日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2009.3.29  No.1308
日本共産党新座市委員会
市長が答弁「5年以上勤務は時給50円アップ」
非正規職員の待遇改善を求める
笠原進議員
笠原進議員

4割が非正規職員

 新座市役所には昨年11月1日現在、正規職員は859人ですが、非正規職員が477人も働いています。

 笠原進議員は一般質問で「臨時職員・非常勤一般職員などの非正規職員は4割近い存在で、この人たちの働きがなくては市役所は成り立っていかない。ところが賃金や休暇などは正規職員に比較すれば極めて劣悪。改善すべきです。」と鋭く市長に迫りました。

給料は35%、経験加算も病休もない

 笠原議員は「県教委採用の臨時教員の場合、給料は正規の約91%で経験年数の加算もあり、病休などの休暇もほとんど正規と同じように保障されています。ところが、新座市採用の臨時職員の場合は、給料は正規の約35%で、経験年数の加算もなく病休などの休暇もほとんど認められていません。パートタイム労働法が改正され、『職務内容が同じならば待遇は正規と同一の方法で決定するように努めるもの』となった。一切の差別が禁止された。こうしたことを考慮し、臨時職員がインフルエンザになっても病休をとれないなどの現状は改善すべきだ。経験年数も加算した給料に改善すべきだ」と主張しました。

「改正パート労働法の趣旨とらえて待遇改善を図る」

 市長は「改正パート労働法の趣旨はしっかりとらえて見直しを図り、処遇改善を図っていく。経験5年以上の人の時給単価を今年4月から50円アップする」と答弁しました。

 総務部長は「福祉厚生施設、教育訓練の面でも改善する点がないか検討したい」と答弁しました。

 笠原議員が要求した資料によると、非正規職員のうち、5年以上の経験年数者は81人、最高は21年勤務という職員もいました。

埼玉県党と衆院比例予定候補
違法な解雇やめよ 厚労省に要請
厚生労働省に「雇用対策の強化」を要請

 あやべ澄子比例予定候補は18日、塩川衆院議員、党埼玉県委員会らと厚生労働省に「雇用対策の強化」を要請しました。

 申し入れの内容は、1「雇い止め」など大企業の違法な解雇をやめさせるよう厳正な指導をすること。2公的な一時避難所の増設。3中小企業緊急雇用安定助成金の充実。4雇用保険の改善。5介護など福祉分野の雇用拡大。6ハローワークの職員の増員。7登録型派遣の禁止など労働法の改正などです。

生きがいと仲間づくりを
新日本婦人の会が第21回支部大会
新婦人新座支部の第21回支部大会

 3月22日大和田公民館で新婦人新座支部の第21回支部大会が行われました。

 赤ちゃん体操小組やフラダンス等、新しい会員をふやしたここ二年間の活動をパワーポイントを使って紹介。

 午後は農民連食品分析センターの八田純人氏が実験を交えながら「食卓を見直しませんか」と講演。女性の地位向上と生きがいを作る新婦人を大きくと方針を決定しました。

水道料金・基本料金3600円は高い!
県営住宅・障がい者用住居(口径25ミリ)の減免を求める
小鹿伸衛議員
小鹿伸衛議員

 小鹿議員は「県営住宅の一階で障がい者用住宅には口径25ミリの水道栓が設置され、基本料金だけで2ヶ月3600円と高い。すぐに減免すべきだ」と一般質問しました。

 小鹿議員はある市民からの相談で、「母が障がい者でこの県営住宅の一階に入居させていただいたが、今、母は施設に入所している。水道は極力節約しているが二ヶ月で4500円前後の請求で払いきれない」という声を紹介。「水道条例29条『市長が公益上その他特別な理由がある場合の料金軽減・免除』の条項をすぐに当てはめて減免すべき」と強く求めました。

 四つの県営住宅の中で口径25ミリの水道栓は9戸に設置しており、障がい者用に風呂場を広く、水圧が強いフラッシュバルブを取り付けているためとわかりました。

 市長は「障がい者の方は他の補助を受けている」と的外れの冷たい答弁でした。

生活保護世帯の水道料金減免を

 また小鹿議員は「生活保護世帯の水道料金の軽減」を求めました。

 生活保護世帯の水道料金減免は、平成14年水道委員会で平均14%の料金値上げを審議した時、一水道委員から提案があり条例改定案に盛り込まれ、議会で保守、公明、刷新の会の賛成多数で減免がなくなってしまいました。

 市長は「生活保護の中で光熱水費が見込まれて生活費が支給されている」と答弁。

 しかし、小鹿議員は「世帯経費の中の約2割が光熱水費で全額が無料になっているわけではない」と改善を求めました。

ちょっとしか使わなくても水道料金4000円台
乗継パスと日曜日も運行を
市内循環バスで改善を要求
 朝賀英義議員
朝賀英義議員

 朝賀議員は一般質問で市内循環バスが今年9月から運行される予定だが、利用しやすい循環バスにするために、「乗継パス」の導入と日曜日の運行を実現するよう求めました。

 コースが北循環と南循環になっていて新座市役所が基点となっているために、市役所で乗り換えて目的地に行くと、料金が一回150円なので300円になります。往復では600円で負担になります。

 朝賀議員は気軽に利用できるように「乗継パス」を導入すべきと主張しました。また、「市内の催し物は日曜日が多い。日曜日の運行は大切ではないか」と求めましたが、市長は「12月の地域公共交通市民会議で導入しないと決めたので、当初はいまの計画でおこなわせていただきたい」と答えました。

今を生きる者として責任果たそう 伊藤塾長が記念講演
栄池田九条の会3周年のつどい
伊藤塾長が記念講演
 司法試験のカリスマ講師伊藤塾塾長の伊藤真氏が「物わかりの良い国民から物言う国民へ」「一人一人が今を生きる者としての責任を果たそう」と記念講演

 栄池田九条の会3周年のつどいが、福祉の里で22日行われ約50人が参加しました。

 「憲法は何のためにあるのか」と題して伊藤塾塾長の伊藤真さんが記念講演。「『法律』は社会の秩序を維持するため国民の自由を制限するが、『憲法』は国家権力を制限して国民の人権を保障する」と分かりやすく深遠な話を展開し感銘を与えました。

 第一部では「箏のつどい」「エスペランサ」と和楽と民族音楽の演奏が参加者を魅了し内容豊かなつどいとなりました。

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