日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2007.8.5  No.1226
日本共産党新座市委員会
参院選 日本共産党 比例で440万票・3議席獲得
埼玉選挙区・あやべ澄子候補健闘
日本共産党中央委員会常任幹部会発表の概要です。
 7月29日投・開票でおこなわれた参院選挙の結果、日本共産党は比例選挙で3議席を獲得しました。これは1議席滅の結果ですが、得票数では前回および前々回を上回る四百四十万票(7・48%)という地歩を維持することができました。

 ご支持をいただいた有権者のみなさん、日夜分かたず奮闘をいただいた後援会員・支持者、党員のみなさんに心より感謝申し上げます。

 参院選挙は自民党が改選議席を27減らし、公明党が現職を4人落選させるなど与党に極めてきびしい結果となりました。

 これは有権者が自・公政治では日本の前途はないと判断した結果といえます。個々の閣僚の失敗や不祥事、年金対応ミスにとどまらず、内政では貧困と格差の拡大、外交では侵略戦争の正当化など安倍内閣の悪政に対する審判に他なりません。

 日本共産党は、自公政治に正面から対決する「たしかな野党」として、年金・福祉、住民税と消費税、「政治とカネ」憲法改定など、すべての問題にわたって鋭い暴露と追及、道理ある対案提示で悪政を追い詰めました。

 今回の選挙での自公政治に対する国民の審判は、それにかわる新しい政治の方向と中身を探求する新しい時代への前向きなプロセスが始まったことを意味します。しかし、自民・公明の政治にかわる新しい政治とはなにか、という問題について、国民の選択が明らかになったわけではありません。

 新たに迎える政治的激動の時期において、日本共産党の役割はいよいよ重要なものになるでしょう。国民の声に応え、この選挙で掲げた公約実現のため力を尽くします。

 そして、新たな国政選挙では政治の本当の改革者、新しい政治の建設者の党として必ず前進、躍進を期す決意です。
参院選 埼玉選挙区の結果
参院選 比例代表の結果
「一票」への熱い思い心に刻み 参院選挙をたたかって
埼玉選挙区 あやべ澄子(日本共産党埼玉県くらし福祉対策責任者)
あやべ澄子
再選された紙智子参院議員と報告に立つ=30日、大宮駅前

 候補者として初めての参院選挙、力いっぱいたたかいぬくことが出来ました。心より感謝申し上げます。

 選挙期間中、たくさんの激励やご支援をいただきながら、ご支持いただいた皆さんの期待に応えることができず、本当に申し訳ありません。しかし、自民・公明政治に明確な審判が下りました。政治を変えてほしいという有権者の思いが大きなうねりとなった選挙結果だと思います。

 「増税、増税でまるで兵糧攻めにあっているようだ」「もう暮らしはギリギリです」「絶対九条は守ってください」・・自・公政治への怒りの声。私に寄せられた27万7440票、1票1票に込められた思いをしっかりと心に刻んでまいります。

 「増税ストップ」「年金問題の解決」「子育てと仕事、若者応援の政治の実現」「憲法九条を守る」ーーー掲げた公約の実現のため、県民の皆さんの運動と日本共産党国会議員団と連携しながら頑張ります。

知事予定候補 吉川春子
プロフィール

 1940年生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。73年八潮市議・83年日本共産党参議院議員当選、以後2007年7月まで4期24年。この間、環境委員長、文教、労働、総務、予算委員など歴任。児童買春ポルノ処罰法制定などに貢献。
 解雇規制法、天下り規制法、NPO法、「慰安婦」問題解決促進法案などを提案。参院憲法調査会委員として憲法改悪に反対し論陣を張る。
《吉川春子の提案》

子ども 医療費を中学校まで無料に
 子ども医療費無料化を中学校卒業まで拡大します。小中学校の少人数学級を段階的に全学年に広げ、基礎的な学力を伸ばします。

医療 最下位の医療を全国水準に
 埼玉の医師数、看護師数は全国最下位。小児科医や産科医不足も深刻です。当面、医科大学の定員増、県独自の医学生奨学金制度を作り、看護師の待遇を改善します。

安全 学校の耐震化を100%に
 大地震が多発しているのに、避難所となる学校の耐震化率は52%と半数にすぎません。県独自補助制度で5年で100%をめざします。

はたらく パート・派遣労働者の保護条例を作る
 パート・派遣の労働条件改善のため、雇用主への援助ができる県独自の条例を制定します。公契約制度を定めます。

元気 地元商店街、地場産業、中小企業を応援
 中小企業支援で地域経済を活性化し元気なまちづくりを。

自然 豊かな自然と農業を守る
 秩父の山々、荒川・利根川の流れ、豊かな食糧を生み出す大地など、埼玉の豊かな自然環境と農業を守ります。

財源 スーパー堤防、無駄なダム建設ストップ
 地方交付税削減に反対し、ナショナルミニマムを保障する財源を国に求める。大型公共事業を見直して財源をつくります。

平和 基地のない埼玉をつくる
 憲法九条を守り、基地のない埼玉をめざす。戦争と核兵器をなくすため力を合わせ”埼玉発・平和の願いを発信します。
全国最下位の医師、看護師数 お寒い埼玉の医療

 日本の医師数は世界63位で、OECD加盟国の平均より12万人少なく、勤務医の平均労働時間は週70時間を越えています。その中でも埼玉県は「日本一」医師、看講師が少ない記録を独走中。

 人口10万人あたりの医師数は全国平均2 1 1人に対して埼玉は1 3 4人。全国平均には約5千人不足しています。こういう現状に対して上田知事は「面積あたりの医師数は不足していない」と答弁。

 同じく看護師は人口10万人あたり372人。全国平均が595人ですからそこに追いつくには約1万5千人の増員が必要です。しかし県の新五ヵ年計画では不足数はたった「920人」とされ何が根拠かも不明です。県民の命を守る医療分野のお寒い現状。

 吉川春子さんは最下位の医療を大至急改善します。
どうなった?上田知事の「三つのゼロ」

 上田知事が知事選出馬時に誓った「三つのゼロ」(特養待機者ゼロ、保育所待機者ゼロ、子ども医療費ゼロ)・現状はどうでしょうか。

 全国過半数の県が「子ども医療費の窓口払いを無料」にしているのに、埼玉県は未だに県として無料化していません。特養老人ホームや保育園はいつでも待機者が多数。上田知事の4年間の公約達成度はゼロといえます。
※吉川春子さんを県知事候補として発表した「埼玉民主県政をめざす会」の
 政策より掲載しました。
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