日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2007.9.2  No.1230
日本共産党新座市委員会
「弱者に光 これからも」吉川春子候補38万票獲得
県知事選 「民主県政の会」が発表した声明の概要は次の通りです。
 26日投票の埼玉県知事選挙で「民主県政の会」の吉川はる子候補は38万9875票、得票率で25%を獲得しましたが、当選には至りませんでした。自民、公明、民主の支援を受けた現職の上田候補が二期日の当選となりました。吉川候補へのご支持を寄せていただいた皆さんに心から感謝申し上げます。
 吉川候補は上田知事の四年間が弱者切捨て、福祉切捨てという点でも、従軍慰安婦の存在を否定する歴史認識でも安倍内閣と同じであると告発し、『人と自然に優しい県政』への転換を訴えてたたかいました。
 吉川候補と会が掲げた政策は県民の要望であることを確信し、ひきつづき、公約実現の運動を県民のみなさんと力をあわせて進めていく決意です。
 吉川春子候補(66)は「暑い中、一番励ましていただいたのが、女性、働く人、中小企業の方たち。かえって私が力づけられて頑張ることができた。感謝の意味でもこうした人たち、社会的弱者に光を当てる活動をこれからも頑張りたい」と決意をのべました。
埼玉県知事選挙の結果
氏 名 新座市得票数 埼玉県得票数
吉川春子
8,024(25.27%)
389,875(25.28%)
上田清司 22,749(71.64%) 1,093,480(70.90%)
武田信弘 983( 3.10%) 58,823( 3.81%)
9月議会はじまる
 新座市議会9月定例会が9月3日から27日までの会期で開かれます。(議会日程は下に表示)

 昨年12月からスタートした議会改革特別委員会の報告が冒頭おこなわれ、夜間・休日議会の開会、一般質問での一問一答方式の導入などの改革が決定されます。

 市長提出議案は条例6件、補正予算6件、決算認定7件等です。

 条例は1新座市小売り事業者等による地域の活性化に関する条例(大型店チェーン店なども商店会に加入し応分の負担をするよう求める趣旨)2新座市国民健康保険条例一部改正(70歳〜74歳の患者負担を1割から2割等)などです。

 一般会計補正予算は、地方交付税約2億円、繰越金が4億2088万円増など約9億400万円の補正増ですが、そのうち7億5774万円は財政調整基金に積立てます。陣屋小の大規模改修工事に6574万円の国庫補助金(補正率1/3)が交付されました。

 おもな歳出は下表の通りです。障害者の自立支援医療費が5791万円の増額、給食室増築工事では、生徒数増の第二中学校と来年度民間委託予定の西堀、野火止小の増改築設計委託料に2473万円、危険箇所に迅速に対応するため道路維持補修工事費が6340万円増額などが提案されています。
〈おもな事業〉9月補正予算案から
9月議会日程
9月議会日程
9月議会で質問します!
市政に提案日本共産党市議会議員の一般質問
 日本共産党市議は市民要望等に基づき一般質問いたします。質問日は9月14日金曜日、18日火曜日です。傍聴においでください。
朝賀ひでよし議員 9月14日(金) 1番目
  1. シャトルバス廃止後のあり方。交通不便地域には確保を。(資料要求・・庁内検討委員会の議事録)
  2. 住民税賦課の誤りがあったが、原因究明と対策を。
  3. 行財政改革について。1指定管理者制度の導入。2これ以上の市民サービス切下げをおこなうな。
  4. 集会所の建設については、既存の建物の建替えを重視し、建設費用等に検討を加え、計画的に建て替えをおこなうべきでは。
保坂フミ子議員 9月14日(金) 2番目
  1. 災害対策について。1火災、地震などの被災者に公的援助のマニュアルを。2住宅提供などの支援を。
  2. 介護労働者の労働条件が悪化し、人材不足が深刻である。実態把握と改善策を。
  3. 高齢者などの見守り対策は進んでいるか。
  4. 中高生の居場所づくりについて。児童センターや勤労青少年ホームの複合的な利用を視野に入れてはどうか。
  5. 志木駅南口広場の放置自転車対策を。特にりそな銀行前。
こじか伸衛議員 9月14日(金) 3番目
  1. 地域経済の活性化と行政問題。1市長の考えは。2住宅リフォーム助成制度を実施すべき。3耐震診断、耐震補強工事への助成制度を。4小規模工事登録制度で登録業者に広く仕事を。5入札、契約で地元業者育成の観点で改善はあったか。6建設業退職金共済制度で元請けの指導強化を。72008年度事業ですでに国庫補助を申請した事業は何か。
  2. 交通安全問題。1新座駅南口広場の商業ビル前の自転車置場の是正は。2新座駅南口地区地区計画の歩道と公共空地をなぜ確保できなかったのか。(資料要求・・開発指導とその回答など)3恵山通り起点のT宇路交差点の安全対策を。
石島よう子議員 9月14日(金) 4番目
  1. 少人数学級を全小中学校で実施すべき。(資料要求・・全学年で35人学級を実施した場合必要な教員数と予算額)
  2. 都下の医療機関での窓口払い撤廃の進捗は。
  3. 放課後児童保育室の臨時一種職員の雇用条件改善を。
  4. バス停「片山小学校」「片山小学校(西武)」に屋根の設置要望がある。設置できないか。
  5. 市道64―17号線、第二保育園付近からひばりケ丘方面の路面の痛み整備を。
笠原すすむ議員 9月18日(火) 1番目
  1. 都市計画道路東久留米・志木線について。1用地買収の進捗状況。2周辺道路との接続。3東久留米市の計画は。
  2. 「新座市有建築施設の改修改築方針」について。1基本的な考え方は。2平成22年度までに実施するものは。
  3. 都市再生機構の賃貸住宅削減(現在の77万戸のうち22万戸を削減)に対して、市長は反対の意見表明を。
  4. 需用費など、各小中学校の配当予算が減っていないか。学級費・教材費の父母負担は増加していないか。
  5. 子ども医療費無料化を小学校卒業まで拡大を。(資料要求・・県補助金の増加予測額、3歳〜6歳までの医療費減額の予測値。小1〜小6までの医療費予測値)
  6. 介護保険軽度者への「介護とりあげ」が進んでいないか。
  7. 高齢者福祉施策は後退している。介護予防事業の実態は。
  8. 障害者自立支援法による本人や家族の負担増加の実態把握と市独自の支援策をとるべき。
未来切り拓く母親パワー
第53回日本母親大会に参加して
 第53回日本母親大会は8月25、26日東京・埼玉で開かれ延べ9500人が参加。子ども・くらし・女性の権利・平和の問題別集会が活発に開かれました。

 私は「くらしと社会保障」の集会で「格差社会をやめさせ貧困をなくすために」と題した後藤道夫都留文科大学教授の講演を聞きました。後藤教授は「ここ5年〜10年急激に貧困と格差が広がった最大の原因は小泉改革の労働法制の規制緩和だ。派遣労働がまかり通りワーキングプアの激増、空腹や仕事疲れで倒れる学生、5人に一人しか受けていない失業保険、アメリカの儲け対象になっている医療保険など、年金、税金、教育、社会保障と日本はすべての面で遅れの先進国になっている」と指摘された。

 午後はミニコンサートの後、「すき家」の雇用改善で闘う首都圏青年ユニオンの伊藤さん、85歳過ぎと思えぬ若さとパワーの元衆議院議員の田中美智子さんなどの楽しいパネルディスカッション。その後、各界からの発言は、難病患者団体、新婦人、学校給食、沖縄の闘いなど具体的に日本の現状を告発する内容だった。

 母親運動が他の分野と連携し、現状を切り拓いていく大切さを感じ、力が沸いた二日間でした。

(投稿・藤井・片山在住)
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