← 前号  |  インデックス  |  次号 → 2010.10.17  No.1386 日本共産党新座市委員会 「仕事ふやし景気の回復を」共産党が要望書提出 市民の願い　補正予算で一部実現 「19億円の地方交付税増額を生かして市民要望実現を」市長に申し入れる６名の共産党市議団 =7月27日 　９月議会で、傷んだ市道の補修工事９５００万円、学校や保育園の改修５８００万円、集会所に男女別暖房トイレ等１３７６万円が予算化されました。 　共産党市議団は７月２７日市長に「今年度は地方交付税等が約１９億円も多く交付される見込みであり、市民要望の実現を。仕事がなく困っている市内業者に緊急経済対策を」と緊急要望書を提出し、その多くが実現したものです。 　しかし、地方交付税の大部分を基金に積み立てたため、学校、保育園などの改修も不十分でした。 　共産党市議団の追及に市長は「12月議会でさらに補正増して対応する」と約束しました。 　また「中３まで医療費無料化を来年度から実施せよ」と追及。市長は「任期中に実施する」と答弁しました。 ＜市民の願いが実現＞ 　　　　９月議会補正予算から (1)集会所に男女別暖房トイレ等1376万円 　東一丁目、野火止八丁目、菅沢集会所、 　野寺三丁目の４集会所ほか (2)保育園改修　185万円 　第二保育園ベランダ改修など (3)東北二丁目に家庭保育室設置 605万円 (4)放課後児童保育室改修 626万円 　片山放課後児童保育室トイレ改修等 (5)市道維持補修工事 9593万円 　新座郵便局前の通り他12の市道 (6)野寺親水公園への進入道路新設 2280万円 (7)公園整備　1630万円 　北野公園ネットフェンス改修、上東公園、 　北原第三、馬場四丁目児童公園に防球ネッ 　ト新設など (8)小中学校施設整備　5600万円 　救助袋補修、緞帳交換、校庭改修、防 　球ネット新設など (9)殿山運動場整備など　2297万円 国保税の引き下げはさらに可能 09年度国保会計は11億円もの繰越金 　新座市の国民健康保険事業特別会計が、１１億４２００万円もの繰越金を出していたことが09年度決算審議で明らかになりました。 　08年度の決算では、８億８千万円もの繰越金が出たことから、市議団は「国保税を値上げし過ぎたために黒字が出た。引き下げるべきだ」と修正案を提案。一世帯平均６３５１円の国保税減税を実現したばかりです。 　市議団は「国保会計の黒字額は昨年以上に大きくなった。さらに国保税を引き下げることができるということだ」と追及しています。 暮らし守り不正をただす 　小沢氏の強制起訴は国民世論が追いつめた結果ともいえる。４億円の土地購入の出所（ゼネコンの裏献金？）や、東北地方の公共事業に「天の声」を発し続けた自らの疑惑を国民に明らかにすべきだ。公共事業の源資は我々がやっとの思いで納めている税金だ。共産党は国会での証人喚問を要求し、徹底追及していく。 　金がダブついている大企業（日銀総裁）に法人税を減税し、庶民には消費税増税を掲げ、沖縄県民に基地を押しつける菅内閣。これでは財界と米軍のための「有言実行内閣」ではないだろうか。 日本共産党　塩川てつや衆議院議員 音響よく 使いやすい小ホールを ふるさと新座館 　野火止六丁目に建設予定の「ふるさと新座館」は、当初の「道の駅」構想をやめ、野火止公民館を移設し農産物直売所や小ホールなどの複合施設として検討されています。 　共産党市議団は「文化芸術団体が待望している小ホール（２５０席）が、ダンスも音楽もできる可動席の多目的室では、音響等どちらも中途半端な施設になるのでは」と指摘してきました。 　市は９月議会に新たな設計案を提案してきました。一階は農産物直売所と観光コーナー、二階が公民館と体育室、地下に固定席（２５０席）の小ホールです。 　市議団は「約15億円の事業であり、関係団体の声を充分聴いて、進めるように」と主張しました。 「若者の就職難解決を」など、 共産党提案の意見書が全会一致で採択 　共産党は９月議会で「若者の就職難解決のため、労働者派遣法の改正や正規雇用の拡大を求める意見書」「民意を反映する比例定数の削減に反対する意見書」等を提案。多数が全会一致で採択されました。 (下表参照) 観光都市でなく市民の暮らし応援を ０９年度決算 　９月議会で、昨年度の一般会計、特別会計の決算審査をおこないました。 　09年は「百年に一度の不況」と言われ、市民税収が前年度比３億８千万円減など市民生活の厳しさが増した年でした。 　共産党は、「子ども医療費を小３まで拡大、緊急経済対策で道路維持補修を進めたこと、けやきの家（障がい者施設）移転新設」などを評価。 　一方、都市計画税の増税や公民館有料化を続けていること、財産調査・差押さえに偏重した徴税体制を批判しました。 　共産党市議団は「仕事がない、所得が激減など若者から高齢者まで悲鳴を上げている。そんな時に市民の生活実態と遊離した『観光都市』をめざし、保育園待機児童対策がなく高齢者への施策も従来通りであった。大型投資である新座駅北口土地区画整理事業の着手は時期尚早」等を指摘して決算を不認定としました。 ９月議会で質問しました 市政に提案日本共産党議員の一般質問 建設常任委員石島よう子市議 学校給食食器をＰＥＮ食器に改善を Ｑ．学校給食のアルマイト食器は調理の民間委託と関係なく改善するべき。ＰＥＮ食器（ゼリー容器等と同材質）は軽く食器が熱くならず料理も映える。多額の設備も不要である。導入を。 Ａ．食品安全法に適し栄養士にも好評である。導入にむけ財政当局と調整する。 その他中３までの医療費無料化を。福祉合同庁舎に障がい者の日中活動支援の場を。保育料減免制度の拡充を。 総務常任委員長朝賀ひでよし市議 自衛隊朝霞駐屯地射撃場の鉛含有量調査を Ｑ．自衛隊射撃訓練場の土壌の鉛汚染が岐阜の射撃場で明らかになっています。自衛隊朝霞駐屯地の射撃場の鉛含有量の調査を国に申し入れるべきではないか。 Ａ．岐阜の件を参考に対応していきたい。 その他障がい者認定が低く認定された理由をどう説明しているのか。自衛隊観閲式に米軍参加は中止を。「高齢者いきいき広場」を今後増やしていくべきでは。 厚生常任委員小野だいすけ市議 旧新座小の跡地利用は地域の声をよく聴いて Ｑ．旧新座小学校跡地問題で「全部売却」も庁内検討委員会では検討されている。今すぐに、地域の意見をよく聞いて進めるべき。 Ａ．地元説明会を検討しているが、日時は検討中。 その他新座市平和展のさらなる充実を。公民館などの空き部屋を学生の自習室として活用を。新座小の給食室の床の改修を。新座団地内の給水塔の跡地利用。 副議長・厚生常任委員笠原すすむ市議 公立保育園建て替えで定員増を Ｑ．待機児童は二百名を超え深刻。５ヶ所の公立保育園を早急に建て替え、定員増も必要ではないか。 Ａ．西堀保育園は財務省の土地を借りて仮設園舎を建て、現在地に新築したい。第一、第二保育園も近隣に土地を探している。北野は借地借家だが地権者と協議している。 その他民間保育園への補助金を拡充せよ。体育施設、駐輪場、図書館への指定管理者制度導入は止めよ。 文教経済常任委員こじか伸衛市議 住宅リフォーム助成　今年は経済波及効果２６倍に Ｑ．「住宅リフォーム助成制度」が昨年７月から始まり経済波及効果が21倍となり、今年度は約２倍の申請だ。市内業者の仕事確保となるこの制度を広報せよ。 Ａ．住宅リフォームは昨年を上回る利用がある。ＰＲは10月の広報を予定し、12月議会で予算増も考える。 その他汚水・雨水管整備計画を作り市民に公開を。介護保険料の引き下げを。やる気のある認定農家支援を。 総務常任委員工藤かおる市議 一人暮らし高齢者への電話訪問や見守りを Ｑ．所在不明の高齢者や熱中症死が問題となった。敬老品の復活や配食サービス、電話訪問などで一人暮らしの方の安否確認や見守りを。 Ａ．75才以上で医療受診のない３３７人の方の対面訪問をおこなう。敬老品復活など独自事業は財政状況から考えていない。 その他国保の患者負担軽減の周知を。義務教育は無料。就学援助制度の周知を。 ← 前号  |  インデックス  |  次号 →