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「施設不足」「高い利用料」「サービス切捨て」への
不安など |
「公聴会」で市民9名が意見 新座市介護保険事業計画見直し |
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新座市介護保険事業計画の見直しについて、公聴会が6月26日開かれ、9名の市民が意見を述べました。
朝妻さん(石神)は「90歳の義母が痴呆が進み老健施設に戻れなくなった。病院への支払いが6月は月35万7千円(24万円が個室代)特養ホーム建設がもっと必要。市に相談窓口がほしい。」と語りました。小島さん(NPO法人くらしネットえん)は「要支援、要介護1の方たちのサービスが切り捨てられないようにしてほしい。市民への綿密な説明会をしてほしい。」と陳述。
大居さん(大和田)は「父が99歳で2年前に亡くなった。冠婚葬祭などの時ショートの利用がもっと可能になるように。」と語り、酒井さん(野火止)は「11年間母の介護をしたが、自分も70歳となり苦労した。介護度5で自己負担の金額も多かった。市財政が困難でも高齢者や障害者の福祉はカットしないでほしい」と訴えました。
あだちさん(立教大学大学院)は「市内にグループホームが5事業者、6施設あるが、ケアの閉鎖性、現場の孤立性などが問題点となっている。」と提起。柴田さん(野火止)は「週に1回公民館で健康体操をしている。今度、使用料が必要となり今までの会費だけでは払っていけなくなり困っている。ぜひ考えてほしい」と訴えました。山口さんは「スポーツ活用で介護保険をつかわないでいることを考慮してほしい。」と訴えました。(矢野さん、志茂さんの菱言は別掲)
介護保険事業計画の策定委員の方々は、メモをとりながら熱心に市民の意見に耳を傾けていました。
国策の誤りに、大いに注文を
私の90歳の母親は週3回人工透析。一日おきに家族がついて車椅子で通院しています。介護レベルは4から2、現在は1となりましたが、認知症が進み「金を盗られた」「食事していない」と言い、家から出て帰ってこられないなど毎日母に振り回されています。母の医療費は毎月1万9780円かかりますが、年金は1万6566円で年金では足りません。介護保険をもっと利用したくても1割負担のため使えません。大変寂しい話です。先日風邪をこじらせて入院し夜中に「殺される」と大騒ぎしたため、病院を午前4時に退院させられ、二日半の医療費が8万円余かかりました。
国会で強行採決された「介護保険改悪法」は軽度の介護サービス制限など社会保障費削減のためのものです。きちんと住民に説明をせずに10月から居住費などの金を取るのは乱暴です。新座市においては財政が厳しいというだけでなく、国の政策の誤りに大いに注文をつけてもらって、文字通り「高齢者を支えるやさしい手」の行政を期待します。
(矢野英和・石神在住)
シニア料金でスポーツを
現在、市内には「無理のない体力づくりと仲間とのふれあい」を目的とした「インドア・スポーツ同好会」が幾つもあります。総合体育館、公民館などを利用して活動しています。「ラケットテニス交流会」を結成し、年3回「市民ラケットテニス交流大会」を開催しております。加盟同好会6団体。会員120名で総合体育館メインアリーナ全面を午前中お借りしての大会ですが、従来4500円の使用料が1万1700円となり2・6倍もの大幅値上げで大会運営が非常に苦しいものになりました。
考えてみれぱ、介護保険料を納めながら「この制度のお世話になるまい」と年老いたけれど家に閉じこもることなく、会の活動に一生懸命参加しているというのは、結果として「市の財政に多大に貢献している事になりはしないか」と言うのが、みんなの共通した思いです。
物事を画一的に処理するのではなく、「介護保険のお世話になっていないで賞」というご褒美として、せめてシニアのスポーツ団体については使用料の減額をご一考賜りたくお願い申しあげます。
(志茂年晴・ラケットテニス交流会長) |
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