日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2008.7.13  No.1273
日本共産党新座市委員会
道路占有料の引き上げを
十年間も料金すえおき 改善を
 「大企業が負担している道路占有料を引上げるべきではないか。」と共産党市議団は6月議会で一般質問しました。

電柱1本新座市は2200円
東久留米市は3960円


 「電柱など、東京電力等が払う道路占有料が十年間も据え置かれている。市民が払う固定資産税は毎年値上げされているのに比べて見直すべきだ」と追求。

 「市道に立っている電柱で新座市は一本年間2200円だが、西東京市や東久留米市では3960円となっている。新座市はあまりに安いのではないか。市財政が大変といって市民の負担増ばかり押し付けてきたが、東電や東京ガスなど大企業が多く負担している道路占有料こそ引き上げるべきだ」と提案しました。

 須田市長は、「朝霞、志木、和光の四市で話し合って平成12年4月から電柱一本2200円と取り決めた。東京都下との比較があったが、国は今年4月から40%の占有料の引き下げを実施した。柏崎原発など色々問題もあって、国道における電柱の占有料を値下げしたようだ。埼玉県も追随する動きもあるようなので、できればこのまま据え置きたいというのが本音だ」と答弁しました。
本当に必要な道路でしょうか
「放射7号線道路説明会」で疑問続出
 7月1日夕方、栗原公民館で市主催の標記説明会が聞かれました。会議室は満員。

 この道路は西東京市青嵐中学校近くから「新座観光」をへて西堀、所沢方面に至る放射状道路です。(野寺五丁目〜栗原一丁目・延長990m)

 市都市計画部長の説明要旨は、「この都市計画道路は22m幅で決まっていたが、それを見直して18m幅・2車線に変更します」というものでした。

 市民からは「そんな計画はじめて知った。環境変化に不安」「この計画は40年も前のもので、都市化など社会状況は劇的に変化している。抜本的な見直しを」などの意見が出されました。

(投稿・富家)
放射7号線
関越自動車道練馬ICから北園交差点〜西大泉〜新座市・野寺栗原〜西東京市神宝町〜新座市西堀〜清瀬市中清戸
お年寄りいじめ 後期高齢者医療制度 なんとしても廃止に
後期高齢者医療制度廃止を求める署名

 皆様から託された「後期高齢者医療制度廃止を求める署名」4392筆を日本共産党衆院議員 塩川鉄也氏に手渡しました。

 75歳という年齢だけで差別する世界に類のない『後期高齢者医療制度』は、「年寄りは早く死ねというのか」と国民の強い怒りが渦巻き、先の国会では廃止法案は成立せずに継続審議になりました。

 日本共産党は、1医療費削減という根本の発想が間違っている。元の老人医療制度に戻して出直しを。2財源は消費税でなく、ムダづかいやゆき過ぎた大企業減税を是正して生み出せと奮闘しています。

 なんとしてもこのような悪法を廃止しましょう。

(桜井はる子)

臨時職員の待遇改善を
週五日働いても年収162万円
 非正規雇用労働者のワーキングプアが大きな社会問題になっています。新座市職員は総数で1352人ですが、非正規雇用者は三人に一人と大きな割合になっています。

 6月議会で笠原進議員は一般質問で非正規市職員の待遇改善を求めました。

保育園は半数以上が臨時保育士

 笠原議員は「正規職員の定数削減が進む中、非正規の人たちの労働抜きに市の仕事は成り立たない状況だ。例えば第二保育園では、正規職員が16人だが、臨時職員と早番、遅番の非常勤一般職員とで20人となっている。臨時職は公務員法の制限で、6ケ月雇用のくり返しで、5年以上働いている臨時保育士も少なくない。経験を積んだ臨時保育士に新座市の保育が支えられている状況だ。ところが待遇は正規と比べて著しく劣っている。改善が必要だ」と迫りました。

病休もなく昇給もない臨時職員

 臨時職員の有給休暇は月一日の年休と年三日の夏季休暇だけ。病休も結婚休暇もなく、賃金は保育士が時給1060円、一般事務職は830円です。一般事務で週五日一日7時間半働いても年162万円の収入にしかなりません。まさに官製ワーキングプアです。

 笠原進議員は「病休制度がないため、有給休暇は自分の病気や子どもの看病、PTAなどのために使っている。賃金は何年働いても同じで経験の加算・昇給もない。正規職員とは雲泥の差だ。早急に改善してほしい」と訴えました。

 市長は「毎日務めている人に忌引休暇もないというのは、申し訳ない。早急に忌引休暇については取り入れる。待遇改善については努力してきたつもりだが、さらに検討したい。非常勤一般職については経験年数を加味した時給一年10円のアップを行ってきた。臨時については法的になじまないのだが、経験を加味することは大切なので今後検討する」と答えました。
正規職員は908人・68%。非正規雇用の臨時職員が150人、非常勤一般職員は339人で合計32%
集会所に冷蔵庫など設置を
「調理場やトイレの増改築を検討する」市長
 「集会所を利用して社会福祉協議会の方々が高齢者のふれあい会食を実施しています。古い集会所は調理場が狭く、大変不便。冷蔵庫がない所もあります。改善を急ぐべきです」日本共産党市議団は6月議会の一般質問で提案しました。

 市長は「集会所の新設は財政状況からままならない。調理場やトイレの増築・改修をぜひ検討したい。床の改修やスペースがある所は増築も検討したい。ふれあい会食を実施しているのに冷蔵庫がない所は三ケ所なので、関係者の意向を確認して必要ならばすぐ設置する」と答えました。

 ふれあい会食を実施しているのに冷蔵庫がない集会所は野火止集会所、東一丁目集会所、北野集会所の三ケ所です。

(下表参照・・・集会所における平成19年度ふれあい会食の実施状況)
集会所における平成19年度ふれあい会食の実施状況
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