日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2010.5.2  No.1363
日本共産党新座市委員会
経済界の重鎮 品川正治氏(経済同友会終身幹事)
縦横無尽に政財界を切る 新座・志木革新懇談会共催で講演会
 4月25日、新座・志木革新懇共催「講演と文化のつどい」がほっとぷらざで開催され会場いっぱいの市民が参加しました。

 田中泉さん(朝霞市)のソプラノ「宵待ち草」で清らかなひと時を過ごした後、登場した品川正治さんは86歳の年齢を感じさせず一時間半講演されました。

 品川氏は当日の沖縄集会に思いを寄せ「大会後の言論と政局はなかなか読めない」と切りだし、「マスコミが基地を否定的に報道していれば今日の集会も鳩山首相頑張れと応援の集会になっていたのでは」と語りました。

 自ら戦争体験者としての思いも、「戦争観が根本的に間違っていた」「国家が戦争をやっている」と思っていたが、「戦争を起こせばもうける人が起こすんです」「今は分かりやすい。戦争を起こすのも、止めるのも人間がやることだ」

 ところが「マスコミは国民を混乱させ、怒らせないように、怒らせないように報道している」「何でも政局として報道し、詰めて考えた報道姿勢はない」と指摘しました。

 「アメリカとの価値観の共有」「アメリカ兵の保険会社の問題」「経営者の報酬」の話など、経済界の人でないと聞けない話を披露。最後に「国民が主権者だから必ず変えられる」と結び、参加者に深い感銘を与えました。

(記・小鹿市議)
声をあげる勇気を
 品川さんの講演に胸が熱くなった。今年87歳になるとは思えないパワーで、普天間基地の問題、マスコミの無責任かつ差別的な報道等について語ってくれた。
 私は聞きながら、特攻隊として出撃が決まった前日に盲腸になり一人生き残ってしまった事を情けないと話した祖父の事をフット思い出した。情けないなどと思う事ではなく、祖父が生きていてくれたから今の私が居るのに・・と涙があふれた事を。
 たくさんの命を奪った戦争!二度と繰り返してはならない筈なのに、戦後65年も経った今でも日本にアメリカの基地があり、私たちの血税が当たり前のように使われている。世界で核がなくならず、あちこちで戦争が行われ今なお多くの人が苦しんでいる。
 被爆国日本こそが声を張り上げて『NO!』と言うべき筈がその勇気がない。
 私は胸を張り、大きな声で『NO!』と言う人でありたい。文句を言っているだけでは何も変わらない。一人ひとりが立ち上がり出来る事からやっていきたい。
  80歳から沈黙を破り年間に「歳の数」だけ講演をこなすという品川さんの勇気と行動力に深く感動した。
(菅原さん 38歳)
先の光が見えるような政治を
伊藤岳

 「私みたいにどん底に落とされた人達が先の見えるような政治を・・」鳩ヶ谷市の演説会で町工場の経営者から推薦の言葉をいただきました。

 やむなく家賃を滞納し、従業員に給与を待ってもらってしのいできましたが、とうとう先月末で工場を閉じました。

 中小企業は生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされています。

 「工場の家賃や機械のレンタル料の猶予、水光熱費の補助などを実現したい」と決意しています。

参院選埼玉選挙区予定候補 伊藤 岳(いとう がく)

自転車の一時預かりをなくさないで
 野火止四丁目の暫定自転車置場の一回百円の一時預かりがなくなり、1ヵ月900円の定期利用だけになることが分かりました。住民からは「買い物も不定期なので一回百円の方がいい」「券売機を置いてほしい」等の声が。

 そもそも障がい者の方や高齢者が254バイパスの歩道橋を渡って新座駅の地下駐輪場を利用できないためにできた暫定駐輪場です。管理者の人件費削減のための変更に住民は不満の声を上げています。
親の高齢化や24時間体制の施設を
「精神障害者家族会やすらぎの会」が総会
 「社会福祉法人にいざ」は精神障がい者が当たり前の暮らしができるよう支援活動をしている団体です。小規模通所授産施設もみじ、小規模作業所さわらび、楓、クローバー、にいざ生活支援センターの5施設を運営しています。

 「社会福祉法人にいざ後援会」と「新座市精神障害者家族会やすらぎの会」の定期総会と懇談会が24日開かれ、小野市議とともに参加しました。

 後後会は正会員、賛助会員が230人。ガレッジバザールやチャリティーコンペなどを行い、昨年は240万円もの資金援助をしています。

 午後の懇談会で家族会会長の鵜飼さんは、「自立のチャンスがないまま親は高齢化している。イギリスでは発病すると複数の医療スタッフが援助する」県家族会連合会長の佐俣さんも、「イギリスではガン、心臓病とともに精神疾患は国民の三大病とされ対策が取られている。精神障がい者は入院費や交通費割引などでも他の障がい者と比べて差別があり、統一化を求めたい」と発言。

 鈴木理事長は、「ひきこもっている人は50万人と報道され新座市では推定700人になる。声を上げられない親が多数いると思う。行政や議会が調査して対応を」と発言。

 私は、「初当選した22年前には精神障がい者のための施設も制度もなかった。皆さんの運動が新座市の制度や施設をつくってきた。家族でないとわからないことも沢山ある。共産党は皆さんの声をしっかり聞いて議会でも取り上げ頑張りたい。障害者自立支援法違憲裁判でも14地域全てで和解し、政府は2013年までに自立支援法を廃止するとなった。大いに声を上げて頑張りましょう」と激励しました。

(記・笠原進市議)
保谷朝霞線は2車線に
「地元意向をくみたい」と県土事務所
 4月21日、建設常任委員会有志の市議で朝霞県土整備事務所に出向き、都市計画道路や県道整備等について懇談。以下のことが分かりました。

 1都市計画道路保谷朝霞線については、新座市から4月2日付けで「2車線20メートルでの整備を」という要望が出されている。地元から署名も提出されており、地元の協力がなければ用地買収もできないであろうから、地元の意向をくみたい。2車線の場合の課題の洗い出しをしている。渋滞するだけの道路はつくりたくない。新座市として周辺の道路状況をどうするか(右折車線を作る等)検討してほしいと考えている。政権交代による影響については、国も新規の道路とは見なさない。

 2志木街道の歩道整備については、国道254以南は用地買収も残りわずかで一部工事も行ったが、以北については買収もまだ6割の状況である。

 3栗原交差点の改良工事については予算の関係で用地買収は50%弱であり、まだ3年位かかる予定。予算の手立てがついたら地権者に説明に行くようにしている。

(記・石島市議)
もうガマンしない全国青年大集会2010
5月16日(日)明治公園へ行こう
 5月16日明治公園で開催される『全国青年大集会2010』の成功にむけて実行委員会を結成し大学への申入れ、駅頭宣伝などに取り組んでいます。

 当日はバスを貸し切り、志木駅、新座駅でも乗車できる予定です。

 跡見女子大では学生自治会にポスターを渡してくれることになりました。

 ある児童施設で働く栄養士さんは、「調理業務がすべて外部発注されようとしているが、児童の健康を守れない」「働きがいのある職場にしたい。この声を集会で伝えたい」と職場の友人5人を誘って参加すると意気込みを語っていました。皆さん参加しましょう。
困ったときは共産党に その2
(1)扶養控除で還付請求を
 給料103万円以下の妻、年金158万円以下(65歳以上)の老齢年金だけの親は扶養控除につけられます。
 別居して大学に通っている息子に仕送りしている、親族に定期的に送金している人は「遠隔扶養」が控除できます。
 納税者が二人以上いる時は、誰を誰の扶養にするかは自由に選択できます。(医療保険の扶養や扶養手当とは無関係です)共働きで扶養は夫につけ妻がかなりの税金を納めている場合、世帯主に扶養控除をつけ同居する働く弟妹には扶養がない場合、所得の少ない父に母の扶養をつけ、同居している子ども夫婦がかなりの税金を払っている場合などはそれぞれの税額を計算し直し、有利なように扶養を移動することができます。

(2)すぐに介護を受けたい
 介護保険の申請から認定まで旱くても一ヵ月かかります。緊急に暫定プランを立ててサービスを受けられます。ただし費用は全額前払いなのて要介護度が確定したら9割分を市に請求して戻します。
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