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ケアマネ、未利用者の声も集約 |
新座市が介護保険の利用実態調査 |
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新座市では来年度、介護保険事業計画の改定をおこなう際の資料とするため、利用実態調査をおこなっています。調査対象は、在宅介護の利用者千三百四十一人、施設介護の利用者三百八十二人のほか、ケアマネージャー百三十一人と介護認定を受けているが介護保険を利用していない七百三十一人です。回答は無記名。
施設に入所している人にま、食事や入浴、職員の対応への満足度などかなり突っ込んだ質間もあり、どの程度本音がつかめるのかが注目されます。
七百人を越える未利用者を対象に、「なぜ介護保険を利用していないのか」と質間し、今のところ家族介護で手が足りている他人を家に入れたくないどのようなサービスがあるかわからない利用料負担が大きいからなどの回答から選ぶようになっています。
また市が独自におこなっている低所得者への利用料補助、診断書料補助などのサービスに対して、市民の認知度、今後の利用希望動向をつかもうとしています。
今回の調査は、所得階層によってサービスの利用状況はどう変わるのか、保険料、利用料の負担感はどう違うのかなどの分析が可能な調査になっています。
介護保険の利用者や未利用者の生の声をつかもうとする意欲的な姿勢を生かし、市の介護サービスをさらに拡充させてほしいものです。
介護保険制度の見直しを進めている厚生労働省は、「介護費用の増加を極力抑える」という観点から、軽度の要介護者のサービス制限や、施設での部屋代、食費など国民負担の増加を打ち出しています。こういう時だけに市民の実態調査を元に行政とともに国に声をあげていきたいと思います。 |
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