埼玉県南西部消防(新座市など4市の消防)は、3月11日の地震発生から、岩手県陸前高田市に緊急消防援助隊として派遣されています。
11日深夜に出発した第1次から27日に出発した第5次まで交代で49名が派遣され、この中には新座消防署救助隊10名、片山分署救急隊5名が含まれています。
3月28日、第2次派遣隊の責任者が、緊急消防援助報告を行いました。
「消防隊は車列を組んで車1台がようやく通れるような道路を走って陸前高田市に入った。与えられた野営地にエアーテントを張って泊まったが、夜に雪が10センチも積もりテントが重さでつぶれた。救急部隊は避難所などからの高齢者の搬送が多かった。救助部隊は朝8時半から午後4時頃まで捜索活動をした。昼食は持参したビスケットだった。残念ながら生存者は発見できず、多くの遺体を収容した。食料も自前のため後方支援部隊はその担当として苦労した。陸前高田市の人たちに、『本当にありがとう』と頭を下げられたのが強く印象に残った。」などと語りました。
現在も片山分署の救急隊が現地で頑張っています。
|