日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2010.3.14  No.1356
日本共産党新座市委員会
赤字企業が7割 深刻な市内業者の現状くっきり
 2010年度の予算審議の中で、新座の市内企業の法人市民税が激減し、長引く景気低迷の影響がくっきりと現れていることがわかりました。

 新座市内には約4000の事業所がありますが、法人市民税均等割しか納められない赤字企業が09年度は2795社と全体の約7割で、これは二年前より1割増えています。

 逆に法人税割を納入できる黒字企業は1583社から1300社に減っています。(表1参照)

 法人市民税(企業が払う市民税)は2010年度は約10億円しか見込めず、二年前の約16億円と比べてわずか2年で4割もの激減ぶりです。

 2008年度決算で法人市民税の納税額が多かった上位10社も落ち込みが激しく、4社は赤字経営に転落しています。10社合計の調定額も08年度の約2億円から09年度は約半額の9200万円となっています。(表2参照)

 業種別にみると、製造業、サービス業、金融業、卸売業などの落ち込みが激しくなっています。

 製造業は、市内に約550社ありますが、大手も中小も納税額は前年の半分。金融業(42事業所)は55%の減、サービス業(725事業所)は30%の減と軒並みです。

 日本共産党は、「公共事業の地元発注、融資の改善などで市内業者を元気に」と主張。今こそ市内業者の仕事確保で応援が必要です。
(表1)赤字企業が2795社(約7割)
09年度は08年度の半額
貧乏人の味方が伸びてほしい
日本共産党埼玉県議 やぎした礼子

 県議会では共産党以外は上田知事のオール与党。国会では野党になった自民党も県政では与党。民主党の批判はしても上田県政には何でも賛成です。

 「政治を変えたい」の国民の願いが自公政権を交代させましたが、この頃、鳩山政権の支持率もガタ落ちです。

 この前、タクシーの運転手さんに、「政治とカネでは民主党も自民党も同じですよ。こうなったら共産党に一度政権を取らせたいね。あんなに親からもらっていたら貧乏人の気持ちなんかわかりっこないですよ。貧乏人の味方が伸びなきゃ自殺が増えますよ」と話しかけられ、がんばらくてはと思いました。

(日本共産党埼玉県議 やぎした礼子ブログより)

入学準備金・私立大で70万円 申し込みが増える
 新座市は経済的な理由で修学困難な方に入学準備金や奨学金の貸出をおこなっています。入学準備金は私立大学の場合70万円、私立高校50万円を借り私大の場合42カ月以内で返済します。申請できる方は新座市に2年以上住み、市税を滞納していない方で保証人が1人必要です。

 経済状況を反映して奨学金申請が28件と急増し23件が認定されました。詳しくは市役所学校教育部学務課まで。
困ります!
栄から市役所往復で7時間?「にいバス」の運行変更
 栄・池田市内循環バス実現をめざす会は、3月8日新座市市民安全課に「にいバス」運行方法の大幅変更について陸運局へ申請しないよう要請しました。

 先月末の市議会全員協議会で「市内循環バス事業の一部見直し」が発表されました。

 時刻表を見ると、1「にいバス」の発着を市役所から老人福祉センターに変える。2右回り・左回りの「循環型運行」をやめて、午前右回り、午後左回りの「一方通行型」へ変更する。3老福センターでの乗り継ぎに最大1時間6分もかかるなどの大幅変更となっていることがわかりました。

 かりに栄地区から市役所に往復する場合、老福センターでの乗り継ぎ・乗車料金も含めて「往復7時間。バス代は600円」にもなります。

 この新しい運行方式が実施されると、市内循環バスはコミュニティバスとしての性格が変わってしまい、老人福祉センター利用者中心のバスに逆戻りしてしまいます。新座市はこうした大幅な変更を地域公共交通会議も開かずに今月、陸運局に申請しようとしています。

 やっと実現した循環バスを老福センター利用者にも喜ばれ、市役所や病院通いにも便利な循環バスにするため、再検討を進めていただきたいと思います。

(投稿・松田)
幼稚園への補助が約2万円減に
 幼稚園に通う子どもたちへの国の就園補助金が、来年度、約半数の家庭で削減されることがわかりました。

 国は子ども手当を支給するのに伴い幼稚園の補助金は「低所得者への給付に重点化を図る」として、年収360万円以上680万円以下の家庭は、年額6万2200円が4万3600円に補助が減らされます。新座市ではこの階層の家庭が多く、対象者2114人のうち、半数の1124人が減額の対象になります。

 日本共産党は「子ども手当を理由に幼稚園の補助を減らす国のやり方はおかしい。市長は全国市長会会長の立場から国に意見をあげるべき」と要求しました。
 年収360万円以下の家庭は補助金が増額になります。また、年収680万円以上で国の補助対象にならない家庭には市単独で年額3万円を補助しています。
幼稚園就園補助金
これで安心 英橋周辺の歩道
柳瀬川河川敷の歩道を広げる工事
柳瀬川河川敷の歩道を広げる工事が行われています。

 英橋インター周辺の歩道は、大和田方面、柳瀬川方面、中野方面のいずれからもすべて急こう配の坂道で大変危険です。

 一昨年の12月議会で小鹿議員は「自転車通学の高校生や児童の通学が危ない」と改善を要求。

 市長は「県の財政状況も悪く、金のかかることはなかなか」と渋っていましたが、小鹿議員は「柳瀬川の土手のほうに歩道を広げることで自転車のすれ違いや子どもの行き来もできる」と提案していました。

 今度の工事は土手のほうに歩道を広げ、急こう配を改善しゆったりとした気持ちで歩ける歩道となり市民の願いが実現できるものです。

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