日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2011.2.20  No.1403
日本共産党新座市委員会
各国政府は核兵器禁止条約交渉のすみやかな開始を
新しい国際署名 始まる
 日本共産党も加盟する、新座市原水爆禁止協議会は、2月9日の志木駅での6・9行動を皮切りに、核兵器の禁止を求めるための新しい署名、「核兵器全面禁止のアピール」国際署名行動を始めました。行動には13名が参加し、1時間に45筆の署名が寄せられました。

 今世界では、紆余曲折はあるものの、2010年5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議では、核保有国を含む189カ国が参加して「核兵器のない世界の平和と安全を達成すること」を決めました。さらに、秋の国連総会軍縮審議でも、「核兵器を禁止する条約の交渉を始めよう」という提案に、核保有国の中国や核不拡散条約(NPT)に加盟していないインド・パキスタン・北朝鮮を含む国連加盟国の3分の2の国が賛成しました。

 新しい署名はこうした世界の動きを受けて、「全ての国の政府に、すみやかに核兵器禁止条約の交渉を開始するよう求める」もので、毎年、国連に届けられます。

 アピール署名には、パン・ギムン国連事務総長や国連軍縮問題担当上級代表も賛同し、国内でも次の方々など、多くの著名人も賛同しています。皆さんも署名ににご協力ください。

 13日には、核兵器廃絶を求める青年の会「ピースハート」の青年4人が署名行動を行い、21筆と7羽の折鶴が寄せられました。
アピール署名賛同者
秋葉忠利 広島市長
田上富久 長崎市長
クミコさん 歌手
益川敏英さん ノーベル賞受賞者
張本勲さん プロ野球名球会
大江健三郎さん 作家
瀬戸内寂聴さん 作家
元ちとせさん 歌手
山田洋次さん 映画監督
日野原重明さん 医師
谷口稜嘩さん 被爆者 他
「核兵器全面禁止のアピール」国際署名
機密費を新たに2億円/枝野長官は残額言わず
 2月7日の予算委員会で官房機密費の情報公開を要求。枝野官房長官は「昨年12月に仙谷由人前官房長官が、また今年1月に枝野長官がそれぞれ1億円の官房機密費を新たに引き出した」ことを明らかにし、民主党政権発足以来、総額14億円が引き出されたことになる。

 仙谷前長官から引き継いだ「金庫」内の残額をただしたのに対し、枝野長官は「お答えは差し控えさせていただく」と答弁。政権交代直後に平野博文長官が、自民党政権から引き継いだ金庫は「カラ」だったと証言しており、情報公開が明確に後退している。

 「内閣が代わるさいには金庫に残っていた官房機密費をカラにして引き渡す」というのが、自民党時代の「慣例」。自民党政権当時の実態も調査せず、引き継いだ金庫がカラだったかどうかも明らかにしない枝野長官の姿勢は、自民党政権時代の『慣例』を引き継ぐことにしたのではないかという疑念がぬぐえない答弁だ。民主党の”自民党化”といわれてもしかたない。

日本共産党 塩川てつや衆議院議員
アヤ保育園 建て替え完成
 2月8日、建て替えに伴い4月から定員を60名から120名に拡大するアヤ保育園(社会福祉法人アヤ福祉会・新座市本多)の完成見学会が行われました。3階建ての円形の円舎で、2階には屋内遊戯場、3階には温水プールも整備されています。
年金天引きの「後期高齢者保険料」
全県で6383人分も未償還
新座市は259人、208万円

 後期高齢者医療保険料は年金天引きで先に支払うため、途中で亡くなった方の保険料は相続人が返還手続きをしなければなりません。新座市は259人分・208万2880円が未償還になっていることがわかりました。
 全県では6383人・5200万円に及びます。

 例えば8月10日に後期高齢者が亡くなった場合、親族(相続人)は8月15日に支給される年金(6、7月分)から天引きされている8、9月分の保険料の還付請求をしなければなりません。

 実際に経験したAさんは「相続人が年配者だったら書類の意味が分からなかったりして請求できない人がいるのも分かります」と語っています。

還付請求をしましょう

 還付申し出は2年で時効となり保険料は戻ってきません。長寿支援課や市議団までお問い合わせください。

 2月17日の後期高齢者広域連合議会で、工藤かおる議員はこの問題も取り上げます。
朝霞4市の未償還の後期高齢者保険料
「特定健診充実を」市と懇談 医療生協さいたま新座支部
 医療生協さいたま新座支部は2月7日、「特定健診の充実」などで市と懇談し、健康福祉部長、国保年金課長、保健師はじめ6人の方が対応してくださいました。

 特定検診の無料化(現在埼玉県内で15市が無料)と、健診項目に胸部レントゲン検査、尿検査の「潜血」「ウロビリノーゲン」の追加を要望しましたが、メタボに特化した国の制度の下では不可能とのことでした。

 最後に健康副部長から「基本的には皆さんと同じ考えです」と言われたのは救いで、特定検診の限界に対して、市から国に要望を出しているとのことでした。

 私たちの健康づくりへの思いを伝えることができたと思います。

(記・広瀬)
子ともが生き生きできる放課後を
 新座市は現在、百名を超える放課後児童保育室の大規模化・狭隘化が問題となっており、これを改善するために市が全児童対策として「放課後子ども教室」の検討を始めています。新座市学童保育の会は2月10日「全児童対策ってなあに」の学習会を開き、保護者や指導員、市議などが多数参加しました。

 NPO法人所沢市学童クラブの会の春口氏が講演。所沢では放課後3事業として、1市からの委託団体が運営している学童保育、2児童館でおこなっている公立の学童保育である「生活クラブ」、3すべての子どもを対象にした「ほうかごところ」の3つを実施しています。
 市はそれぞれを充実させていく考えで、学童保育も70名以上になると新設していました。

 全児童対策としての「ほうかごところ」は「地域立」で、小学校32校中9校で開設。住民のつながりが希薄な地域ではなかなか開設できず、地域の力量によって開設日数や時間が異なり、夏休みは実施しない学校もあります。スタッフリーダー1名とPTA保護者等4〜5名の非常勤、ボランティアで実施し、特にプログラムはなく子どもを見守る感じだそうです。「学童保育とは別のもの」との言葉に納得しました。

(記・石島市議)
学校は・自分を変え、生きる力をもらうところ
朝霞4市 民主教育を進める会が「市民集会」
 2月11日、「新座・志木・和光・朝霞 教育を語る市民の集い」が野火止公民館で開かれ、霙が降る中、延べ160人が参加しました。

 映画「月あかりの下で」は、今は廃校になった県立浦和商業高校定時制のある学級を四年間に亘って取材したドキュメンタリー。9割が中学時代不登校だった生徒たちが日々変化、成長する姿を描いた感動作です。

 午後の「教育・子育て交流集会」では、子どもたち一人ひとりにどう「居場所」をつくるのか、映画に登場する生徒達のように「人が変わる」「人が成長する」ために教師として何をすればなどの意見交流が行われました。

※ 映画の感想の一部を紹介します。
人間はいつでも変われる
 感想「月あかりの下で」を観て


●人間いくつになっても学べるんだ!!と思えました。また、本当の自分を出すことの大切さ、それを共有してくれる仲間の大切さも感じました。ありがとうございました。我が子にも苦難に負けず自分の感性を大事にして成長してほしいと思います。

●評判どおりの映画でした。ドキュメンタリーだったため、素の人間の様子が生々しく映っていました。「人間はいつでも変わることができる。」この一言を自分自身に言い聞かせたいと思いました。
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