日本共産党新座市議会議員団
← 前号  |  インデックス  |  次号 →
にいざ民報

2010.3.21  No.1357
日本共産党新座市委員会
「今すぐ入所したい 131人」特別養護老人ホーム
 「特別養護老人ホームの入所を待っているがなかなか入れない」「毎月高い介護保険料を年金から天引きされているのに、いざという時に入れない」高齢者の悲嘆の声です。

 新座市は市内の福祉関係者のがんばりで、特養老人ホーム(定員421人)、老健保健施設(定員244人)、グループホーム(定員126人)など、県内では福祉施設が比較的多い市となっていますが、それでも市民の希望からは大きくかけ離れています。

 特養老人ホームは市内に4施設あり、308人の新座市民が入所しています。(表1参照)しかし、待機者は合計で248人もおり、「今すぐ入所したい」という方が131人もいます。(表2参照) 介護度も要介護3,4,5と重い方が百人以上も在宅で家族の介護を受けながら入所を待っておられます。

 来年、5つ目の特養老人ホーム「ゆずの木」が野火止一丁目陣屋小学校前に開設予定ですが、国は空港や高速道路などよりこうした福祉施設の建設補助こそ充実させるべきではないでしょうか。
お詫び:表に誤りがありましたので訂正しました。(3月24日)
(表1)
(表1)特別養護老人ホームの入所状況
(表2)
(表2)特養老人ホーム入所希望者調査
藤村ゆかりの 川越市「佐久間旅館」にて
伊藤岳予定候補
伊藤岳予定候補

 父の実家・川越御嶽神社のある川越市内の「佐久間旅館」を訪問。先代のご主人・勇次さんが温かく迎えてくれました。

 この旅館は島崎藤村が「夜明け前」を執筆した場所、将棋の名人戦の対局場所としても有名な老舗割烹旅館です。

 勇次さんは獣医学者です。そのわけをお尋ねすると、「祖父がかわいい孫を戦地には行かせたくない。獣医なら後方で済む・・と進学させたんですよ。戦争はいけません。私も友人を何人も亡くしましたよ」「藤村も戦争はいけないと思っていたようです」と語られました。

「今、日本の軍事費は世界第二位にまで膨れ上がっています。こういう所こそ削るべきです」と私。

「そうなんですか?自民党も、民主党もだらしない。共産党には期待しています。腐敗事件には名前を出さないですから」とお話してくれました。

伊藤 岳(参議院埼玉選挙区予定候補)

おいしい水は変わりません
新座団地・高架水槽撤去を予定
 新座団地給水場高架水槽は稼働から40年たって老朽化が進み耐震化されていないことから 月に撤去する予定であることが建設常任委員会で説明されました。

 新座団地給水場の水は、県水4割、地下水6割で(他の浄水場は地下水約4割)「おいしい」と思われているため、「地下水の割合が減ってしまうのでは」と心配する声も寄せられていますが、高架水槽以外の経路は変わらないので地下水の割合は変わらないということです。
待機児童 4月で250名も
 「保育園に入れない」「仕事は見つかったのにこれでは働きにいけない」春の入園時期を目前にして保護者の嘆きの声が寄せられています。

 新座市の4月1日からの保育園入所児童の第二次選考が2月19日に終了し、保護者に通知されました。この時点でも待機児童はまだ250名もいて、昨年の同時期と比較して49名も多くなっています。

 定員は公立7園で660名、法人15園で1075名、合計1735名ですが、定員オーバーの1853名の入所が決定しています。

一歳児が101名

 待機児童は一歳児が101名、二歳児が67名、三歳児が44名と、1歳〜3歳の乳児に集中しています。待機児童が多い保育園は、栄保育園31名、すこやか保育園23名、北野の森保育園21名、横田保育園21名などと市内全域に及んでいます。

公立保育園が少ないのが最大の原因

 新座市は人口15万人程度の市の中では、県内で待機児童が一番多い市です。保育園新設は民間頼みで、公立保育園がわずか7園と少ないことが最大の原因です。

公立保育園の定員増を市長が約束

 日本共産党は公的な責任で認可保育園を増やすよう求め続けてきました。

 三月議会で笠原進市議(共産)の質疑に対して市長は、「公立保育園は老朽化しており建て替えが必要。それに合わせて定員増したい。平成22年度に作成する基本計画の中で決めたい」と答弁。公立保育園の定員増を約束しました。
野火止公民館の機能はすべて移転できるのか
仮称「ふるさと新座館」の建設検討委員会はじまる
仮称)ふるさと新座館 建設予定図

 新座市は、野火止6丁目の農産物直売所の近くに「仮称・ふるさと新座館」の建設を予定しています。市民会館が大規模な耐震補強工事で使用ができなくなることと、野火止公民館敷地の一部売却が行われるために計画を早めるとしています。

 「仮称・ふるさと新座館」は敷地面積約1970平米・四階建の複合施設で、館内レイアウトは、一階が農産物販売所と観光情報案内所、二階がロビーと三百人程度の中ホール、三階が会議室や児童室、料理実習室等の公民館、四階が軽体育室の予定図が示されました。

 工藤かおる市議は、「1野火止公民館はサークル活動が活発だがすべてが存続できるのか。2中ホールは文化団体の積年の願いだったが、音響や照明は芸術発表ができるものなのか。3駐車場は何台予定してるのか。4喫茶や食事休憩所も必要では」と質問しました。

 市は、「1延床面積はやや少なくなるが機能は維持できると思う。国道254を渡ることで高齢者の移動に懸念がある。2椅子は固定式か移動式かは未定。なるべく立派なものを作りたいが未定。3少なくても百五十台は必要。4喫茶を求める声は多い」と答えました。

仮称)ふるさと新座館建設検討委員会 委員名簿
← 前号  |  インデックス  |  次号 →