日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2018.3.4  No.1755
日本共産党新座市委員会
新座市の魅力! 子育て支援、福祉・教育の街に!
百億円の区画整理事業二つではない
 2月26日、市長施政方針表明に対する質疑が行われ、日本共産党から笠原進市議が質問に立ちました。

 笠原市議は、「今議会の最大の争点は7年連続で国保税を一人平均約3万円引き上げる条例改定だ。ところがこの大問題を施政方針では一言も触れていない」と批判しました。
 その上で、1子育て支援として、学校給食費第三子無償化や保育園待機児童解消にどう取り組むのか。2第二の人生を楽しむ世代の学びや活躍の場として公民館や体育施設などの無料化、軽減化を。3精神障害者雇用が義務化されるがどう施策を進めるのか。4市内循環バスで石神・堀ノ内地域を通るルート変更を検討すべきでないか。5新座のブランドイメージ向上のため市民サービスを削らずに保持すべき。と質問しました。

 市長は、「14月に2園開園するが、来年4月にも新たな保育園が開設できるようにしたい。2元気アップ広場の増設を図る。無料化は考えていない。3就労支援センターで企業訪問をしているが新規開拓、定着支援を行っていく。4新規路線を庁内でしっかり検討する。5事業を総点検し財政見通しを明らかにするプロジェクトを2月に立ち上げた」と答弁しました。
ゾウキリン

 笠原市議は、「新座市の財政力は全国でも上位6分の1で県内でも半分以上の位置にある。施政方針は特徴がなく物足りない。この間、二つの百億円を超える区画整理事業をやって教育予算を減らしているのは事実だ」「新座のブランドイメージの向上を目指すのなら、18歳までの医療費無料化を続け、さらに福祉や教育をもっと良くするべきではないか」と述べました。

理研が3月大量雇止めを撤回
345人が労働契約法で無期雇用に
 国立研究開発法人理化学研究所(本部・和光市)は26日、職員説明会を行い、3月末に予定していた非常勤職員の大量雇い止めを撤回しました。
会見する理研労組と弁護団=26日厚労省内
会見する理研労組と弁護団=26日厚労省内

 雇い止め通告を受けていた345人が契約更新されれば、雇用継続5年を超え、労働契約法に基づく無期雇用転換の権利を得ます。労働組合、日本共産党国会議員団の追及による画期的な成果です。

 日本共産党の田村智子参院議員は2月1日の予算委員会で追及。林芳正文科相から「適切に対応するよう理研に伝える」と答弁を引き出し、党国会議員団は2月16日、独立行政法人の無期転換逃れを調査し、担当省庁に指導要請しました。

 理研理事側は19日の団体交渉で年度末雇い止めを撤回する方針を表明。26日の職員説明会では「国会で議論があった」と説明しています。

(27日付赤旗)

雨水の溢水解消工事 新規に9か所
 昨今の台風やゲリラ豪雨で、新座市内の各所で道路冠水、内水被害が発生しました。市は9か所の溢水対策工事を今年度から新規に行う計画を発表しました。
雨水の溢水解消工事 新規に9か所
どうなる憲法、どうする自衛隊
栄・池田 九条の会が12周年のつどい
栄・池田九条の会が12周年のつどい

 2月24日、栄・池田 九条の会12周年のつどいが福祉の里で行われ80名以上が参加しました。

 渡辺治一橋大学名誉教授が記念講演。教授は「9条2項を残して3項に自衛隊を書き込むのは公明党の発案『加憲』を取込んだ。憲法九条のお陰で日本は70年間戦争しないアジアで稀有な国だ。なぜ自衛隊を書き込んではダメなのか、3000万署名を持って訪問し語り抜こう」と熱く語り共感を広げました。

(記・工藤市議)

いのちとくらし守ろう!
市内の労組、民主団体が集う
 埼玉県労働組合連合会(埼労連)と埼玉国民春闘共闘会議が呼びかけた2・21全県地域総行動に呼応して、「命と暮らしを守る新座市民集会」がふるさと新座館ホールで市内の労働組合や民主団体9団体から180人が参加して行われました。
命と暮らしを守る新座市民集会

 実行委員長あいさつ、来賓(埼労連議長)あいさつの後、国保広域化に伴う新座市国保税の大幅引き上げと介護保険料引き上げをテーマに日本共産党から笠原市議団長が引き上げ内容を報告しました。

 その後、参加団体がリレートークを行いました。

 学童労組は「現在も24人の支援員欠員で処遇改善の取り組みと、大規模化問題として今後学童に民間学童が導入されようとしている実態」、生活と健康を守る会からは「生活保護基準引き下げ」について、埼玉土建からは「3000万人署名の取り組みとアスベストの運動について」、医療生協さいたまからは「国の責任で社会保障制度の充実を求める運動について」。年金者組合は「最低保障年金制度の確立について」、新婦人、新座革新懇からは「3000万人署名の取り組みについて」、市職員組合からは「公務員の臨時・非常勤職員の実態について」それぞれ報告がありました。

 市内の各団体の取り組みはなかなか知る機会がないため、憲法改悪反対の闘いをはじめ、各団体の現状などの報告は新鮮でした。

 とりわけ今年の最大の課題である憲法9条改憲発議をさせないためにも3000万人署名を集めきるために全力を挙げる決意が語られました。

 最後に集会アピールを全体で確認し、団結ガンバローを三唱し終了しました。

(記・あしの修市議)

『toitoitoi』第3回おしゃべりカフェ
多様性を認め合える社会に
 2月25日、ふるさと新座館でtoitoitoiおしゃべり会を行いました。ゲストは女性弁護士さん。テーマは「憲法につなげて考えよう!女性の生きづらさ、男性の生きづらさ、マイノリティの生きづらさ」です。

 弁護士さんからは性的マイノリティをめぐる日本の状況、当事者の多くはいまだにオープンにできない、その理由は何か。また、マイノリティが生きづらい社会はみんなが生きづらい社会なんじゃないかとこれまで感じてこられた思いを話されました。

 講義を聴くというよりは参加型で素朴な疑問などが出されました。「憲法」は国家権力に対して制限を行うもので、「法律」は国家権力が国民に対して制限をかけるもの。「法律」は「憲法」の範囲内でつくられるものだから、国家にとって都合よくは作れないという話でした。憲法第13条の「すべて国民は個人として尊重される」は、特に大切で、それぞれの多様性を尊重される社会にしていこう。また自分自身が生きづらさにとらわれていないかと参加者に問いかけました。

 そのあとの交流では「(知人に)政治の話とかしたいんだけど話しづらい」「女性だから昇級は難しいと上司に言われた」「人をものさしで評価する風潮がつらい」「自分は少数派だと感じる。マジョリテイってなんだろう」「校則を子どもに守らせるのは大人になって理不尽な社会に出るための練習だと思う」「子どもの頃から女性らしいところを見せたくなかった」「つい、男でしょ、女なんだからと言ってしまう」「元々生きていく大変さと生きづらさを一緒にしたくない」などたくさんの思いが出され交流しました。

(記・辻みき市議)
toitoitoi(といといとい)とは・・
30代から40代がつながり、育児の悩み、家事と仕事の両立、日々のくらし等をテーマにおしゃべり会をしたり、花見や茶話会、フリマ出店など楽しい企画を行っています★
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