日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2007.1.14  No.1199
日本共産党新座市委員会
来年度、陣屋小がきれいに
全小中学校から改修要望 191ヶ所も
学校訪問1 学校訪問2
トイレ改修はどの学校からも要望が
(校長先生に伺う市議たち)
スチール製の下駄箱。小さくて靴が入りきらないわね。
 日本共産党市議団は傷みの目立つ各学校の現状を調査するため、昨年秋、小中学校を訪問しました。

雨漏り、トイレが臭い、外壁の汚れなど

 陣屋小や第六中の大規模改修が先送りされ「がっかりした」(校長)との声、「体育館の床が老朽化し、ささくれ立っている。市長も部長も見に来ているが、なかなか直してもらえない」等の声を聞きました。市議団は老朽箇所を写真に撮り、12月議会の一般質問で取り上げ改善を強く求めました。

計画的な維持補修できれいな学校を

 共産党は「雨漏り、外壁塗装、教室床のひび割れ、トイレ改修など全23小中学校から191項目もの改修要望が出されている。教育予算が減らされ各学校からの要望に長年応えていないからだ。雨漏りなど深刻ではないか。計画的に維持補修すれば経費も安くてすむ。必要な予算を確保し子どもたちの学習環境を整備すべき」と主張。

 教育長は「これまで耐震補強、アスベスト除去工事を優先してきたが、各学校の要望を優先順位をつけ改修したい」「来年度は陣屋小の大規模改修(トイレ改修含む)、20、21年度に第六中の大規模改修をおこないたい。」と答弁しました。

 また、学校などの改修事業費(毎年10億円)を予定した『長期財政計画』が初めて議会に示されました。
新座市に金はある!問題は使い方
 市長は「財政難」と称して高齢者や障がい者の手当をカットしながら、総事業費約140億円の新座駅北口土地区画整理事業をスタートさせようとしています。

 日本共産党は「新座市の財政力は全国777市中、上から122位(05年度決算)で上位だ。金が無いのではなく問題は使い方。暮らし・福祉・教育を優先し大型事業はスローダウンすべき」と一貫して主張。

 12月議会では「北口区画整理事業の三年凍結」を民主党議員も初めて主張しました。「大型事業より市民の生活防衛を」の世論が議会を動かしつつあります。
保守、公明の与党
「残業代ゼロやめよ」の意見書を否決
 12月議会で日本共産党は国への意見書を提案しました。「残業代ゼロなど労働法制改訂は慎重に審議せよ」「パーキンソン病など難病患者への補助の継続を」などです。

 ところが、保守、公明は意見も述べず二つとも否決しました。

 「労働法制」はホワイトカラーの残業代をなくす過労死促進法ともいうもの。派遣社員の正規雇用を義務化しないなど財界の身勝手な要求の法制化です。また「難病患者」の補助削減はあまりに非情なため与党も上程を見送ったもの。これさえ賛成しない新座市の保守、公明の与党の冷たさには驚愕します。
12月議会あれこれ
いじめ自殺の報道が相次ぐ中の12月議会。県と新座市は「いじめを3年間で30%減」の数値目標を掲げていますが、いじめ発生が教師や学校の評価につながるようでは問題。教育基本法改悪で競争教育が激化し、子どものストレスが増すことが懸念されます。

●75歳以上から毎月保険料を徴収する後期高齢者医療制度。高齢者の負担増を批判して反対しました。

勤労青少年ホーム(パレット)は再びシルバー人材センターが指定管理者に。経費節減だけでなく総合点での評価と判断して賛成。

国への意見書では共産党議員が提案した「高利潤の大企業に応分な負担求め庶民増税反対」が全会一致で採択される。一円も法人税を払っていない銀行が自民党に献金?「税金は持てるものが応分な負担を!」が世論に。

●日本共産党は07年度予算への重点要望15項目を提出。「大型事業の見直しと福祉サービス縮小をしないこと。介護保険や障害者自立支援で独自の軽減策」などを要求しました。

●市長は大幅な職員定数削減を計画していますが、新座市の市職員人件費比率は関東地方類似市の中で最低です。福祉や教育など非営利な公的サービスには熟練したマンパワーが必要です。
大型事業を凍結し市民生活守れ
市長が「都市計画税6年連続値上げ」を計画
 市は「財政が大変」として公共料金値上げ、市民サービスカットを計画。来年度も都市計画税を連続値上げし、一人暮らし高齢者の弁当代50円値上げ等社会的弱者の補助金カットを予定しています。

 日本共産党市議団は「削るところが違っている。大型公共事業の凍結を決断し、市民負担増やサービスカットをすべきでない」と市長に申し入れ市民団体と運動。集団資源回収補助金などいくつかを撤回させました。「市民の暮しと福祉を守る」自治体本来の仕事を充実させるよう頑張ります。
3年連続の福祉サービスカット
一番の願いは減税 市民アンケートより
 日本共産党は市民の声を市政に生かすため『市民アンケート』を実施し、約500通が返信されました。小泉内閣の5年間で「暮しが悪くなった」と66%が回答しています。市政には減税と福祉、教育の充実を望む声が多数。日本共産党へのご意見や激励も数多く寄せられました。
市民アンケート結果
市民アンケートご意見
12月議会で質問しました
市政に提案日本共産党議員の一般質問
笠原すすむ
建設常任委員長笠原すすむ
Q.入所児童数が増えているのに、民間保育所への補助金が職員待遇改善補助金などが大幅に削られ7年間で半減している。充実こそ必要だ。
A.民間保育所への手厚い支援は必要と思うが、今の財政状況では厳しい。
その他1築30年を越える公立保育所の改修・建替えを急げ。2市役所の非正規職員の待遇改善を。3大型道路や、新座駅北口土地区画整理事業など大型事業をスローダウンし、福祉、教育の充実を。
工藤かおる
文教経済常任委員工藤かおる
Q.教育基本法改訂は競争教育を激化し、いじめの温床を広げるのでは。また市はいじめを3年間で30%減の数値目標を掲げているが、実態把握は。
A.教育基本法は理念法でいじめとの関係はない。いじめ隠しはなく、教委は的確にカウントしている。
その他1高齢者の福祉サービスの存続、充実を。2国保税、介護保険料の値上げを抑え減免制度の周知を。3介護保険利用料補助制度に所得制限を入れるな。4水道道路、陣屋通り、県道の歩道整備を。
石島よう子
文教経済常任委員石島よう子
Q.小中学校の改修予算が減らされ学校の要望に応えられない状況だ。計画的な改修を。
A.優先順位をつけ計画的に対応したい。陣屋小、第六中の大規模改修、野寺小図工室の改修を行う。特別室へのエアコン未設置校には設置したい。
その他1都内の病院でも乳幼児、重度障がい者、ひとり親家庭の三医療費の窓口払い無料化を。2県道の歩道整備(野寺1、2丁目〜栗原)3ひばりヶ丘入口交差点の右折車線設置
朝賀ひでよし
総務常任委員朝賀ひでよし
Q.介護予防が導入された。医療費節減の意味からも 疾病予防対策をどう検討しているか。
A.医療制度法が変わり、生活習慣病対策が入りました。市としてはその予防や介護予防対策に取組む推進チームを作りその中で検討しています。
その他1固定資産税の高さに市民は苦しんでいる。市で税率が決められる都市計画税のさらなる増税はやめよ。2職員のメンタルヘルス対策の充実を。3墓地を求める市民のために、共同墓地設置を検討せよ。
保坂フミ子
厚生常任委員保坂フミ子
Q.小児救急医療が毎週金曜日に休診になっている。体制を整え医師の確保に努力せよ。また市民も利用している清瀬小児病院の移転反対の意思表明を。
A.小児科医確保は難しい。また移転反対の意思は伝える。
その他1軽度の要介護者のベットや車いすの取上げがないか調査を。2中野二丁目5・6番地の雨水冠水解消工事は来年度予算で実施せよ。3県道の川越ー新座線の歩道整備を。
こじか伸衛
副議長・建設常任委員こじか伸衛
Q.市民体育館に指定管理者制度を導入せず、体協職員の資格を生かした多様な企画で市民のスポーツ利用を広げるべき。
A.指定管理者制度は平成20年導入予定だったが今すぐ導入せず、若い職員に頑張ってもらう。
その他1地域経済活性化につながる住宅リフォーム助成制度導入を。2小中学生の通学路となっている陣屋通りの交通安全対策を。3老朽化した新堀小の改修整備を。
今年も力いっぱいがんばります!
新しい年 あらたな決意で
今年も力いっばい頑張ります!
(前列左から) 桜井はる子党衆議院埼玉4区国政対策委員長、あやべ澄子党埼玉県暮し福祉
対策責任者、朝賀ひでよし市議団長、
(後列左から) 笠原すすむ市議、石島よう子市議、保坂フミ子市議、工藤かおる市議、
こじか伸衛市議・副議長
 ワーキングプア(働く貧困層)はもはや一部の国民の問題ではなく、すべての階層に進行しています。日本共産党は『貧困打開と生活防衛』のため大奮闘する決意です。
 格差を広げる大企業減税と庶民増税、福祉切捨てに正面から立ち向かう力を大きくして下さい。  
 憲法九条改悪を許さず平和な未来を子どもたちに手渡しましょう。
党参議院議員 紙智子
党埼玉県暮らし福祉対策責任者 あやべ澄子
党衆議院埼玉四区国政対策委員長 桜井はる子
日本共産党新座市議会議員団 朝賀ひでよし
保坂フミ子
こじか伸衛
笠原すすむ
工藤かおる
石島よう子
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