日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2016.8.14  No.1678
日本共産党新座市委員会
ギュー詰め 夏の学童保育
ワンフロアーに100名
「お迎えが4時半の子は誰?」「お弁当頼んだ子は?」一人ひとり確認する朝の会=池田小放課後児童保育室
「お迎えが4時半の子は誰?」「お弁当頼んだ子は?」一人ひとり確認する朝の会=池田小放課後児童保育室
 子ども達の楽しい夏休みが、7月21日からすでに始まっています。
 夏休み中の学童保育(放課後児童保育室)は「夏休みだけ登録する児童で人数が増える一方、支援員さんは欠員状態で大変だ」という訴えがあり、市議団は5カ所の保育室を見に行きました。

 いわゆる「夏の子」を含めると、大和田小での総数は250人に膨れ上がります。保育時間は、朝8時から夜の7時までの11時間保育です。

 朝9時の「朝の会」では子ども達の体調チェック、プールにいく子や親のお迎えの時間、昼食の仕出し弁当を頼んだ子の人数確認を支援員さんがテキパキと進め、午前の「自由遊び」、11時半〜「勉強」をして昼食、遊びと一日を過ごします。
 池田小、新座小の保育室などはワンフロアーに100名近い子どもたちがあふれていました。

 支援員さんたちから様子を伺うと、「親御さんは余りに人数が多いのでびっくりしている」「支援員が足りず、パートの先生を各保育室が取りあっている」「出ていってしまう障がい児のお子さんを追いかけ手が足りない」「外遊びを制限せざるを得ない。夏のお出かけの予定はない」「静かにしていたい子の居場所がない」「子どもの喧嘩が絶えない」「保冷庫や収納庫など施設面では要望はいっぱいある」などの声が聞けました。

 夏だけの児童を受け入れるのはいいが、それに対応した支援員の確保や待遇改善が喫緊の課題です。「二学期が始まる直前はお盆休みを終えた子ども達が戻ってくるのでぜひ市の担当者に見に来てほしい」という声も聞きました。保護者たちの「保育環境を考える会」では要請署名もおこなっています。

 市議団は9月議会でも取り上げていきます。
第3次安倍内閣 全閣僚が「靖国」派
「戦争は国民霊魂の進化」発言 稲田朋美氏が防衛相に入閣
第3次安倍内閣 全閣僚が「靖国」派

 戦争は「国民の霊魂進化の最高の宗教的行事」とする改憲・タカ派の稲田朋美氏が防衛相に就任。

 8月3日に発足した第3次安倍再改造内閣は閣僚20人のうち、公明党の石井啓一国交相を除く全員が改憲・右翼団体「日本会議」議員連盟や「靖国派」の政治家であることが明らかになりました。

 靖国神社は、東条英機などA級戦犯を合祀し、過去の日本の戦争をアジア解放の「正義の戦争」と美化・正当化する特殊な神社。安倍首相が改憲に向けた暴走を一層すすめるため盟友を入閣させています。憲法9条守る運動をいっそう盛り上げていきましょう。



閣僚の「靖国」派議連所属状況 →
※各議連や上部団体の直近の名簿、関係団体の公式サイトに記録された活動記録、議連の集団参拝に参加した記録などによる。入退会の最新状況を把握していない場合もある。公明党の石井啓一国交相は除く。

新座市が今年度、自由に使えるお金
普通交付税等 37億7772万円確定
 7月26日、平成28年度の新座市への普通交付税は19億8305万7千円、臨時財政対策債17億9466万7千円で、合計37億7772万4千円が交付されることが決定しました。昨年度より、4318万8千円の減(普通交付税は3344万5千円増、臨時財政対策債7663万3千円の減)でした。これを財源に市民要望にしっかりこたえることが求められています。
戦争体験を子どもたちに伝えよう
「平和展」15日まで 新座市役所・市民ギャラリーで
展示を見いる市民たち=市役所一階、二階の渡り廊下
展示を見いる市民たち=市役所一階、二階の渡り廊下
「赤い背中」谷口すみてる氏16歳。長崎爆心地近くで重度の火傷。1年9カ月うつ伏せ寝のまま死線をさまよった。

 新座市主催の「平和展〜戦争の悲惨さを次世代に伝えるために〜」が8月15日まで市役所の市民ギャラリー(渡り廊下)で開催されています。

 原爆投下の悲惨な状況を伝える写真や市民の描いた絵。召集令状、千人針などの現物資料は埼玉県平和資料館及び昭和館の協力を得た貴重な展示です。ぜひお子さん、お孫さんと一緒にご覧ください。


「赤い背中」谷口すみてる氏16歳。→
長崎爆心地近くで重度の火傷。1年9カ月うつ伏せ寝のまま死線をさまよった。

市民の投稿 その1
大正・昭和・平成を生きて
安倍政権の暴走に黙っていられない
 安倍政権の暴走にはだまっていられません。
 1868年の明治維新から1945年の終戦まで75年間、日本は侵略戦争の連続そのものでした。
 戦後71年間、平和憲法の元、まがりなりにも“戦争をしない国”がここにきて戦争をしようとしています。
配給に並ぶ人たち
配給に並ぶ人たち

 戦争中は資源のない日本は鍋・釜の貴金属と名のつくものは供出させられました。母は貧乏で貴金属など持っていませんでしたが、唯一かまぼこ(エンゲージリング)を供出しました。勿論ただです。
 食料も配給制でそれも少なく、大部分の人は買い出しに駆けずり回りました。私も弟と二人でつてを頼って宮城県の小牛田に買い出しに。タバコ・砂糖・石鹸などをためて農家で物々交換しました。男子は赤紙で兵隊にとられ、農村でも人手不足でぎりぎりのお米しかありませんでした。

 都会では少しの空地があればお腹の足しになるカボチャを植えました。中学生・女学生も勉強どころではなく、軍需工場で働かされました。
 1945年3月10日の東京大空襲で私も上目黒で焼け出され、弟と二人で小田急線の線路を歩いて母が疎開している鶴川まで行きました。
 8月6日・9日、広島・長崎の原爆投下、15日の終戦は叔父のいる舞鶴で聞きました。暑い暑い日でした。

 母は戦争中から肋膜を患っており翌年肺炎で亡くなりました。なにしろ食料はなくサツマイモの鶴まで食べ、栄養も取れず薬もなく亡くなったのです。

 終戦で涙を流した人もいるようでしたが、私の周りではこの戦争は勝つわけがないと言っていましたので私はホットしました。電気をつけることが出来、空襲でおびえることもないので、夜も安らかに眠ることが出来ました。
 戦争は絶対に反対です。

投稿・岡 龍子(92歳)新堀三丁目在住 

「市民と野党」共闘で明るい未来を
日本共産党創立94周年記念講演を聞いて
講演する志位委員長

 8月5日、日本共産党創立94周年記念講演会が開催された。会場の熱気に直接触れたくて、都内北区の王子駅前の「北とぴあ」に足を運んだ。この夏一番となった暑さの中を1時間半前に並んで。

 小池晃書記局長の司会で開会。講演の前段、シールズの諏訪原健さん、ママの会の西郷南海子さん、市民連合の広渡清吾東大名誉教授の三氏から来賓挨拶の後、参院選をたたかった候補者が舞台に勢揃いし、新議員となった30代の武田良介、岩渕友、山添拓の3人が挨拶に立つと、会場から割れんばかりの拍手が送られた。

 講演の冒頭、志位委員長は、東京都知事選で、野党と市民の統一候補として奮闘し、134万票獲得した、鳥越俊太郎氏について「大健闘だった」と敬意を表した上で、次の5項目1東京都知事選挙=今後につながる2つの大きな成果2参院選挙の結果=2つの大目標にてらして3今後に生かすべき教訓=(1)野党と市民の共闘について(2)野党共闘攻撃、共産党攻撃とのたたかい4アベ暴走政治を止め、政治の転換を=「だまし討ち」の政治は長続きしない5野党共闘の教訓と展望=の4点について、熱く熱く語った。

 選挙結果が出た当初はマスコミ評も良かったこともあって、がっかり感が強かったが、講演を聞き、会場の雰囲気に浸かり、胸のつかえが取れ、清々しい気分になれた。
 健康に気をつけながら頑張るゾー!

(石神在住・丸山記)

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