2月3日、新座市で初の総合防災訓練が野寺小学校で行われました。
訓練は、防災関係機関、市民の連携と防災体制の強化を図るため、防災拠点となっている学校の校庭と体育館を使って行われます。今年度から、新座市防災組織連絡協議会8ブロックのうち毎年2ブロックの地域で開催する予定です。今回は、第3ブロック(野寺、栗原、石神)の自主防災会と消防団、消防署などの協力で訓練が行われました。
2月3日早朝、東京湾北部を震源とする震度6弱の地震が起こり、交通手段、電気・水道などのライフラインが寸断したという想定で、住民が避難を始めた体育館の鍵を開けて避難所の立ち上げ、避難者名簿の作成、避難所の様子を市の災害対策本部に報告・通信する訓練から始まりました。
その後は、自主防災会ごとにあらかじめ参加者を決めている救急救護訓練、倒壊建物救出訓練、初期消火訓練などの体験型訓練が順次行われ、多くの参加者が消防署隊員の話を聞きながら見学しました。
また、各学校に20ケ所近くあるマンホールに設営できるトイレを組み立てたり、電気設備応急敷設訓練、消防団訓練を見学しました。
展示ブースでは、新座市の防災減災グッズや補助制度の紹介、災害伝言ダイヤルの練習もできました。訓練講評の後、炊き出し訓練で作られたトン汁を試食して解散しました。
528人もの参加者に防災意識の高まりを感じるとともに、「いざという時にはご近所に声をかけるのが精いっぱいでは」という率直な声も聞きました。
今回の訓練を受けての意見を取り入れ、市としてさらに工夫していきたいということでした。
【石島市議 記】
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