石島陽子議員 |
埼玉県議会では、福祉切り捨てをすすめる一方で、八ッ場ダム建設など無駄な大型開発を進めています。
八ッ場ダムは調査開始から62年経ち、完成予定は2019年。建設費は当初の総額2110億円から、4600億円へと2倍以上に膨らみました。
ところが、埼玉県の給水実績は2002年をピークに年々減り続けています。国上交通省も「カスリーン台風のような雨には治水効果は期待できない」とし、地滑りの危険性も指摘されるなど、「治水上も利水上もダム建設の根拠が失われている」として、日本共産党は建設中止を一貫して求めてきました。今後の県負担は、基金なども加えると132億円を大幅に超える見通しです。
さらに、国は茨城県の霞ケ浦導水事業の再開を決定し、栃木県の思川開発事業を再開する動きを始めています。2つの事業の埼玉県負担は、今後164億円と見込まれています。
日本共産党県議団は、大型開発ではなく、公営住宅や公園、歩道の整備、生活道路の安全対策など生活に密着した公共事業への転換を求めて奮闘しています。
(記・石島よう子)
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