日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2010.9.12  No.1381
日本共産党新座市委員会
音響よく、使用料も手頃な「小ホール」を
(仮称)ふるさと新座館
 農産物直売所、野火止公民館、観光スペース、文化的な小ホールの複合施設として野火止六丁目に建設する「(仮称)ふるさと新座館」の新たな案が示されました。

 共産党市議団は、「待望の小ホール(250席)は市民が文化活動に利用できるよう音響効果がよいものを。多目的で音楽もダンスも可能だとする市の原案はどちらも中途半端にならないか」と意見を出し、八王子の可動席小ホールを視察して調査をしてきました。

 9月1日、全員協議会で「(仮称)ふるさと新座館」の施設概要案がA案B案と二つ示されました。
 A案は従来通り。B案は地下1階に小ホール(多目的室・固定席)を作り、市民の音楽利用を可能にする。三階の軽体育室はスポーツに支障のないよう面積や高さを増やすというもの。地下を活用するので建設経費は2割〜3割増しで15億〜17億円です。

 共産党は「音楽と体育をすみ分けるB案の方が良い。多目的室(小ホール)の音響は音楽関係者の意見を良く聞き対応を。市民が利用しやすい料金を考え建設を」と述べました。

 今後、市民参加の「ふるさと新座館建設検討委員会」で審議し10月末までに基本設計を完了する予定です。
(仮称)ふるさと新座館 施設概要案
貧しい生活者に配慮してくれる党
日本共産党 やぎした礼子県議会議員
 猛暑が続いています。今日は小手指駅で『やぎした礼子の県議会だより』を配布しながら朝の駅頭宣伝。「暑いから気をつけてね」と激励されました。

 今実施している市民アンケートには「共産党は貧しい生活や恵まれない人に対して配慮してくれる党だと思っております。貧乏人の味方の一番の党です」「弱いもの、障害者、子ども、高齢者を大切にする政治をしてほしい」など切実な声ばかりです。頑張ります。
今後5年間で 5600万円増!
住民票の自動交付機は必要か
富士通と契約 自動交付機2台を導入(約5600万円)

 9月1日の全員協議会の中で、「(1)平成23年から5年間の住民情報システム運用事業を富士通株式会社と2億9884万8690円で8月26日に契約した。(2)この契約の中には、住民票などの自動交付機2台の構築費用5600万円を含む」ことが全議員に報告されました。

 市は自動交付機のメリットとして、「(1)市役所閉庁後の夜間や土日・祝日でも住民票の写しや印鑑登録証明書を取得できる。(2)市民は請求書を書かずに済むため市民課窓口の混雑を緩和できる」と述べました。

住民基本台帳カード所持者は3・5%

 しかし、自動交付機を利用するには、まず市民が住民基本台帳カードを購入しなくてはなりません(五百円か千円)現在、住基カードの所持者は5744人、市民のわずか3・5%に過ぎません。

 自動交付機2台の導入費用は、機械借り上げ料で約3512万円。今後、保守点検や運用委託料など5年間で総額5600万円も余分に委託料がかかることがわかりました。

 共産党市議は、「(1)住民票と印鑑登録の年間発行枚数は?窓口混雑の状況はあるのか。(2)かつて市は費用対効果の点で自動交付機の導入に慎重だったが、今回なぜ導入なのか?(3)自動交付機を導入している市の実績は?」と質問。
 市は「(1)平成21年度の交付枚数は、住民票8万5520枚、印鑑登録は5万8312枚。(2)導入は情報化推進委員会と議会からの要請があったため。(3)朝霞市では本庁と駅に2台導入し住民票などの交付の19・5%が自動交付機だった」と答えました。

こんな大事な問題を事後承認でいいのか

 市民には「財政が厳しい」と語りながら、今後5千万円以上使って自動交付機の導入は必要でしょうか。こんな大事な問題を議会に事後承諾でよいのでしょうか。市民の皆さんはどうお考えでしょうか。
無差別殺傷を許さない
東京大空襲を語りつぐ早乙女勝元氏が講演
栄・池田九条の会の集いに120名が参加
栄・池田九条の会の集いに120名が参加

 9月5日、栄・池田九条の会主催の「東京大空襲と戦争体験を語り継ぐつどい」が福祉の里でおこなわれ、会場いっぱいの百二十名が参加しました。

 講師の早乙女勝元氏は、12歳で東京大空襲を体験。B29三百機が、母や子、老人を無差別に焼夷弾で殺傷しわずか一時間で約10万人が亡くなった大空襲の記録を後世に残し、国家賠償を求めています。

 私は昭和19年当時中学生で、学校の授業は少なく毎日軍事訓練や食糧不足を補うためのサツマイモやトウモロコシ作り。東京大空襲の時は疎開先で命を救われましたが、家財道具のほとんどは両国駅の荷物集配所で灰にされました。疎開先は岐阜県の豪雪地域ですが、まともな冬支度もなく素足で手作りの高下駄で学校へ通った苦い経験もあります。

 当時は私も軍国少年で予科練に憧れ、敗戦がもう少し遅かったら応募しているところでした。今は身体が少し不自由になってしまいましたが、憲法九条を守り平和な世界をつくるために訴え続けていきます。

(投稿・金元)

目ざめた国民が国を動かす
新座革新懇が総会
 9月4日、野火止公民館で第五回新座革新懇総会が開かれ32人が参加しました。

 初めに「参院選挙後の政治情勢」と題して共産党広報部長の植木俊雄氏が講演。植木氏はマスコミに出たがっている民主党が共産党とは同席したがらず、党首討論もやっと実現できたエピソードを披露。

 「選挙後は普天間基地だけでなくアメリカと日本のあり方が国民の目に見えるようになった。雇用の問題でも、国民はもう民主党も自民党も信用していない。ヨーロッパでは非正規雇用者も同一労働・同一賃金が原則、年金も10年積めばもらえるのを政治の力で実現した。問題の本質に目が向きかかっている国民に働きかけ政治を変えよう」と勇気を与える講演でした。

 総会では五人の発言もあり、代表世話人・市瀬陽三氏、事務局長・丸山静子氏の再任を決めて閉会しました。

(記・小鹿市議)
『命の山河』を観て
 8月29日新座市民会館で上映し好評を博した「命の山河」に多くの感想文が寄せられました。福祉の幹部市職員も含め約五百人が参加。
●久しぶりに良い文化にふれ、パサパサした心がもとの自分に戻れた気がします(60代女性)
●憲法25条のことをくわしく初めて映画を見て知りました。深澤村長の、また多くの仲間の力を合わせて命を守る活動の話は本当に感動しました。何か生きかたというものを学ばされたような気がしました。涙がとまらなかったです。(30代男性)
●豪雪地帯の最悪の環境のなかで乳幼児死亡率ゼロの偉業を成し遂げたことは本当におどろきです。村長も偉いがまわりの人たちの協力は本当にすばらしい。実話であり感激しました。(70代女性)
●人の尊厳に格差があってはいけない。50年もの前のまま。はたして今は形は変わったけれど実は何も変わっていない。そんな気がした。命は皆同じ。良い映画でした。(40代男性)
<この道路がきれいになります> 9月議会補正予算
<この道路がきれいになります> 9月議会補正予算
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