日(月・敬老の日)
     13:00〜ライブ 13:30〜集会
     14:15〜パレード

◎ 会場 明治公園(JR千駄ヶ谷下車5分)
◎ 発言・落合恵子さん、大江健三郎さん、内橋克人さん、
◎ 発言・鎌田彗さん、澤地久枝さん、山本太郎さんら
◎ ライブ ランタンタクシー、制服向上委員会、ナラカズラ
◎ パレード
  楽器、プラカード、扮装でアピールしよう!

 集会よびかけ人の大江健三郎氏は、原発再稼働が必要という野田首相に「非常に危惧を覚える」とする声明を発表した。
 大江氏は「大震災と原発事故は敗戦に続く大きなものだ。敗戦を教訓に新しい憲法ができたように、原発を廃炉にする国民的な決意を」とよびかけた。
 落合恵子氏は、「野田発言は、現在進行形の被ばくの実態と、使用済み核燃料の処理の答えがない」と訴え。反貧困ネットワーク代表の宇都宮健児氏は、原発現場で働く下請け労働者のピンハネに触れ、「非人間的労働でしか支えられない原発は廃炉しかない。政治的立場を超えて市民が脱原発の運動を」と国民の連帯を呼びかけた。
3年連続の国保税引き下げを
2010年度国保会計は、大幅な黒字決算
 2010年度の国民健康保険事業特別会計は、大幅な黒字であったことが厚生常任委員会の決算審査で明らかになりました。
 歳入(167億0693万円)から歳出(159億5188万円)を引いた繰越金は7億5505万円にもなっていました。
 この7億円余は、2009年度の繰越金11億4262万円より少なく見えますが、実際は6億円プラスの13億円が繰越金に相当します。(この3月に黒字分を国保基金に5億円積み立て、一般会計に1億円を戻し、計6億円)

 2009年度は黒字会計だったので、日本共産党は「国保税の引下げ」を提案し、2010年度に新座市政初めての国保税引下げを実現しました。 その2009年度と比較しても2010年度決算は2億円以上も黒字なのです。

 黒字になった最大の理由は、医療費が当初見込みより約7億円も大幅に減ったためです。市の担当者は「ジェネリック医薬品(後発品)の普及などで薬剤費が下がっており、医療費減少に役立っている」と説明しましたが、窓口負担の重さで受診中断などがなかったのか詳細はわかりません。

 日本共産党市議団が一般質問などで「ジェネリック薬品の普及を」と提案し国保証と一緒に「ジェネリック薬品を希望します」というカードが同封されたことも生きたようです。
 しかし、市民要望の第1位は「国民健康保険税、介護保険料の引下げ」(市民アンケート)です。引き下げたとはいえ、まだまだ国保税は高いのです。
 市議団は国保財政をさらに分析しながら、3年連続の国保税引下げが実現できるよう頑張ります。
道路がきれいになります
 9月議会で、次のような傷んだ道路の維持補修・舗装工事、道路改良工事が予算化されました。

<舗装工事>
1あたご菅沢通り(菅沢一丁目県道〜恵山通り)
2はなみずき通り(新座団地内、志木市民体育館〜 給水場)
3水道道路(西堀公園交差点〜野火止用水史跡公園)

<改良工事>
1野火止五丁目地内道路の側溝の改良と舗装工事
2都市計画道路ひばりヶ丘・片山線の残地、化粧品店マーガレット付近をインタロッキング舗装しベンチを設置。
3水道道路(新堀二丁目地内)の歩道整備。これにより、西堀三丁目の消防団第四分団前から踏切まで歩道が完了します。
市が滞納者5250人を財産調査
新座市民 所得200万円以下が増える
 日本共産党市議団は決算審査の中で、「市民の所得は減り続け、市民税や国保税の滞納が増えている。納めたくても納められない人が多い。徴収が見込めない人には早めに不納欠損とするよう、監査委員も意見しているが平成22年度はどうだったか」と質問しました。

 市民は所得200万円以下の方が増え200万円以上の方は軒並みに減り、不況の影響が表れています。(下図参照) 市税を滞納している人は1万8434人で、その9割は100万円以下の滞納者です。
 工藤議員は総務常任委員会で、「市は昨年度、納税課職員を28人から27人に減らし、非常勤職員を採用して預貯金や生命保険など市民の財産調査をやらせているのは問題だと思う。財産調査は何人におこなったのか」と質問しました。
 納税課長は「財産調査は5250人におこなった」と答えました。

 工藤議員は、「職員一人当たり千人を超える滞納者を担当しているのに、昨年度はさらに70人も増え1152人になっている。これでは市民の実情にあった納税指導はできない。差押え財産の無い方や所在不明、廃業などの場合は、すみやかに不納欠損処分をおこなうべき」と述べました。
小学校 エアコン未設置の特別教室
「憩いの森」西堀と野寺に
貴重な雑木林を保全
 新座市が地権者の方とみどりの保全協定を締結して、貴重な雑木林を保全する「憩いの森」を西堀と野寺の山林で開設するための予算が9月議会に計上されました。
 これで市内の「憩いの森」は12か所になります。
 「仮称・西堀三丁目憩いの森」は、面積が2851平米で西堀二丁目憩いの森と道路をはさんで隣接。「仮称・野寺三丁目憩いの森」は、面積が4673平米と大きく野寺三丁目緑地と親水公園の間にあります。
 木の剪定や下草狩りをおこない、市民の方が緑に親しめるよう、外柵や園路を整備します。
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